見出し画像

なぜ?一般経営者が想いだけでNPOを立ち上げた話①(決算)

5月も明日で終了。となると法人としての税関係もありやっと終了した。
税務関係は税理士さんにお願いしているが、支払いはもちろん自分達の仕事

やっとホッと一息ついたのでアイスティーを飲む。
暑くなってムシムシする日にはコーヒーではなくアイスティーの方がスッキリする感じもしながら…



今期で8期目に突入。簡単にNPOの決算話を分かりやすくお伝えできるかな?と書いてみました。

ふと疑問に思った人もいるだろう。NPO法人なのに税金払うの?問題。
結論から言うと払います。

NPO法人は非営利組織ではありますが、税務上行っている活動が”収益活動”になれば税金を納めるようになります。そうなると普通の会社のように税金を納めます。
とはいえ、利益を出したいために起業しているのとは違って利益はほぼありません。

非営利と営利の違い

簡単にいうと
非営利=利益を出すことが目的ではない。目的は社会課題の解決の為の活動
営利=目的は利益をだして会社を繫栄させより多くの雇用を生み経済を回す。

収益と非収益の違い

こちらも簡単にいうと
収益活動:収入の一部が一般の利益であると思われる
非収益活動:寄付や会費や非収益となる収入などです

日本ではNPO=非営利組織=税金払わなくてもいい。と思われがちですが、収益活動になれば同じように確定申告もしなければなりません。
また、大体が全体のこの部分は収益活動にあたります。という税務署の支持もあるので、その振り分け作業も、一般の企業とは違ってあります。
ここでも振り分け?となった方がいらっしゃると思います。
そう、NPOでは毎年「事業報告」というものを提出する必要があります。

事業報告とは?

管轄所轄庁(お役所)へ今年はこんなことしたよー。こんなお金の使い方したよー。今年はこんな活動したよー。総会ではこんなことを話し合いました。次年度はこんな活動していきまーす。こんな予算考えていまーす。等々毎年資料を提出してOKが出たら、今度はちゃんと自分たちの活動を見える化=HPなどに記載作業。
団体の収支状況も規模もどの事業にいくら使ったか?も分かります。企業ならここまでのデーターを見るとなれば、商工リサーチになりますね。

ちなみにこの報告関係は
「課長この資料提出でいいでしょうか?」
「うーん。こことここ訂正したらOK」
みたいに一日で済むようなことはございません…

NPOって節税対策になる?

基本的に違います。
書類も複雑なうえ、非営利組織。節税対策にするとか面倒なだけ。そもそもNPOになるには所轄庁の認証が必要。さらに認定NPOとなればもっと書類が複雑(ここでは大きな企業が自社利益を困難を抱える人に回そうと思ってNPOや一般社団法人を立ち上げた人達は除きます)
しかも、NPO法に強い税理士や会計士さんでないと、一般の企業と同じようにされてしまいます。私は節税対策になるとは全く思わない。

結論

NPO法人とは活動の目的に沿った活動をするために作られるものである。

○NPO法人は非営利組織である。通常の会社と同じように経費計上もできるが目的にそぐわない活動につかったお金(経費)は経費にはなりません。
○NPO法人には収益・非収益事業という振り分けがある。これは税務署に聞く必要がある。
○NPO法人はとにかく書類関係に手間がかかる。
○NPO法人は手間がかかる作業が多い。

活動の先に社会で何かしらの困難を抱える人や問題を解決する必要がある。必要の為に私たちのようなNPO法人があり、解決することで日本における社会の仕組みを変えていく。ものだと感じている。

最後に

一般経営者がNPOで社会課題をしたい!という想いで立ち上げたはいいものの、やっとこんなふうに一般経営者の人にも話せるようになったお話でした。周りのNPO代表や事務局の方に沢山教えてもらって、困難を抱える人達へ、継続した活動ができることが有難いと痛感している50歳です。良かったら♡よろしくお願いいたします。


☆24時間相談対応「未来へつながる居場所結」・生活支援・就労支援を続けるために寄付をお願いします。月額500円~の毎月サポーターも募集しています☆

☆運営:NPO法人オカヤマビューティサミット☆




本日は記事を読んでいただきありがとうございました。 この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。 よろしければサポートお願いいたします。 これからも皆様の人生がよりHAPPYになるような発信ができるよう努めていきます。