見出し画像

【アドバイスが伝わらない理由】順番が逆!

声を仕事にしています
【現役フリーアナウンサー 幸あれこ】です。


今日は「アドバイスが伝わらない理由」というテーマでお話します。

1. みんながやってしまいがちな順番のミス

「アドバイスをするシチュエーション」っていろいろありますよね。

・上司から部下へ

・同業者どうし

・友達どうし

・家族間



何かしらで人が人の役に立とうとするとき

アドバイスをすることって出てきますよね!


あなたはアドバイスをする立場のときに

悩まれたことはないですか?


・一生懸命伝えているのになぜか相手に響かない

・なかなか相手がアドバイスを受け取ってくれない


とにかく……

「自分のアドバイス伝わってないんかーい!」


ってことないでしょうか?笑


実はもしかしたらそれ「伝える順番が逆」というのが原因かもしれません。


いや、わりとこの順番を間違えている人が

あまりにも多いのでこの可能性大です!!


せっかく心をこめて伝えているアドバイスを

聞いてもらえないのって悲しいですよね。

アドバイスをする時間ももったいないし

だからこそ聞いてもらえるようにする工夫が大切です。



アドバイスをするときって

きっと相手がなにかうまくいっていないことがあるからアドバイスするんですよね。

だからこそこのアドバイスが「助言」というよりは「指摘」になりがちな人も多いです。


「的確な指摘」ってありがたいんですよ。

言ってくれる人がいるってすごいことじゃないですか。

人ってどうでもいい人にエネルギー使わないですからね!


……わたしもずっと言われてきました。

「お前だからこんなにエネルギーを使って言っているんだ!!」


本当だなぁって思ってました。

「でも言い方あるじゃん……!!」

って思うことも多々ありましたね。笑


みんな人間です。

きつい指摘だけだと
後味が悪いことも多いわけですよ。

だから聞き手のことを考えてアドバイスする人は
だいたい「指摘したあとフォロー」します。


たとえば

「○○さん、今回クライアントへの対応できてなかったね。

あんな風にするとクライアントとの信頼関係を失ってしまうからあのやり方はちがうよね。

次からしっかり対応できるようにこれ読んでおいて。

…………まぁ、次やればいいから……さ!
他はできてるから大丈夫!」



たいてい「アドバイスからのフォロー」
という流れなんですよ。


でも……

伝わる話し方としては「順番が逆」なんです!!

2. 話し手も聞き手も損してしまう心理学的理由

心理学的に
「フォローからのアドバイスが有効」なんです。


なぜかというと

人は自分のことをまず否定されてしまうと

とにかく心を閉ざしてしまいます。



つまり自分がうまくいっていない状況のなかで

指摘という名のアドバイスをされると

もうね、つまるところ……

話を全然聞いてないんですよ。


これが「聞いてない」というより
もう「耳に入らない」んですね。笑

そういうものだから仕方ないんです。


だって自分を否定する人からのアドバイスを喜んで「絶対聞きたい!」って思わないじゃないですか。

聞き手にはまず「否定された」というところだけが残ってしまって

そのあとどんなにフォローしてもリカバリーできないんです。


わたし自身、そういう光景を何度も見てきました。

指導が苦手な先輩が
まず後輩に指摘からしまってうまくいっていないのも見てきましたよ〜

「わぁ……逆なのに」と思いながら見ていました。笑


一方、できる人は順番変えているだけ。

それだけでしっかり聞き手に受け止めてもらうんですよね。



では、なぜ順番を間違えがちなのかというと……

どうしてもフォローの定義って
「あとから補って助ける」みたいなニュアンスで
とらえてるところがあると思うんです。

だからこそ人は普通にいろいろ指摘して
あとからフォローしてしまうわけです。

しかし……有効なのは

「フォローしてアドバイス」


いいですか。

フォローしてアドバイスの順番で
断然伝わりやすくなります!

まず相手を認めるんですね。

褒めるんです。

「がんばってるよね。」

「こんなところがすごいと思う。」


ちなみにここでウソをつく必要はないですからね。

本当にあなたが思う相手の褒めどころを見つけて
伝えてみてください。

「相手を認めてあげる」
=「信頼関係を築くアクション」


まず信頼関係をつくるんです。

そしたら相手も

『この人は自分のために言ってくれるぞ』

とアドバイスを受け入れる準備がととのいます。

これはカウンセリングやコーチングの師匠も
常に言っていることです。

何度もお伝えしますが「フォローしてアドバイス」ですよ!

『なぜアドバイスをする側がそんなに考えなきゃいけないの?!』と思われる人もいらっしゃるかもしれませんが……

人はみんなちがいます。

受け取り方もキャパもちがいます。

話し手が合わせるしかないんです。

それにできるなら渾身のアドバイス
相手に届いてほしいじゃないですか♪


相手に伝わらないとき

「この伝わらない原因は聞き入れない相手にある」と思いがちなんですよね。

でも実は話し手のちょっとした工夫で相手も聞き入れてくれるものなんです。

なんでも信頼関係を築くところからスタート。

せっかくのあなたのアドバイスを無駄にしないで
ぜひ相手の心に届けてあげてください!

3. まとめ


今回の学びとしては:

相手に伝わる順番は
フォローしてからアドバイス


ぜひお試しください♪

キミに幸あれ!


▼あわせて読みたい

幸あれこ著のkindle本「現役フリーアナウンサーから学ぶ!やってはいけない話し方〜伝わらない話には共通点があった〜」

【忙しい人必見】積読とさよなら!だれでも読書時間をつくれる方法

【2021年】話し方も人生もアップデートする方法




★ あなたの悩みがなくなる動画目指してます。笑 YouTubeチャンネル

▶︎ 幸あれこのYouTubeを見る


★podcastチャンネル「声を仕事にするラジオ」
あなたの耳に喋りのコツをお届けします♪

※こちらでは博多弁でしゃべってます。笑


▶︎ 幸あれこのラジオをApplePodcastを聴く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?