見出し画像

機嫌よく暮らしていきたい【noteを始めるにあたり】

現在、アラフォー。晩婚、高齢出産の育児休暇中の身。

いまに思うと、20代後半からの10年間、わたしは「結婚すること」が人生の目標になっていたと思う。そして、この10年はとにかく潮目の悪い期間だったように思う。

まず仕事。異動内示が出た際に、先輩から「あそこはメンタルだけは気をつけなさいね」と言われて送り出された。実際にどうだったかというと、やる気や向上心がみるみる衰退するロクデモナイ職場で、しかもスタッフは女性ばかり。無論、素敵な出会いなど望めるはずもない。

30歳を過ぎてから子宮内膜症の発覚。医者からは、子を望むなら今すぐに妊娠しなさい、と。これから彼氏作って、結婚して、妊活するまでに1年はかかるよ、もう30過ぎてるんだから急ぎなさい、と急かされる。焦る気持ちと裏腹に彼氏ができる気配もなく、絶望。

月イチで旅行に行っていた友人とは、方向性の違いにより疎遠に。他の友人は、結婚してるか、彼氏持ちか、遠方かで、誰も遊んでくれない。合コンもむかしの夢。

30代半ばに異動した職場では、激務とパワハラ上司によるストレスで、気づいたら円形脱毛症になっていた。この頃には、気持ちに余裕がなく、トゲトゲ、イライラ、モヤモヤ。

孤独に過ごす曇天の日曜日。一人暮らしの1kマンションは、まるで暗い静かな海原に漂う方舟のようだった。ゆらりゆらり当て所もなく流されながら、ただ漫然と時が過ぎてゆく。婚活パーティーでも徐々にモテなくなってきた30代後半、ああ、もう結婚は諦めよう、別の進路を探ろう。重たい舵を、いよいよ切ろうとしていた。

そんな時、不意に鐘が鳴った。それも超ド級の大音量で。

この人と結婚したい!いやもう、事実婚でもいい!とにかく、この人の隣にいたい!そんな人が突如として、現れた。

そこからは、坂道を転がるようなスピードで(例えが悪いがまさに、そんな実感)、あれよあれよと結婚、妊娠、出産、育児開始。

仄暗い海を10年間漂流したわたしは、はたして安寧の地を手に入れた。その地を与えてくれたのは紛れもなく夫だ。そして、生まれてきてくれた娘だ。恩返しをしたいと思う。でも特別なことは何一つできない。わたしは凡庸な人間。

だから、せめて、いつも機嫌良く暮らしていよう決めた。

妻が、母が、いつでもニコニコしていること。そんな家庭であることが、わたしが今すぐにできる家族への恩返しではないか。

どうしたら、自分の機嫌を自分でとれるかな。仕事が忙しい時、子どもがグズってどうにもならない時、悲しいことがあった時、気に入らないことが起きた時、自分の気持ちをどうやって上げていけるかな。

そんな思考と行動の整理のために、このnoteに活用できればと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?