見出し画像

自分A、自分B、自分C……

去年、ふと「あそこに桜並木があったような…」と思い立ち、立ち寄った場所が超穴場のお花見スポットだった。

2023年の桜

今年も見に行きたいと思いつつ、なんだか時期が読めなくて後回しにしていたら、家から見える公園の桜がいよいよ満開になり。今日の予定がキャンセルになったので、娘を誘ってみたら
「頭が痛いから無理。」
だよねー、気圧ヤバいよねー。
何となく夫に声をかけてみたら、月曜の午後だというのに行くというので(こういう時、自営で年がら年中仕事している人は、だからこそどうにかすきまを作ることができる)、図らずも早速夫婦の時間となった。

桜は満開、相変わらず素晴らしい。お天気がよかったらきれいだったろうな~。

2024年の桜、少し明るく加工した

でも去年より時期が遅いせいか、やたらウグイスが鳴いているのでとてものどかだ。他にも野鳥が鳴いている、何の鳥かわからないけど。今年も見に来られてよかったよ、来年はいい天気の時に来たいなぁ。本当はお弁当でも食べたいところだけど、気を抜くと花粉摂取過多で夜眠れなくなってしまうので、やめておく。

スタバのバースデークーポンが届いていたので、夫と2人、豆を購入がてらランチ。久しぶりにフラペチーノも頂く。
ゆっくり飲みながら夫とおしゃべりしていたら、性格の話になった。

ドライトマトのピザトースト、めちゃくちゃ美味♡

昔、夫はマウンテンバイクで山を走るサークルに入っていたのだけれど、そこに参加していたとある女性が、おとなしくてわいわい騒ぐようなタイプではないのだけれど、人の輪に入って一緒に楽しむことは好き、という人で、サークル活動にはまってとても楽しんでいたそうだ。夫もどちらかというとそういうタイプなので、とても共感したらしい。

カラータイプ®を勉強していると、1人の人間の中に色々な個性があって、時には相反するものがあって自己矛盾に苦しんだり、場所によって印象が変わったりということがある理由が視覚的にわかる。そしてそれが自分の中でも当たり前に起こっているのだとわかると、そのたくさんある個性の中の『今前面に出すとちょうどいい個性』と『今は我慢しておいて別の場所で解放してあげるといい個性』をうまく配置してふるまうことができるようになり、ものすごく生きやすくなる。

その話を夫にしたら、とても腑に落ちたようだった。そして、
「新しいサークルに参加するとか、学校を卒業して知っている人が少ない環境に入るとか、そういうタイミングで『より生きやすい個性の出し方』にシフトできるといいんだよね、長く一緒にいた人たちの中で急にキャラ変するのは、周りにどう思われるか気になる人には難しいから。」
と言っていた。確かに。

私たちはみんな、自分A、自分B、自分C……と、たくさんの自分がチームになって『自分集合体』を作っているようなものだ。どれがよくて、どれが悪くて、どれとどれが葛藤し合って…と考えるととても苦しいけれど、全部自分で、それぞれの役割や意味があって、唯一無二の自分を作っているのだと思えたらずっと楽になる(これはアドラーの全体論にも通じる考え方だと思う)。そのことを10代、20代で知っていたら、もっと生きるのは楽だったかもしれないなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?