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会津ツーリング 景色編 初日


2024.8.17〜19

夏の会津を走った。

いつも旅の後すぐの気持ちを綴る。
少し経つと忘れていってしまう気持ち。

忘れないうちに。
心が高揚しているうちに。

そう思って綴り始めたら
長くなり過ぎて、分けて書いている。

書き始めたら詳しく書きたくなって
ツーリングレポートを兼ねてしまってるんだけど。笑

今回は、景色、観てきたものについて。


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8.17(土)

今日は郡山に泊まるまでの移動日。

手が痛くなるから
今日そのまま磐梯山を走るなんてできない。

最近は左肩の方が痛くなる。
怪我は治ったけど、こうやって残るんだね。


東北道を小刻みに停まりながら、那須へ。

なるべく早く高速を降りたくて
黒磯板室インターで降りる。

降りてすぐを左折。
川沿いを走り、県道53号に合流。

木立の中を走る。

のどかで気持ちいいなぁ

那須が一気に好きになる。
これからの道が楽しくて仕方なかった。


県道53→県道30へ右折。
右は木々。左にとうもろこし畑が続く。

木陰で涼しい。
平らなまっすぐ道も車の後ろにいても
全てが楽しい。

道が細いからかな?
密かな小道感でワクワクするのかな。


途中のどこか。

まっすぐの道
田んぼの稲がすき

周りの風景が全部愛おしかった。

また走りたいな

そう思っていると
急に道らしい道に合流。

グッと車の流れが早くなる。
ぐんぐん下るなぁと思ったら
大きな橋が見えた。

那須高原大橋


V字に切り取られた谷間を
大きくつないで上っていく。

写真撮りたいなぁ

と思ったけど、停まるところはなく。
(実はあったみたいだけど、気づかず)

歩道から下をのぞいてみたかった。



橋を渡ったらすぐ左折。
その後、名もなき道を走る。

何度も分かれ道があり
その度に停まってスマホを見た。

那須バギーワールドの横を抜けた後は
ペンションや素敵なお店が並んでいて
避暑地らしい可愛い道だった。

看板が見えた。
ようやく着いたのがこちら。

砂利の駐車場の木陰に停める。
赤とんぼが止まった。

そーっと撮る


歩いて行ったらビックリするほど
大きな駐車場があった。

車の数がすごい。

この数だけ人がいるのか

恐る恐る進むとやはり…
凄まじい人の群れが渦巻いていた。

人のきれた一瞬で撮る
多分P3に停めた

ちょうどお昼だと思ったけど
お店は待っている人が多く…
名前を書くのを諦めた。

どこでお昼を食べようか

休憩所でぼんやり考えて
出発しようと立ち上がる。

ふとお土産屋さんに入ってみた。
涼しくて生き返る。

食べたいものが見つかった。

少し食べてから行こう

人の多さに疲れが倍増していたけど
なんとか美味しいものを食べて出発できた。


牧場前の道を北上して県道17に合流。
ここも森の中、ポツポツとペンションがあって
趣があったな。

県道17はメインストリートのようだった。

両側に色々並ぶ町の中を過ぎると
大きく右にUターンして橋を渡る。

駐車場があって何か観光できそうな…

ここで、シールドにボツっ!

大きな衝撃に驚く。

鳥の…いや、水っ!?

なぜ?と思いながら
次の左カーブを曲がったら…

雨が降ってきた。

ここからスコールのような雨に見舞われる。

写真を撮ろうとスマホを出したが
濡れてダメになりそうなので
慌ててまたしまった。

だから、雨の写真はない。

路面の熱さを冷やす雨。
白い湯気が道路から立ち昇る。

幻想的だった。 

カッパを着、バイクを発進させる。

白い世界の中。
前は見えるんだろうか。

雨はひどかったけど
幸い看板があって、無事県道290へ右折。

路面の悪さ
濡れた路面
縦溝

三重苦のような峠道を越えると
下りは濡れていないところもあった。

食べていなければ抜けられたのか?

土産物屋で買って食べたことを後悔する。
今日一番楽しみにしていた峠道だったのに。

R289に出る。左へ。

地面はあまり濡れていなかった。

直線を飛ばす。体の力が抜ける。

車の流れが早い。
トンネルをいくつか抜ける。

出た先が素晴らしかった。

やまなみハイウェイみたい

お椀をひっくり返したような
こんもりした山が点在する。

異世界のような不思議な景色。

写真を撮りたかったが
停まるところがなかった。

一瞬で普通の道に戻り、道の駅しもごうへ。

ここは雲海も見られるらしい。

ゆっくりしていたら閉まってしまうので
先を急ぐ。


R289は道幅の広い快走路。
スピードを上げてぐんぐん下っていく。

濡れているのはわたしだけで恥ずかしい。
が、通り雨が心配で下だけカッパを履いている。

R121に出る。
右折してすぐの道を左折。
県道131へ。

集落の中を走る。

途中、工事の信号があり
民家の前で停まる。

マフラーの排気音が響く。

玄関の網戸から中に音が聴こえてそうで
申し訳なくなるくらい、周りは静かだった。

県道346との分岐が心配だったが
なんとか間違えずに進む。

上っていく。いい道だ。
つづら折れもある。

のどかな集落を抜けていく。
森の中に入る。

期待に胸が膨らんでいく。

向かうのにふさわしい道だな

そう思いながら、道を満喫していたら
県道329に合流した。

ガードマンさんに停められる。
駐輪場はあちらとの指示。

向かい側にはたくさんの車が停まっている。
そして、人の波。

バイクを停め
人の波に逆らって坂道を上っていく。

ここは大内宿

人の切れた瞬間に撮った


茅葺き屋根の通りを歩く。
人が多くて上手く撮れない。

先に食べて、帰る間際にもう一度撮った。

もう誰もいない
おそばを食べた店

駐輪場に戻り、周りを見渡した。

青、白、濃い緑

夏だなぁ。わたしの夏の三原色。

でも、日は落ちてきている。
今は17:30。

ここから北がいい道だと聞いていたけれど
タイムアウト。


郡山に戻る最短ルートに変更する。

県道329を東へ。

道が細く、路面が荒れていて
気を使う道だった。

ふもとまで下るとR121へ出る。
左折してまた右折。R118へ。

この道が一番記憶に残っている。

山と山の間をすり抜けるように走る。
少し谷間が開けると集落が現れる。

こんなところに…人が住んでいるのか!?

前後は山でふさがれたような場所。

山がすぐそばまで迫っているので
太陽は山の向こうだ。

ここはもう日がかげっている。
夕闇の迫る時間帯だ。

コンビニも店も見当たらない。

自給自足でしか住めないような
古き良き日本の村の風景を
タイムトリップして見ているような
不思議な景色だった。


目の前に山が迫ってくる。

トンネルなのか!?

思わず手で顔を覆ってしまうような
迫力で近づいてくる山は
左右が少しずれて重なっていることに気づく。

その隙間を縫うように右カーブ。
山と山の間を道が一本だけ通っている。

会津の地形が面白い

山と山が近い
一つの山が小さくて独立している
連なった大きな山脈じゃない

両側からのしかかってくるような
そんな距離感の近い山が次から次へと現れる。

集落を過ぎ、山の隙間を走り
また集落に入る。

人の世界と
人の世界ではない場所を
交互に何度も通り過ぎて
ようやく街らしき風景になってきた。

県道29へ左折。
西の空が美しくて思わずバイクを停めた。

神々しい雲

日の沈んだ後がいい。
刻一刻と変わる空の色を堪能しながら
ホテルを目指した。



1日目で長くなったので…
続きはまた。


2日目書きました。



天気編はこちら


走り編はこちら

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