そして、九州へ
無謀だと思っていた
九州へのロングツーリング。
行けない理由を挙げ
ひとつずつ分析し
対応策を考えて対処していったら
全てクリアしてしまった。
クリアできてしまった
と言った方が正しいかもしれない。
自分が一番半信半疑だ。笑
行ける嬉しさよりも
不安の方が多くなりながら
準備を進めていった。
毎日連続して走らなくていいように
間に走らない日を入れた。
実家に寄る
友だちのところで連泊する
観光をする
これで距離の長い移動を
最大3日間に抑えた。
1日の走行距離を
200km台に抑える。
この間の河津への往復が
混んだ道路での限界の距離かなと思い
200km先で宿泊することに決めた。
ルートを考える。
前に走ってよかったところ
前に走ってもういいかなと思うところ
それぞれ挙げて
頭の中でつないでいく。
初めて行くところは
詳しい人に聞いた。
一緒にルートを考えてくれた人もいた。
とてもありがたかった。
こうやって助けてもらいながら
ルートを考え
泊まる町をおおよそ決めた時
ホテルの予約を手伝ってくれた人がいた。
九州行きを話していたら
「今、ホテル予約したら?」って。
どのホテルがいいか
一緒に考えてくれて
予約するのを見守っててくれた。
ほとんどのホテルはその時予約して
あとはフェリーとここだけだよね
というところまで予約ができた時
としみじみ思った。
このホテルを予約した時
九州行きは現実になったと言ってもいい。
ホテルの予約したら?と
あの時、声をかけてくれて
本当に有り難かった。
心から感謝している。
河津桜を見にいった時
全然楽しめなかったのは
あまりにも抱えている作業が多すぎたのと
確定申告がこれからだったのが
大きかったと思う。
特に、確定申告は
赤字の繰越とマイナンバーでのe-Taxが
初めての出来事で
その不安でいっぱいになってしまっていたからと
終わった今ならわかる。
確定申告は終わったから
あとは、抱えている作業。
これをできるだけ済ませて
ツーリングの道中に
色々考えなくてもいいように
しなければならない。
旅立つ日までの間
毎日毎日パソコン作業に没頭する。
日中は他にやることがあるので
パソコン作業は朝しかできない。
まんがを読むのを最低限にした。
noteを読むのを諦めた。
noteを書くのも時々断念した。
日に日に出発の日が近づく。
毎日こなすことを挙げて
とにかくこなす。一つでも減らす。
それでも終わらない。
パソコンを背負って走る姿を想像する。
重そうだ。
いくら軽い機種だと言っても
ずっと背負っていたら
肩に負担がくるんじゃなかろうか。
そうは言っても終わらない。
ついに、長野に
パソコンを持って行くことにした。
ここで2日間稼げる。
車に積んでもらって
長野で2泊する朝に
終わらなかった作業をすることにした。
そう思って
リアキャリアをずっと調べていた。
でも欲しい形のキャリアが
今、生産休止なのか納期未定とあり
買える見込みがなかった。
リアキャリアは諦めて
昔走った時と同じように
ネットでしばる方法を考える。
ネットでしばるには
バイク側のフックが必要だ。
今持っているバイクには
それらしいフックがない。
さて、どうしたものか。
バイク用品店に行く。
1人で考えてもらちがあかず
頼んで来てもらい
一緒に考えてもらった。
2人だとなんとかなるものだ。
まるで、わたしのバイク用?
と思うようなちょうど良い紐を見つけた。
中古車で同じ車種を探して
フックの位置を確認するなんて
わたしには思いつかなかった。
同じ店舗の2階に行って
わたしと同じバイクを探す。
『ここにフックありますよ』
なんと、ナンバープレートの裏側に
フックがついていた。
サーキットで突起物があると
転んだ時危ないから?
あっけにとられるような箇所にフックがあり
見つけてくれたことが本当に有り難かった。
家に帰り
さっそく紐を取り付けてみて
リュックをしばってみる。
これはいい!
これなら背負わなくてもいける!!
金沢でリュックが重たすぎて
信号待ちで伸びをした時に
バランスを崩して転びそうになったことを
思い出した。
河津桜の帰りに
海沿いの道を延々渋滞に並んで
肩にリュックが食い込んで
とても辛かったことを思い出した。
これでもう大丈夫!
あとは、リュックだけで
荷物を積みきれるか?だ。
この問題がクリアできていない。
前は何を持って行ったんだろう。
昔はタンクバックと言って
タンクに磁石で四角いバックを
貼り付けて走っていた。
探してみたら今もあったが
わたしのバイクはタンクに
プラスチックのカバーがついていて
つかないでしょうねという話になった。
後ろのリュックをバックに変える。
防水性じゃないと雨で濡れるので
もう一度防水バックを見に行った。
またお願いしてついてきてもらった。
昔あった防水バックは今はなくて
箱型の硬いものばかり。
今のリュックは防水なので
これを後ろに積むとしたら…
防水の小さなリュックが欲しい。
探すけど、いいのがない。
ウェストポーチを大きくする?
大きくすると重みで腰が痛くなりそう。
結局、リュックは背負わない。
ウェストポーチは
小さな防水のを買うことにした。
というわけで、荷物を減らす。
入る量があまりにも限られているので
途中で洗濯をするとして
何日洗濯できないのか?を考えた。
最大3日できないから
肌に触れる衣類を4枚ずつ揃える。
上着は一枚。
ズボンは濡れた時用に替えを一枚。
夜寝る時用の服が多い。
全体の半分を占めている。
温度差アレルギーがあるから
薄着では寝られない。
これは仕方ない。
とにかく丸めて小さくして
パッキングしてみた。
防寒用のチョッキが入らない。
パソコンと一緒に車に積んでもらった。
母がランチを食べに行こうと誘う。
友だちからも花見をしようと連絡が入る。
バイクで走る時の服装と
街中を歩く服装はかなり違う。
プロテクターのついた上着は
ゴツくて恥ずかしい。
どうしたらいいのか…
結局、母が作ってくれていたワンピースと
羽織るためのカーディガンを足した。
これで街中を歩こう。
靴は街でも歩けるようにと
タウンユースのものを買ってあったから
ロングツーリングで足元が不安だけど
ブーツは止めてこのまま行くことにした。
さて、パッキングしてみたが
入りきらない。
結局、持っていた小さなリュックを
背負っていくことにした。
上着は
ウィンタージャケット
ウィンドブレーカー
フリースの長袖
母が作ってくれたベスト
ハイネックの長袖
下は
ウィンターパンツ
オーバーパンツ
ジーンズ
ネックウォーマー2種
つま先だけ暖めるもの
つま先ホッカイロ
多分、わかる人は笑っちゃうくらい
着込んでいる。
これくらい着ないと
温度差に対応できないのだ。
なんて繊細な体。
なのにバイクに乗っている不思議。笑
なんだかんだで前日詰めて
当日の朝
ふっと思い出したフェリーチケットを
慌ててリュックに入れて
いよいよ出発することになった。
家族とともに、まずは長野へ。
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