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九州に行くという願い


昨日、事故の経過報告を書いていたつもりが
気がついたら、夢を語っていた。笑


夢というか願い。
叶うといいなぁって思ってた
叶わない希望。


叶わないのは
色々無理難題が多いから。


その難題について
今日は書いてみようと思う。


 🏍          🏍          🏍


①右手が良くない
右手はバイクに乗っていると痛くなってくる。
前は続けて10分しか乗れなかった。

10分乗って1時間以上休憩して
また10分乗る。

サーキットは予選は7〜8分で
決勝は12分くらいだったから
10分しかもたなくてもなんとかなった。


でもツーリングは違う。

一日中走る。
何時間も乗る。

そんなに右手を使っていられない。



ずっと昔に長距離は諦めていた。

だからサーキットでも走れる
バイクを買ったのかもしれない。

HONDA CBR250RR


これは250ccで
最もポテンシャルが高いバイク。

街中で走るにはもったいないバイク。



なぜ、これに乗っているのか?


アクセルがデジタルだから。


多分、今あるバイクの中で
右手のアクセルがデジタルなのは
CBRたちだけなんじゃないだろうか。
(250cc 600cc 1,000ccがある)


普通、アクセルはワイヤー式だ。

ワイヤーで実際に
バイクの部品を引っ張っている。

これが重い。
使うにつれて、どんどん重くなる。

それを右手でひねり続けて
引っ張っていないといけないのが辛い。

それができない。
だから、長距離は走れない。


諦めて20年は経つだろうか。



そもそも、またバイクに乗るなんて。

そんな世界が待ち受けているなんて
これっぽっちも思ってなかった。


バイクに乗りたい熱が
ふって湧いたのは3年前。

うつ病のせいなのか。
それは今もわからない。


②仕事がある
九州に行くとしたらかなりの日数がかかる。
そんなに仕事を休めない。

わたしは子どもの休みに合わせて
仕事を休みにしているので
年に3回、少し長い休みがある。

夏休み 冬休み 春休み


この中で一番長い休みが、春休み。
季節的にも、走るのに一番良い気候だ。

そうは言っても、西日本一周は長い。


③家族の理解
わたしがいない間
物理的に家事をする人がいなくなる。

これをどうするか?

快く送り出してもらわないと
ごはんのたびに、洗濯のたびに
いないことを思い出して
きっとイライラするだろう。

家族が「行ってもいいよ」
と言ってくれなければ
絶対に行くことはできない。


④事故への不安
これが消えなければ行けない。

乗ると事故に遭う確率が増える
乗らなければ事故には遭わない

2年前に遭った事故のトラウマを
払拭しなければバイクには乗れない。


それに、一度事故に遭ったわたしを
家族は信じることができないだろう。


事故に遭わないよう気をつけるから。


この言葉を言えるのは
事故に遭っていない人だけ。

事故に遭っていない人だけが使える
魔法の言葉だ。


気をつけたって事故は向こうからやってくる。

事故に遭わないという保証なんてないんだ。


そのことは、事故に遭った自分が
一番わかっている。

未熟だから防げないのか
身体能力の足りなさから防げないのか
予測が甘いから防げないのか


『事故に遭ったらどうするの?』

その言葉が一番辛い。


⑤周りの理解
色々関わっていることもある。
春休みだからといって
何もないわけではない。

毎月出ている会議
〆切のある作業
指示を出さないといけない事柄

春休みは年度の切り替え時だ。
いつもより色々ある。

みんな済ませて
ここを離れることはできるのか?


考えるとキリがなく
やっぱり無理だよな…と思う。

帰ってくる手段を思いつくまでは
遠い絵空事のようで
希望ですらなかった気がする。


それが、昨日書いたあのフェリー。

あのフェリーを見つけたことで
一気に現実味を帯びてきた。


行ける?
行けるとしたら何をすればいい?


次に、上の難題をどう解決したか
書いてみようと思う。


長くなってきたなぁ。


書くこと自体、ロングツーリングみたい。笑

だけど、これもいつか
懐かしい思い出の一つになるんだろう。



そう期待して。

いつも読んでくれるあなたに
心からの感謝を贈って。


さちは九州に行けるのか?

見守っていてください。







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