九州に行くという願い ②
数えてみると13回乗っていた。
月に2回乗っている時もあれば
2ヶ月乗れなかった時もあった。
右手が治らなかったのだ。
握力が無くなってしまい
菜箸を持つのもやっとだった。
結局、治るまで待っていたら
夏が終わっていた。
昨日は、九州に行けない理由を
詳しく書いてみた。
無理難題が多すぎる。
行けない理由が満載だ。
さすがのわたしも
と思いながらも
遠い夢、かすかな願いだった。
今日は、その無理難題を
もう少し詳しく分析していこうと思う。
無理な理由の検証だ。
🏍 🏍 🏍
①右手のこと
どのくらい休めば、また走れるのか?
旅先で治療なく、自力でケアできるのか?
走行中、何を心がければ痛みが減るのか?
思いつくことは試してみた。
ツーリングで
何分走って何分休めばいいのか?
ツーリング後、何日で回復するのか?
鍼灸にあえて行かず、自力で戻せるのか?
1時間走って1時間休めば
右手は回復することがわかった。
ツーリング後に響かない
乗り方があることに気づいた。
右手の痛みが何なのか?
昔、お医者にかかったけれど
理由はわからなかった。
でも、事故をきっかけに
接骨院に通うようになり
ツーリング後の右手も診てもらうようになって
右手の親指の付け根が
こってしまうのが原因と気づいた。
こる原因は体に入る力のせいだ。
緊張すると全身に力が入る。
力が入ると筋肉が硬直する。
その状態が続くと、こりが発生する。
肩こりは経験ある人も多いだろう。
あの手版だ。
だから、右手の力は入れない。
握ると力が入るから握らないという選択肢。笑
まずは5本指で
アクセルを握るようにしてみた。
普段、わたしはアクセルを
親指と薬指、小指の3本で握る。
人差し指と中指はブレーキにかけている。
何かあった時
すぐにブレーキをかけられるからだ。
これのデメリットは
アクセルを握る指が3本しかないこと。
おかげで親指にかなりの負担がかかる。
これを解消するために
少なくとも高速は5本指で
アクセルを握るようにしてみた。
だいぶましだ。
これなら1時間は続けて走れる。
もう一つ。
究極の持ち方を編み出した。
逆上がりの時、よく怒られなかったかな?
『親指を鉄棒の上に乗せちゃダメ』って。
あの形。猿の持ち方と聞いたこともある。
5本ともアクセルの上に乗せる持ち方。
高速はアクセル一定だ。
(バイクの自動運転を強く願う。笑)
まわした状態のアクセルの上に
手のひらを乗っけておけばバイクは走る。
問題はとっさに
ブレーキをかけられないことくらい。
だから、周りに車がいない時に限られるけど。
つまり、緊張しない。
これに尽きるということ。
緊張の理由を考えてみた。
初めは、事故への恐怖。
バイクにしがみつくように乗っていた。
一度乗ると全身筋肉痛になった。
次は環境への不安。
一番ダメージが大きかったのは
夜の富士山下山。
真っ暗闇で
獣が倒れているかもしれない恐怖で
やはりハンドルにしがみついて走った。
最後は霧に包まれて何も見えなくなり
雨まで降ってきたあの日。
この後、2ヶ月バイクに乗れなくなったんだ。
つまり、怖がって
ハンドルにしがみついてはいけない
ということ。
どんな状況でも
肩から指先までの力は
抜いて走らないと右手がダメになる
ということ。
サーキットで走っていた時は
右手が痛くなる理由がわからず
握力が無くなるので仕方なく
アクセルを開ける方向
手をひねる方向に右手を固定して
テーピングを巻いていた。
そして、基本は全開。
戻す時は手首をひねるのではなく
ひじを前後させて開閉していた。
もう一つ。
千葉で不思議と手が痛くならなかったのは
下道でアクセルを開けたり締めたりしていたから
ではないか?と気づいた。
右手を動かさずに固定していると
親指がこりやすいということ?
そう気づいたから、なるべく
一般道を選んで走ってみた二月の河津。
渋滞にはまると
背負っているリュックが重すぎて
肩までこってくる。
体を支える手まで疲れてくる。
結局、河津後数日は
右手がずっとしびれていた。
渋滞の時は
背中の荷物は軽い方がいいみたい。
これが、本格的に
荷物を後ろに積むことを考え始めた理由。
②仕事のこと
春休みは少し休みがある。
そうは言っても一回は休まないと
帰って来られない。
週に2回だけ
仕事をしているわたし。
自営業だ。
休みを延長すればいいというものでもないので
いつも一緒に仕事をしている人たちに
相談してみた。
元々、ママ友なので
事情を話すと「いいよ」と言ってくれた。
コロナ禍で何度か行けない時があった。
その時の経験で、わたしがいなくても
まわせる力がついたのだと思う。
これで時間は確保できた。
③家族のこと
家族に話してみた。
「いいんじゃない?行ってきたら」と息子。
「長野から直接行けば?」と夫。
娘はいつも人の話を聞いていない。笑
娘の習い事があり
春休みに行こうと話していた
長野への家族旅行の日程をずらした。
春休みの確保できる日数が減った。
長野から戻り、1日は片付けて
翌日出るとしたら戻って来られない。
ここで詰んでしまってジ・エンドだ。
フェリーを使っても戻れない。
そんな時に、夢のような言葉。
「長野から直接行けば?」
目からうろこだ!
それなら、日数が足りるかも!!
夢中で日数を数えてみる。
長野への家族旅行にバイクでついていく
という奇抜なアイデアのおかげで
消えそうだった火はまた
小さいけれども灯り始めた。
検証は続く。笑
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