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バイク事故から29ヶ月    九州ツーリングを終えて


バイクでもらい事故に遭ってから
2年5ヶ月が経ちました。

左鎖骨と肩甲骨は
手術をして2年と5ヶ月。

再手術で鎖骨のプレートを取ってから
もうすぐ1年と5ヶ月が経ちます。


どんな事故だったかご存知ない方のために。


毎月、定点観測しています。

前回のnoteはこちら。


 🏍          🏍          🏍


先月から大きく動いたひと月。

上の記事で書いた願いが
叶ってしまった。

九州に行きたい
19の時に走った道を
もう一度走りたい

その願いは
叶いそうもなかったのに
叶ってしまった。

ひと月で状況は
こんなに変わるものなのか。


九州から帰ってきて
1週間が経った。

何が変わったのか。

頭の中がクリアになった。

面白い。
頭の中がきれいに掃除されたような気分。

パソコンの要らないデータを
全部消して軽くなった感じ。

処理能力が上がった。
判断力も。


旅に出ていたからだろうか。


旅の最中に考えることは
ふだん暮らしている時に考えることとは違う。

道は合っているか?
どんな景色か?

夕方になると
寄るべない気持ちに包まれる。


今日の宿に辿り着けるのか


いつも暗くなるまで
ウロウロしていたので
最後疲れ切った頭で
宿を探すのが大変だった。

道順を覚えられない。

スマホで宿を検索し、交差点名を覚えるのに
スマホをしまった瞬間、見事に忘れてしまう。

頭って疲れると
記憶できないんだね。

笑っちゃうほど
覚えていられない頭をフル活用して
何度も何度も停まってはスマホを見る。

その時の心細さを
旅を終えた体が覚えている。

もう家に帰ってきたのに
夕暮れが迫ってくると
不安が押し寄せてくる。


今日、わたしは
屋根の下で寝られるのか。


そして、思い出してホッとする。

今、家に帰ってきてるんだと。


不思議なことに、毎日夕方になると
寄るべのない不安感が湧いてきた。

このことが一番不思議で
旅の何かを物語っている気がした。


大切な何か。

今、わたしは毎日の生活に
飲み込まれているように見えるけど

違う。

わたしはわたしの意志で
この毎日を過ごしている。

わたしの選んだ道を
わたしの決めた形で
わたしの足で歩いている。

止めることだってできる。

それを止めないで続けようとしているのは
わたしの意志だ。

旅に出たことで
より主体的に自分の人生を歩んでいる
と感じるようになった。

その理由は今はまだわからないけれど

九州に行って帰ってきた

という事実がそう感じさせている気がする。

ひと月後の人生が
まさかこんなふうに変わっているなんて。

同じことをやっているのに
ここまで違った気がするなんて。


2023年3/27(月)〜4/9(日)

14日間の旅。
どの日も印象深い。

もう一度、2週間も
旅に出られるものなのか。

いや。出られるさ。
一度、出られたんだから。

そう思うだけで
心は軽く広がっていく。

noteの記事は
今は、四国の高知県に入ったところ。


あと半分強。
がんばって最後まで綴っていきたい。





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