日本で充分満足な価格でモノづくりできる
私がプロダクトデザイン(製品デザイン)から空間デザインに移行した理由に
大量生産を意識する必要がなく、
価格競争ではなくベストなオンリーワンの追求ができる点
を以前のnoteにも書きました。
私は子どもの頃から安く物を作るには中国、アジア
という概念が常識のように情報共有され、植え付けられてきました。
しかし、本当のところ大量に作る必要がなければ海外に頼る必要はないのです。
安くするために大量につくる、
たくさん売れるために当たり障りのないデザインをする
このやり方が嫌でプロダクトデザインから遠のきました。
もちろんそうではないプロダクトデザインはたくさんありますし、
燕三条に代表される金属製品はクオリティも使い勝手もデザインも素晴らしく価格も全く高くないのです。
例えば株式会社アーネスト
https://www.ar-nest.co.jp/products/a-77310/
絶妙な質感のステンレスの仕上げと使い勝手、形の美しさ、素晴らしいです。
インテリアで言っても作り付けの家具は当然日本で作りますし、
某チェーン店の店舗開発部門の方も海外で家具を作ると品質管理を指揮するのが大変なのと実際に店で使う時の耐久性が全くちがうので日本でしか作らないと言っています。
私が家電メーカーのデザイン部で携帯電話開発にいた時も韓国の携帯電話と日本の携帯電話の耐久実験の結果は全く違い、日本のクオリティは最高でした。
デザイナー観点からしても普通の人が気付かないボタン周りのパーツの細かさや押したときの感触、色の付け方など手間を惜しまず作っていましたが、
韓国のものは安くあげようとその辺りは割愛していました。
日本の素晴らしさとものづくりの力を私ももっと活用し広めたいと思うのです。
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