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台湾名物[臭豆腐]を初めて美味しいと思った😙
台湾の国民食とも言える臭豆腐(チョードウフ)について少し調べてみました
台湾にいらした方の誰もが嗅いだことのあるあの匂い、
夜市などに行くと必ず漂っている[臭豆腐]の匂いはご存じの方がほとんどだと思います。
[臭豆腐]得意!という方はどれくらいいらっしゃるでしょう。
先日、友人に「とても美味しい臭豆腐があるから食べに行こう!」と誘われました。
これまで、沢山の台湾料理を食べてほとんどのものは“大好き”という私ですが、唯一、食指の伸びなかったものが臭豆腐!
やはり、あの独特の匂いが鼻についてしまっていたのです。
台湾に住み始めてしばらく経った頃、台湾在住の日本人の友人に、串に刺して揚げた臭豆腐が結構美味しく食べられると教えてもらいました。
以前住んでいた家の近くにその串刺し臭豆腐のお店がありチャレンジしてみました。
うーん食べられないことはないけどやっぱりちょっと😅という感じ。
まあすすんで食べることはないかなと、これまでは自分から臭豆腐に近づくことはありませんでした。
でも、今回の台湾人の友人の誘いは
“隣の県の花蓮の有名店が宜蘭にもできていて絶対に美味しい!”との強烈なオシ!
私も“よし!チャレンジしてみよう!”という気になり誘いに乗りました。
じつはその日は美味しい牛肉麺屋さんでお昼を済ませた後だったのですが、まるでデザート屋さんに寄る感じのお誘いです。
そのお店は我が家の割と近くにあったのに私はそのお店の存在に気づいていませんでした(無関心だったのですね😐)。
大きな店構えです。
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メニューは至ってシンプル
臭豆腐の大か小
この左に進んで品物を受け取り席へ
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60元(300円)
店のメニューは[臭豆腐]のみ!
大か小を選ぶのみです。
いったい何人入れるかなという席数、50-60人あるいはもっと入れるかな。
臭豆腐だけを食べに来るお客がどっとやってくるんですね。
お店に入ってすぐの感覚は
“あー!臭豆腐の匂いだー。”
まあ、覚悟を決めていたので
広くて綺麗な店内へ。
この日は時間が3時頃だったので人はそれほど多くありませんが
みなさんの食べている様子を見ていると、ほとんどの人が大盛りの臭豆腐を抱えて、野菜を挟みながらもりもり美味しそうに食べています!
臭豆腐を愛する台湾の人々の様子を目の当たりにして私も“さあ!食べるぞモードに😅”
これまで臭豆腐について
しっかり調べたこともなかったのですが、臭豆腐がどのように作られているものなのかを検索してみました。
上記のWikipediaによると
臭豆腐は豆腐を発酵させて作られ、長沙、南京、紹興、台湾などの軽食の一つで、世界各地に広まっていますが、製造方法や食べ方は地域によって大きく異なります。臭豆腐は塩分が高い食品ですが、発酵食品に多く含まれるビタミンB12が豊富に含まれている
生産工程
臭豆腐は、もともと味のない豆腐を自然発酵させた発酵食品で、台湾の伝統的な浸漬液は、アマランサスの古い部分を米のとぎ汁に浸し、室温で6か月間発酵させて作る特別なものです。
しかし、地域や食べ方が違えば、製造方法や完成品も大きく異なります。新竹食品産業発展研究所は、臭豆腐を生産できる数種類の細菌株を培養し、臭塩水を培養する発酵期間を1か月に短縮し、臭塩水発酵細菌を組み合わせて臭豆腐を製造することができた。
製造工程などで20年以上前に衛生上の問題が発覚したこともあったようです。
現在では製造工程の衛生面の問題はしっかり管理がなされているものと思われます。
栄養面ではかなり優れた部分もあるようです。↓
上記の栄養情報によると
各種乳酸菌、ビタミンB12、アミノ酸、ファイトケミカル(免疫力向上などの働きをする物質)などが豊富なことがうたわれています。↓
(下記に貼ってみました)
1.乳酸菌:
ラクトバチルス、ケヤコッカス、カンジダ、ペディオコッカス・アシディラクティシなどが含まれており、糖を発酵させて乳酸を生成し、消化管の機能の維持に役立ちます。また、塩水を作る過程でpH値を下げ、好中球性または好アルカリ性の悪玉菌の増殖を抑制します。臭豆腐の独特の香りと風味は乳酸菌によって生み出されます。
2.ビタミンB12:
ビタミンB12は主に動物性食品に含まれていますが、大豆製品の発酵プロセスによりビタミンB12の含有量が増加し、神経系と赤血球の健康を助けることができます。
3. アミノ酸:
臭豆腐の原料は大豆で、大豆にはアミノ酸、特に「必須アミノ酸」が豊富に含まれており、ベジタリアンにとっては肉の代替としてたんぱく質を補う手段の一つとなっている。
4. ファイトケミカル:
大豆には発酵後に遊離イソフラボンや大豆サポニンなどのさまざまな機能性成分が含まれています。
上記記事には
「臭豆腐そのもの、そして一緒に食べる塩漬けの野菜から塩分摂取が多くなりがちなので、食べる量や回数を考慮しなければいけない」という
栄養士からのアドバイスも書かれています。
栄養的に優れた面もたくさん持つ[臭豆腐]、独特の味、香りが台湾の方達の国民食となっている所以ですねー。
臭豆腐の食べ方は
揚げる、焼く、蒸す、鍋などの方法があり、食べる時は酸味のある台湾泡菜という漬物や麻辣醬などと食べます。
臭豆腐独特の匂いは
高温で調理することで和らぐとのこと。
慣れない人には油で揚げる調理方法が一番食べやすいようです。
ということで、今回私がトライした臭豆腐も揚げたものでした。
5-6cm角の豆腐がカリカリに揚がって二つに切ってあります。
たっぷりのキャベツの泡菜と甘酢大根が添えられています。
この豆腐に野菜を挟みつつ食べます。
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豆腐の中身はそれほと柔らかくはないけどフワッとした感じなので野菜の甘酢がしっかり絡み、カリカリ感も伴ってなかなかの美味しさです。
匂いはほとんど気になりませんでした。
店内に入ってすぐは少々匂いがしていましたが、いつの間にかその匂いも気にならなくなっていましたね。
こうして、私の台湾料理の美味しいものが一つ増えました。
今回のチャレンジで
臭豆腐への壁を乗り越えました!
今度近くの日本人友人を誘ってまた行きたいと思っています😃
おまけの話
台湾旅行にいらした方、小吃のお店に入った方はテーブルの上でこれを見たことがあると思います。
これは、箸袋が扇風機の風などで飛ばないように挟んでおくもの!
そしてその土台は栓抜きになっているスグレモノです!使い込まれていて渋いですね。
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このお店の箸袋には日本語で“おいしい”と書いてあったのも楽し😁
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