見出し画像

女子大生、写経に挑戦する

だんだん温かくなってきた3月、日本に帰ってきてしばらく経つというのに大好きな京都に行っていないことに気づいた。
天気予報を見てみると次の日が晴れだったので、京都散策を決行することにした。数えきれないくらい行った三条から七条あたりがいいかなと思ったけど、せっかくなら初めての場所に行ってみたいなあと思ったのと、人が少ないところがよくて色々調べてみた。
そしたら「写経」という文字を見つけた。おもしろそうだなと思ってやってみることにした。

私が行ったのは雲龍院というお寺で、1500円で写経とお抹茶と拝観ができた。
写経は本格的で、お清めとして丁字っていうグローブ?みたいなのを口に含む、塗香っていうお香のようなものを手に塗る、洒水っていうお清めの水を頭にちょんってしてもらうのスリーステップを経て、写経を始める。すでに始めている人が3名ほどいた。
般若心経が薄く書かれた紙の上から朱色の墨でなぞっていく。なぞるだけ!!簡単!!とかやる前は思ったけど、これが意外と難しい。私は小学生の頃の習字はめちゃくちゃ苦手だったし、筆遣いはへたくそだった。なんとか丁寧に書こうとゆっくりと時間をかけて完成した初めての写経。

般若心経をなぞった

ぱっと見、よくできてる!と思うかもしれないが、しっかり見てみると文字と太さが均一じゃなかったりして、全然うまくないことがばれてしまう。
ただ写経はうまいへたとかの次元じゃないのだろうと思うことにした。うまいに越したことはないが、写経をしている間はなにも考えずにただ字を書くことに没頭できるので、頭をスッキリさせたい人にはおすすめできる。あと願い事を書くところがあるので、なにか叶えたいことがある人も行ってみるといいかもしれない。

残念なことに私は仏教についての知識がほぼ皆無で、そもそも般若心経とはなにかあまりわかっていない。そんな私でも写経体験は楽しむことができたので、なにか違ったことをしたい人や新しい経験をしてみたい人は是非チャレンジしてほしい。

蓮華の間

ちなみに今回訪れた雲龍院は駅から徒歩で20分くらいの場所で、遠いけどその分とても静かなので参拝だけでもおすすめです。桜と紅葉の時期は混むかもしれないので、写経に集中したい方はその時期を外すといいかもしれません…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?