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美味しいのはチュロスだけじゃない!ブニュエロスが結構いけるのにマイナーすぎて納得いかない!

チュロスというお菓子は、日本でもそこそこ知名度があります。これは、スペイン発祥の揚げ菓子ですが、実はチュロス(churros)の他にも、スペインには美味しい揚げ菓子があります。それは、ブニュエロス(buñuelos)です!自分で揚げ物をするのが嫌いなので、今回はレシピ記事ではなく食レポです。揚げ物は買うのが楽!!!

ブニュエロスとは

ブニュエロ(buñuelo)は、小麦粉で揚げるものを全体的に指しますが、ここでいうブニュエロスはスペインのバレンシアで一般的なbuñuelos de carabazaです。これは、カボチャ、小麦粉、砂糖などを使って作る揚げ菓子です。

チュロスが細長く絞り出す形なのに対して、ブニュエロスはぽわっとしたドーナツ形です。

そして、ブニュエロスは季節ものです。基本的に2月中旬の火祭り(Fallas)の時期に食べる習慣となっています。その頃には、露店がたくさんでて、ホットチョコレートと一緒に買うのが一般的です。露店で買う揚げ菓子は、チュロスかブニュエロスかの2択です。それなのに、ブニュエロスだけ、マイナーすぎる!

ブニュエロス自体は、10月から5月の頭ぐらいまでの間、扱っているお店では買うことができます。1個単位でも買えますが、ダース(12個)か半ダース(6個)で買うのが基本です。ダースで6ユーロ前後(780円くらい)です。

ブニュエロスのおすすめの食べ方

お店で買うと、砂糖をたっぷりふりかけてくれますが、Sachaは白砂糖はかけないようにしています。なぜかというと、そのほうが本来の味が分かるからです。揚げる油の質が落ちているとき、ちょっと焦げ気味のときなど、砂糖でかなりごまかされてしまいます。(あと、健康にもあまり良くないので。)

といっても、砂糖なしで食べるのはとりたて美味しいわけではなく、黒砂糖(azúcar moreno)を袋でもらって適当にふりかけて食べるのが好きです。チュロスと同様に、ホットチョコレートにひたしながら食べるのが、スタンダードな食べ方です。

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最近、持ち帰りで買ったものはなんだか色が微妙。(おばちゃん、ちょい焦がしたよね!)

ホットチョコレートは家でも簡単に作れます。粉状のチョコレートを買うといろいろ使えて便利です。

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チュロスは、もう何年も食べてないですが、ブニュエロスは年に一度は食べたい心境になります。季節の食べ物だからですね、きっと。2月になって火祭りの季節がやってきたら、「そういえば、ブニュエロ食べたいな」と思う感じです。

パンデミックの影響

2021年もパンデミックで火祭りが中止となったので、いつもその時期にだけ開いていた市内のブニュエロスのお店もなく、寂しい限りでした。このお祭り期間中は、爆竹を鳴らしまくるのが風習であるので、あるとあるで街中がうるさすぎて、ちょっと迷惑な一面もあるのですが、ないのも寂しいものです。

火祭りの季節にバレンシアに来ることがあれば、チュロスの他にもブニュエロスという美味しい揚げ菓子があることを思い出してください。

以上、現地リポートでした。

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