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実は、パニック障害を乗り越えた過去があります。

この事実、あまり公にはしていないが、実は私が小学校6年生の時、学校を半年ほど休んでいる。

当時は原因不明だった。

謎の吐き気。

息が苦しくなり、とにかく動悸がすごい。

そして、身体が食事を受け付けない。

学校に行っても、授業中気分が悪くなってしまうのだ。

給食時間になると、しんどくて胸騒ぎまでしてくる。

でもお腹は減るから、午後まで体力が持たない。

とてもじゃないけど、学校に行けるような状況ではなかった。

中学になってもその症状は続き、学校にはちゃんと行っていたものの、部活は休みがちだった。

もちろん、先輩からは目をつけられ、「アイツはサボリ魔」と嫌われた。

症状が改善し始めたのは、先輩が部活を引退する中2の終わり頃で、徐々に部活にも参加する活力が湧いていった。

2年近くかかり、少しずつ、食べることも苦痛と感じないようになっていった。

無事、第一志望の高校にも合格した。

高校へあがる頃には、すっかり改善していた。





当時は「パニック障害」という言葉を知らなかった。

大人になってから、ニュースで知ることになる。

症状を見ると、全て昔の自分に当てはまることばかりで、その時は本当に愕然とした。

もっと早く知りたかったなと、思う。

当時は胃腸障害だとばっかり思っていたので、どの内科に行っても検査は異常なく、本当に原因不明だったからだ。

そりゃそうだよね、って話です。

簡単に言うと、パニック障害は"思考"がキャパオーバーになり、脳がオーバーヒートすると症状が起こる。

繊細で、感受性が敏感、真面目な性格な人に起こりやすい。

11歳でパニック障害を経験し、7年経った18歳の時、全てを把握し、悟った。

この7年間は思春期でもある。

本当に本当にしんどかったが、乗り越えられたからこそ今の私がここに存在しているわけだし、こうやって経験談を書き、後世へ伝えることもできる。

この辛さは、経験した人しかわからないけど、今まさに、絶賛悩んでいる…という人に届いてくれたら本当に嬉しいと感じる。





まとめていく。

パニック障害は、たった1回でも発作的なことが起こってしまうと、生涯付き合っていくことになる可能性が非常に高い。

そうなると、パニック障害とは何かをまず知る必要があるし、自分はそうなんだと受け入れる必要もあるから、最初はとてつもない難儀を要する。

ただ、そこから10年20年経つと、パニックになりそうな引き金(トリガー現象)が起こっても、「あー。発作くるな。きそう。」と段々分かってくるので、対処はしやするなる。

なりやすい、なりにくいも、その人の性格でしかないので、私もうまく付き合っていきたいと思う。

ちなみに、現状、心療内科等でお薬などはもらっていません。

ピーク時は、「デジレル」「デパス」などの抗不安剤を飲んだりもしていたが、それも期間は半年ほど。(眠くなるのが嫌でやめたw)

上手に付き合っていくしかないね、というお話でした。

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