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「残雪」「猫の子」☆記憶の中の景色

岡田 耕さんの記事で、私が普段書いているアカウントの方で書いた
俳句をご紹介いただきました♪
ありがとうございます!!

自分の句を鑑賞していただけることに本当にびっくりしましたが、
コメント欄のお言葉がものすごく嬉しかったです♪

貨物列車の句は、その長さや連結するときの音を詠んだのはありますが、色を詠んだのは初めて見ました。作者の独自の発見で、これが選んだポイントでした。
次に、遠くの山と近くの貨車のコントラストで景に奥行きを感じられました。
残る雪と貨車の黒のコントラストが鮮明です。
もう一つ、貨車が「山から来る」という端的に省略された表現が詩的に効いています。
着眼のポイント、構図、色彩、表現のどれも押さえられていて、一枚の絵を見ているようです🐥

コメント原文「山より」→「山から」にさせていただいています♪


「端的に省略された表現が詩的に効いています」
というところで、
自分では普段あまり詰め込まないようにと、何となく意識している部分が、
そういう風に効いてくるとまでは気が付いていませんでした。
とても学びになりました。
ありがとうございます!

そしてこちらのアカウントで報告忘れてましたが(笑)、
俳句ポスト前回「山眠る」の方は
「山眠り孔雀の羽は生え揃ふ」月石 幸
中級 並選
いただけましたが、「雛祭」は落選。


しかし同じく夏井いつき先生の「俳句生活」に
初めて投句した「猫の子」
「猫の子や閉店中の直売所」 月石 幸
人選
をいただきました♪

投句先を増やして良かった(笑)。
そしてなんとなく投句先を増やしたことにより、
どんどん試してみようという気持ちになったのが嬉しい。

今回の三句、たまたま
どの句も共通点は私が小さい頃見た景色や聞いた音から。

その時は意識していなくても、こうして大人になってから
思い出す風景が特別な景色ではなくて、
ごくありふれた日常の景色であることに、
少し驚く。
単に「日常」の方が多いからなのかもしれないけれど(笑)。

今見ている景色は、どんな景色が記憶に残っていくのだろう。
今見ているのに、今は意識していない景色。

文字にしてみると何だかおかしなことになっているけれど(笑)。

とにかく見える景色や聞こえる音が増えたのは確か。
なんといっても俳句を始めたのだから。

そして同じものが目の前にあっても、見え方や感じ方は
人の数だけあるのだと思う。
だからこそ俳句を作るのも読むのも、どちらも面白いのだと思う。

最近の勉強は、
雑誌の投句欄の句を一つ一つ読んで、
知らない言葉、何となく分かるけれど曖昧な言葉を
きちんと調べて句帳に書き留めておくこと。
平明な句が好きだけれど、私の場合、平明な言葉さえ
知らないことが多いので(笑)。

ただ、調べたくなる言葉とそう思えない言葉があることに
気がつきました。
それはやっぱり平明であるか、そうでないかの違いのようです。

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