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起業家育成プログラムで5日間シリコンバレーへ③

グループワーク「私たち女性が社会で活躍するには」

今回のプログラムでは5つのグループに分かれて、グループワークも並行して行っていました。
その中で私たちは、「私たち女性が社会で活躍するには」をテーマに5日間過ごすことにしました。
このテーマに決めたのは、グループメンバー全員が女性だったことからですが、
特にさくらこは、母が起業していることや両親が夫婦別姓の形をとっていることなどから、女性の社会における立場だったり、女性の社会進出に関心がありました。

日本における女性活躍

私は渡米前に、日本で働く女性起業家の方々にアンケートをとりました。

そのアンケート結果によると、
起業し働く中で女性であることによる困難を感じているという方が64%もいらっしゃいました。
また、日本の女性就業率のグラフにおいては、M字型曲線を描いており、近年底は上がってきているものの出産・育児期である年齢において、就業率が低下するということも分かりました。

シリコンバレーにおける女性活躍

そして渡米後、シリコンバレーで女性の社会進出を支援する事業をしている日本人の方や、日本の会社からワーキングホリデーでシリコンバレーに滞在中の方、また現地のmeet upに参加して出会った方やUCバークレーの学生など、プログラム中にお会いしたたくさんの方にお話を伺いました。

そこから、シリコンバレーは日本に比べて多様な人たちが平等に働くことができる環境であるということがわかりました。
女性と男性がお互いに尊重する気持ちがあることが、日本との最も大きな違いであると感じました。

しかし、お話を聞いていく中で、シリコンバレーでも、白人主義の名残や、資本主義、学歴などによって、格差が生じていることがわかりました。
多様性が比較的認められやすい場であるシリコンバレーにおいても、格差を感じている人が、女性に限らずたくさんいることも知りました。

グループワークを経て

グループワークをしていく中で、女性活躍のためにっていう目的自体違うのではないかと思うようになりました。
女性が活躍することが目的ではなく、男女問わずみんなが平等に働ける社会にすることが目的なんです。

そうして私たちが出した結論は
「みんな人間やん」です。笑

みんな同じ人間なんです。

もちろんぞれぞれの格差を解消するための政策や事業も必要です。
でも目的を見失いかけているものも多くあるのではないかと思います。

管理職には何割以上の女性を入れなければならないとかいう規定が生まれ始めてますが、それで女性の格差をなくした気になっていませんか。
女性が社会進出するためには必要なものではあるけれど、根本の解決にはなっていないことに気づいていない人がいるのではないかと思います。

そもそも、キャリアウーマンとか女性起業家とか、なんでわざわざ「女性であること」を表に出すんでしょうか。
キャリアマンとか男性起業家とか言わないのに。
(ここでもさくらこは、"女性の起業家"と表記しています)

そういう世の中がおかしいんだと声をあげていかなければいけません。
それができるのは私たち女性だと思います。

プログラム内でのグループワークの最終発表の際にも、発表後にある男性から、「これって女性の意識の問題なんじゃないですか」と。
あの時の女性陣のヒートアップしている様子はなかなかでした。面白かったです笑

さくらこたちにできること

やっぱり今の社会では、私たち女性が声を上げていかないといけないのだなと。
それが女性活躍というテーマにおける本当のスタートです。
今回私たちは、5日間という短い時間では
ここまでしか辿り着けませんでしたが、この5日間で考えたことを日本でも忘れず、この輪を少しずつ広げていけたらなと思います。

International Womens Dayのmeet up

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