見出し画像

マイペースにも程がある。

note更新全然できておらず、気づけば受験が終わり、大学生になり、実家を出て一人暮らしをしてました。
流石に書くことありまくりなのでまた更新していきます。

とりあえず、受験の話を。

高3の夏、第一志望校が消える


もともと、指定校推薦で行けたらいいなと思ってた大学があって、成績判断に使われる高3の1学期まで、テストだったり提出物等の評定に関係することを頑張ってなんとか最低基準には達した。
指定校推薦は毎年見直しがされるから、夏頃まで募集の詳細はわからないし、去年まであった学校がその年にあるとは限らない。でもまあ、さくらこの目標の学校は過去5年間何の変更もなく毎年募集が来てたから、あるだろうと思っていた。
だがしかーし、なんと2023年度の指定校推薦の枠から外された。びっくり。
一般で行けるようなレベルではなかったから、指定校で挑戦してみようって思ってたのに、向こうから去っていった。
だからもうこれはそういう運命なんだ。他に行くべき場所があるって示されてるんだって思うことにしました。

第2の第一志望校

指定校推薦で出そうとは思っていたものの、その一校だけに賭けるのはあまりにもギャンブルすぎるので、総合型推薦(自己推薦)で受験できる大学も探していた。
すると、かなり面白そうで受験しがいがある学校を発見し、受験することに。
指定校とは違い総合型は志望理由書等が必要なため、大学のことをたくさん調べ、なぜ自分がその学校に行く必要があるのか、何をどのように学びたいのかなどを分析する必要があった。そういう作業のをする中で、指定校で受ける学校よりも行きたいという気持ちが強くなっていった。そしてちょうどその頃に、さっき話したように指定校が消えたので、第2の第一志望校に決定した。

自分と向き合い書き続けた夏休み

第二の志望校は、総合型推薦を最初に取り入れ始めた学校ということもあって、かなり推薦に力を入れており、その分素晴らしい超ハイスペック高校生が集まる。
だから、推薦といえど、全く簡単なものではなくて、準備がめちゃくちゃ必要だし、ハードルもものすごく高かった。
夏前から推薦専門塾に通い始め、ひたすら自己分析と大学の情報収集をして、必要資料を作成した。
ただ、塾の先生の持つ受かるためのテクニックなどを信用しきれなかったり、逆に全てを真正面に受け止めすぎて、さくらこのものとは離れてしまったり。
常に頭をフル回転させて、それを言語化し文章としてアウトプットする毎日で、二度とやりたくないぐらい大変だった。
そして夏休みが終わる9月の初めに出願した。
試験は、一次試験の書類審査と二次試験の面接があり、一次に合格しなければ二次には進めない。
自身があったわけじゃないけど、一次試験は受かってるだろうと信じていた。
でも、ダメだった。10月の中頃に一次試験不合格の通知が。
かなりショック。その大学に行けないことはもちろんだけど、夏休みの頑張りが全て無駄だったと思い、精神的に大ダメージを負う。。

自暴自棄になる2ヶ月間

第一志望校に落ちて、行きたい大学も大学に行く意味も見えなくなったさくらこは、もうどうどこでもいいから大学生になれたらいい、そんな考えになり、とりあえず似たような方向性で受けれそうなとこを受けよう精神に。
もちろん、毎回この大学が第一志望って思いながら全力でやっていたけど、だんだん自分のやりたいことがわからなくなってくるし、大学に求められること、大人に求められることを探すようになってしまって、かなりしんどかった。
そして12月上旬、推薦での受験を諦めた。

12月中旬、第3の第一志望を見つける


さあ、どうしよう。
推薦準備にほとんどの時間を使っていたから、受験生らしい勉強はしてなくて、もう前が見えない。
そんな中で、なんとなく興味があった美大を考え始めた。
両親ともに美術に縁のある人だったから、「美大なんかいって何するの」なんていう反応はなく、むしろかなり背中を押してくれていた。
とは言っても、絵なんか全く描けないに等しいさくらこが受験できる学科は限られているし、目的なくとりあえず美大というブランドに惹かれて入るのは違うと思っていた。
そんな時に、美大だけど絵を描けなくても入学することができ、しかも美術全般に触れた上で社会に生かすことを目的とした学科を見つけた。クリエイティブイノベーション学科というところ。魅力的すぎる。もうこれだって思った。

さくらこ、受験生になる。

一般受験に切り替えた12月、ついに受験生らしい勉強を始める。
正直、試験のある2月まで2ヶ月もなかったから、間に合うかなって不安もあったけど、もうやるしかない。
学校も自由登校期間になり、1人で黙々と勉強する毎日。
意外にも、ずっと答えのない書類作成ばっかりやっていたから、答えのある問いの方が楽しくて、全く苦ではなかった。
この時期になると、推薦で大学が決まる同級生も増えてきて、そういう情報が入ってくることはしんどかったから、友達とは会わないし、連絡も取らないし、SNSも制限してた。完全なる個人戦。
たまにどうしようもなく不安になることもあったし、ストレスで体調は常に悪かった。

受験


そして迎えた2月。第一志望のほかに併願校3校も受験した。
どれも東京の大学。推薦の時から関東の大学しか考えてなかったし、この場に及んでも、関東の大学しか受けなかった。関西にいても世界が広がらない、面白くない。とりあえず知らない場所に1人で出たいと思っていたから。
どれも1人で新幹線に乗って行った。そして、そこそこの手応えを感じて帰ってきた。
そこから合格発表までの2週間、受かってるだろうという謎の自信とだめかもという絶望の感情ジェットコースターな毎日を過ごしていた。

2月半、合格

さくらこの高校は、2月の中頃に卒業式がある。一般受験の結果がちょうど出たり出なかったりする頃。卒業した気になれないと思いながらも出席し、とりあえず高校は卒業した。
そして卒業式の2日後、第一志望の合格発表日。家でひとりぼっちでスマホを握りしめて見た。

合格

やっと見れた赤い2文字
こうして、無事第一志望校に合格。
この時はここが本当の第一志望校だって思ってたし、今思い返しても一番行きたい大学。
周り回って、でも自分の本当にやりたいこと、根底にある気持ちを強く持って挑んだ受験。逆転勝利だったと思ってる。

今思うこと


何が言いたいかって、自分に正直になるって大事だなって。
自分の直感をもっと信じていいんだって思えた、学びの多い受験期間でした。
今まで自分の実力を過信していたけど、初めて現実の自分を知れたし、一つ大きい何かを乗り越えられたような気がしていて、すごく意味のある期間だったと思ってます。
こうやって思い出して文字にしていくことが、なんとなくやりたくなくてできなかったけど、今、自分の外に出せるぐらいに、毎日楽しいし充実してます。
過去の自分を褒めてあげたいし感謝しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?