『オタクコンテンツはなぜ失速してしまったのか』について

はてな匿名エントリーに投稿された

が、はてブでホットエントリーになっています。この方の指摘はアニメに限定したものになっていて、そこに限定すれば失速しているのは事実だと思います。その部分に関しては話題になった片渕須直監督のインタビューと被る話で、僕も記事を書きました。

ヒロアカや新海誠作品(オタクコンテンツと言えるかどうかはおいておく)など海外でもヒットしている作品はありますが、本題記事の方が指摘するように技術的な面は別として、海外のクリエイターに深く影響を与えるような作品、あるいは作家というのは殆ど新しく出てきていないと感じます。

元記事や片渕監督のインタビューの反応として、老害と言われるのは仕方ない面はあるとしても、00年代以降、それなりに世界的に名の知れたアニメーション監督として挙げられるのが、今敏、湯浅政明、片渕須直、ギリギリ神山健治(敬称略)、10年代以降になると新海誠監督ぐらいという状況はちょっとマズくない?という危機感は持ってもいいんじゃないかと思います。まあ、アニメ含めた映画業界の問題もありますし、90年代も名の挙げられる方は数えられるるほどで、そんなに状況変わらないかもしれませんが。

要因としては、片渕監督や、僕の記事で言及した山本寛監督が指摘するような、ある種のタコツボ化してしまっている問題があります。根本として、山本寛監督も自身の番組でも語ってたりしますが、ビジネスは大事というのは前提としても、お金になると踏んだ大してアニメを愛していないようなハイエナが業界に跋扈し、まともにクリエイターを育てようとしなかった、あるいは出来なかった。オタク(アニメファン)もそれを放置してしまったのが大きいと思います。

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