広島市からの開示。花よりも気になることが

先月、8月6日安倍首相が広島市内で行った記者会見について広島市に開示請求を出していた件。
先日、開示文書が届きました。

市が作成した記者会見の設営に関する<内閣総理大臣記者会見場の設営についての確認事項>と、会場となったホテルから6月21日に市に宛てて出された会場使用にまつわる<見積書>が出てきました。

広島市/見積書

広島市/確認書

今回の開示請求のテーマとしたのは、首相の机に置かれていた花についてでしたが、これは会場の設営に当たったホテル側が市に<演台装花:10,000円>と見積もりを出したもので至極まともな発注となっています。この価格が面白いことになっていないかしら…という私の浅はかな期待は空振りに終わりました(笑)

一方で、このふたつの文書を細かく見ていくと色々興味深いところがあります。

ネットの記事を見ると、この記者会見は記者からの質問は事前に通告されていた4問だけに限られ、追加質問を認めることなく16分間で打ち切られたということでした。この見積書を見ると会場となったホテルのホールは10分しか使うことを想定していなかったことが分かります。
基本的なところで、わざわざ広島で記者会見を開いて10分だけって…
政治家の会見とはこんなものなんですかね?

参加者は付き添い含めてこんなに沢山

加藤勝信/厚生労働大臣
鈴木馨祐/衆議院議員・外務副大臣
正林督章/厚生労働省健康局長
本清耕造/外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長
河村建夫/衆議院議員(山口3区)
寺田稔/衆議院議員(広島5区)
冨岡勉/衆議院議員(長崎1区/九州ブロック)
平口洋/衆議院議員(広島2区)
岸田文雄/衆議院議員・党政務調査会長(広島1区)
ほか、広島県知事、広島県議会議長、広島市長、広島市議会議長、県・市関係者、補佐官、秘書官、参事官、事務官、外務省・厚生労働省関係者

事前に準備された卓上プレートの項目を見ると、政府・行政側でこんなにたくさんの人が参加しているのか・・・と驚いてしまいました。

1か月で色々変わる

この会見が開かれてから1か月、安倍首相は辞任を表明し、参加者のひとりである岸田議員は今月行われる自民党総裁選に立候補。
この会見の頃には思いもよらなかったことが起きています。



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