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【石橋みちひろ】参議院選挙投票の前に、ぜひ知ってほしい比例代表候補!/2:本人がスペースに登場、充実のQ&A

参議院議員石橋みちひろさんの魅力を、応援している一般の方々が語るTwitterのスペースの内容を、文字起こしとしてお送りする1本前の記事の続きです。

前回の記事は、こちらからご覧ください。

こちらがスペースです。録音も残されています。

2018年から当事者の立場で石橋みちひろさんと一緒に活動してきた派遣かふぇ主宰:yuraraさんが、石橋さんとの出会いやその活動などについて語り終えたところで、石橋さん本人がまさかの登場!
石橋さんもスピーカーに参加し、Q&Aが始まります。

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以下、石橋議員の思いや問題意識、国会議員の活動の具体などが伝わる充実のQ&Aです


yurara:3度目の立候補をするかどうか迷ったと聞きました

石橋:最後にもう1回挑戦させてもらおうと最終的に決断したのは、皆さんの声なんです。
これまで本当に色んな分野で、派遣の問題、非正規雇用の問題、外国人労働者の問題、難民の問題だったり、障害者の皆さんの問題にも取り組んできましたが、残念ながらこういう分野で本当に本気で取り組む議員はそんなにいないんです。派遣かふぇも続けさせてもらって、こういうことをしっかり国会でやる議員は本当に必要だと皆さんに言っていただきました。
それがすごいすごいすごい力をいただき、最終的にもう1回頑張ろうという後押しになったんです。

yurara:任期が終わるまでは、参議院の経済産業委員長でしたね

石橋:去年の臨時国会から経済産業委員長をやっていて、それで国会質問に立てなかった(注釈:主要委員会の委員長は、中立性を確保するため他の委員会で質問をすることができない)ので、それはそれで残念でした。
最近多くの皆さんから、「最近質問に立ってませんね」と言われるんですが、「委員長やってると質問に立てないんです」と。残念だという声を上げていただくのは、それはそれで嬉しいんですけどね。

yurara:委員長も大役ですもんね

石橋:大事な職責です。経済産業委員長というのは、これだけの物価高、コロナで痛んでしまった日本経済や国民生活の全てに関わる委員会なので、この1年間はすごく大事な議論をリードさせていただき、その職責をしっかり果たしたいという思いでやってきました。
質問に立てない一方で、委員長としての役割を果たさせていただけたことに頑張ってきたという思いはあります。

yurara:野党議員でも委員長になれるんですか?

石橋:なれるんです。議席数で委員長の割り当てがあり、例えば立憲民主党でも数人は委員長のポストに就けるんですが、その中でも経済産業委員会の委員長というのはランクが上で、これまで頑張ってきた立場でこのポストを担えたことは野党の中ではありがたい位置づけです。だからこそ、しっかりやろうという思いでこの1年やってきました。

yurara:国会での活動範囲が、経済から厚生労働まで幅広いですね

石橋:関わりがありますから。派遣の問題や非正規雇用の問題は、翻っていえばこの20数年間の、いわゆる新自由主義的な経済社会政策の中で、悔しいけれども企業が人を大事にしない企業経営、そういう政治が進められてしまいました。そういう経済政策が原因だとすれば、経済産業委員会もそれに深く関わってきたわけですから。
この20数年間やってきたことが日本や国民生活にとってよかったのかと言われたら、今の状況を見れば間違っていたことは明らかだと思います。それを正し、変えていくことは、厚生労働委員会での労働法制という観点でも、企業経営や経済という観点でも繋がっています。
人を大事にしない、働く人たちを大事にしなくなってしまった結果が、むしろ今のような経済の弱体化を招いてしまった、と僕らは思っています。だから、それを変えていくには、労働法制の強化はもちろんですが、合わせて企業経営、経営や経済のあり方も含めて変えていかないと、もう1回立て直していかなければならない・・・という意味でいうと繋がってるんですよね。

yurara:自民党が人を大切にしていないという意識、それらが繋がっていると考えているのですか?

石橋:正直に言うと、自民党の中にも僕らと割と思いが近くて一緒に取り組んでいる議員はいるにはいるんです。非正規雇用の問題でも、自民党に一生懸命呼びかけて非正規雇用対策議員連盟も作り、そこには自民党の議員さんも加入して、一緒に非正規雇用問題についての議論をやってきたんです。
自民党の中でもそういう人たちはいるし、僕が議員になる前に、長年ILO(国際労働機関)で仕事してきましたが、ILO活動推進議員連盟という超党派の集まりにも自民党や公明党の与党の議員も参加して、色んなことをやっています。問題意識を持ってこのままではいけないと思ってくれている議員も中にはいるんですが、残念ながら多数派ではなくて自民党の中では少数派に留まっています。残念ながら、多くの自民党の議員の皆さんは、どうしても経済界の言うこと、経済的に力のある人や、影響力やお金を持っている大企業の経営者・・・どうしてもそういう人たちの方ばかり向いてしまうんでしょうね。
だから、もっと色んなことを前に進めたいんですが、それができないのはやっぱりこういう政治状況だから・・・。だから僕らが頑張らないといけないんです。

yurara:支持母体が違うので、どうしてもそうなってしまうんですね

石橋:変えていきたいんですけど、でも、それは選挙でしか変えられないんです。派遣かふぇでも多くの当事者の皆さんに参加をして頂いて、皆で議論してきましたが、本当は政治に一番声を上げていただきたい皆さんが政治から一番遠いところにいて、政治になかなか声をあげていただけない・・・
特に、非正規雇用で頑張っていただいてる皆さんや派遣の現場で頑張っていただいてる皆さんは、政治的に声をあげたら皆さんの雇用そのものに影響が出たり、派遣切りにあったり雇用契約を切られたりという状況にあるから声をあげられず、だから政治から遠のいてしまう。
僕らはそこが大きな問題だと思っていて、当事者の皆さんにこそ声を上げていただきたいし、政治に参加参画をしていただきたきたいし、本来あるべき政治をみんなで一緒に作っていきたいと思うんです。
だから、派遣かふぇのような場が大事だなと思うのは、一緒に議論して政策に声を上げていく、こういう営みは本当に大事だからです。今後もぜひ続けていきたいと思っています。

yurara:今度の「派遣かふぇ」Twitterのスペースでも、参加者の方から質問もしてほしいです

石橋:ぜひぜひ! 僕らは、2015年の労働者派遣法改正、改悪のその後の影響がどう出ているのか、働き方改革関連法の同一労働同一賃金で、派遣先均等・均衡方式で、派遣の皆さんの処遇改善に全く繋がっていないのではないかとか気にしています。
そういう問題は、厚労省の統計データも残念ながら非常に不充分だし、現場の実態をなかなか把握できていないんです。だからこそ、現場の実情や実態がどうなっているのか、当事者の皆さんの声を聞かせていただける場は必要だと思っているんです。

ガッツ隊長(スペースのホスト):先日の個人演説会で、yuraraさんと僕さんは多分同じところで泣いてしまったんです。人を大切にするという気持ちが向けられているのは、あらゆる人に対してである。労働組合(石橋さんの支持母体)だけじゃなくて、派遣の人だけじゃなくて、日本人だけじゃなくて、海外の人まで。全員を大切にできなかったら、国は発展していかないというところが心に刺さりました。その思いがすごく伝わって、泣いてしまいました(笑)
(注釈:私もこの個人演説会をYouTubeで見たんですが、実は同じあたりでちょっとウルウルきてたんですよね・・・(笑))

石橋:限られた時間で皆さんに思いを共有したいということで、ああいう形でお伝えしました。僕はもともと労働組合の出身ですが、組合の皆さんにも言うのは、組合の皆さんだけが幸せな社会なんてあり得ないんです。日本で頑張っている全ての皆さんが安心して暮らし、働いていける社会こそが、組合の皆さん含めて全ての皆さんが幸せになれる社会ということだと思います。自分達だけがどうこうという話じゃないよね、と。この20数年間というのは、自分だけ、特定の人だけとか、利益、関心、利害の政治がされてきた結果、その裏側で多くの皆さんが安心して働けない・・・頑張っても報われない、頑張っても普通に暮らしてもいけないという状況を作り出してしまった。僕らは政治の責任として猛烈に反省すべきで、これから政治を変えていかなければならないという思いを共有させていただきました

ガッツ隊長:「つながって、ささえあう社会へ」というキャッチフレーズもすごく好きです。これは立憲民主党の最初のフレーズと似てますね

石橋:僕は立憲民主党にパクっていただいたと思ってるんですけどね(笑) 僕は2010年が初当選ですが、初挑戦の時に2009年から準備をしていました。僕たちが皆で目指すべき政治、目指すべき社会はどんな社会なのかというのをワンフレーズでどういう表現が一番皆さんに伝えられるか、色々考えて悩んだ上でこれにしようと決めたんです。
この20数年間の、人を大事にしない、人の繋がり、支え合い、みんなで豊かになるという思い、残念ながらそういうものを大事にしない政治が進められてしまったことに対して、それは違う、みんなで繋がり合い、支え合い、みんなで豊かになる、みんなで幸福を享受できるような社会・・・これこそ僕らが目指すべき方向性であり、そういう政治を作りたいよねという思いを込めたもので、この12年一貫してそれを変えずに、とことんこれを目指していきたいということで、今回も引き続きこのメッセージで選挙戦に臨んでいます。
これを目指していくのが僕自身の決意であり、思いであり、みなさんとの約束なんです。


この個人演説会が本当に素晴らしかったので、字幕を付けてアップしています。(なぜか発言・字幕と動きがズレているんですが、直し方が分からなかったのでその点ご容赦ください)


リスナーから質問:ヘイトスピーチ問題について強い興味を持っています。党としてのヘイトスピーチ規制についての考えを聞かせてください

石橋:人種差別も含めて、人権問題が日本は本当に弱いので、民主党時代の頃から僕らは問題意識をもっていて、国内の国際人権規約などに基づいて国内の人権法を整備したいし、人権侵害に遭ってしまった方をきちんと救済する機関の創設も、思いを同じくする仲間とずっと目指して取り組んできましたが。でも、これも正直いうと、自民党の反対でなかなか進んでおらず、僕らもそれを突破できないのは本当に申し訳ないと思っています。
ヘイトスピーチ解消法もできましたが、もともとは禁止法を作りたくて、侵害した人達には罰則をもって対処できる形にしたかったんですが、これもなかなか数の力を突破できず、まずは解消法からスタートしようということになりました。
一定の前進はあったことはよかったと思っていますが、それでも残念ながらヘイトスピーチや様々な形での人権侵害はなくならないし、人権侵害はやはりもう一歩踏み込んだ形で、禁止規定をもった法律を施行していくべきだと思います。救済機関もきちんと整備すべきだと思っているので、思いを同じくする仲間と努力を続けていきたいと思います。
これは、日本国内、国外もそうなんですが、それぞれが尊重し合い、一緒に力を合わせて共に生きていく社会を作るということだと思います。外国人労働者の問題や、差別禁止、技能実習制度を抜本的に改革する話、難民の保護・・・そういうことを合わせて取り組んでいるのは、根っこのところは人権、差別、排除というものがない社会を作りたいという思いで頑張っているので、これからも国会の中でやらせていただきたいと思っていることです。

それに対する答え:当事者としての本音を言うと、スピードが遅いというか、議院内閣制の中でどうしても与党が強くなってしまいます。もどかしくも思いつつ、これからも応援していきます

石橋:もどかしいのはその通りだと思うし、僕らも悔しいという思いで一生懸命努力をしてきました。国会はどうしても最終的には数の力で通るものと通らないものが出てきてしまいます。でも、与党の中でも同じような問題意識を持っている議員はいるので、人権侵害はなくしていかなければならないという思いを同じくする仲間を増やしていく努力もしながら、1日も早くそういう環境ができるような取り組みをしていきたいと思っています。
あとは、皆さんの後押しが大事なので、ぜひ応援していただければと思います。

ガッツ隊長:ここ最近でも、自民党の会合でLGBTQのことでとんでもない文書が配られるということがありました

石橋:信じられないけど、ああいうことをやっているから・・・本当に悔しいね・・・

リスナーから質問:教育の中身が右傾化しているのが問題だと思います。その中には偏見を助長するようなこともあり、教育基本法を改正してからすごく教育現場がおかしくなっているような気がします。そのあたりの対応をどう考えているか教えてください

石橋:問題意識は同じです。そういう動きは、自民党のとりわけ右側の人達にはありましたが、やはり2012年12年以降の第二次安倍政権の中で、教育基本法の改悪含めて進められてしまいました。その流れの中で、教科書問題もご存知の通り、右傾化が進むような教科書を採択する運動が各地で行われたりして、歴史的な認識が大きく変えられてしまいかねない状況が作られてしまいました。僕らの中でも問題意識を持ちながら、なんとかその流れを止めていきたいと国会でも取り組みをしてきました。でも、これも結局議員立法で対案を出しても、結局数の力で残念ながら審議すらしてもらえないという状況がこの間続いています。
でも、多くの自治体議員さん、自治体側の皆さんの努力もあって、一時期、僕らからするとすごく問題のある教科書の採択が多くの地域で進んでしまいましたが、それがひっくり返されてきたという傾向も生まれています。多くのみなさんが思いを共有していただき、歴史的に正しい、人権認識を否定するような教科書や教育の流れには抵抗していこうという思いを共有していただいた運動の結果で、そういう流れも出てきています。現場で頑張っている皆さんとの連携や協力を国会でもしっかり持ち、誤った認識を子どもたちに教えるような教育はなんとしても防いでいくという動きを僕らもしっかりしていきたいです。
こういう動きを止めていくには、国会の中で数の力にこれまで負けてきたけど、それをひっくり返せるような国会での力を持っていかないといけないので、それができる形を作っていかなければなりません。

質問:入管での面会の支援活動をしています。まずはお礼を言わせてください。石橋さんたちが作った難民問題に関する議員懇談会ができてから、現場の人間からするとあれから状況が変わったと思っています。それまで助けてくれる議員さんは、立憲民主党、日本共産党、社民党の皆さんの中にもいましたが、グループができて、国会で入管に抗議をしてくれる大きな存在ができて、ありがたいと思っています。
難民等保護法案、入管法改正案も短期間ですごいものを作っていただき、あれが自民党、政府案に対する対案だと思いますが、私達にとって目指すべき目標ができた、あれを実現するんだという思いでいます。

(注釈:石橋さんはこの難民問題に関する懇談会の会長を務めています。この本人Facebookの記事が詳しいです)
https://www.facebook.com/i.michihiro/photos/a.759668650776905/2967586843318397/?type=3

石橋:この問題にずっと取り組んできた議員はいるんです。僕も初当選以来、難民や収容の問題に取り組んできました。でも、これまではそれぞれが個々の議員が取り組んできて、バラバラなところがありました。でもそれではダメだ、皆で力を合わせて、大きな流れを作っていかないといけないということで呼びかけたら、野党から思いを同じくするそれなりの議員が集まりました。議員懇談会ができて、まとまって力を合わせると大きな流れができるということを僕自身実感しています。
現場で尽力いただいている多くの皆さんが、収容者に対する支援を献身的にやっていただいていて、課題を一番ご存じなのはそういう皆さんですから、僕らもそういう方々と繋がって、皆さんの声をしっかり聞いて、じゃあどういう制度にすべきなのか、どういう形を目指すべきなのか・・・ 
2019年に大村入国管理センターでナイジェリアの方が餓死された、あってはならない事件が発生して、これはもう根本的に変えていかなければならないという思いを共有しながら僕が法案の素案をしたためて、かなりの議論や準備をした上で、去年2月に議員立法として法案提出したものです(注釈:難民等保護法案・入管法改正案)。これもやはり現場の皆さんの声が大事なんです。それを形にすることができたのは議員懇談会で皆が集まって力を合わせた結果で、みんなで作ってきたことだと思っています。
だからこそぜひ実現したいと思っています。
(注釈:この難民等保護法案・入管法改正案は、今年5月に石橋さんが中心となって、よりブラッシュアップされた形で、立憲民主党・共産党などが共同で参議院に改めて提出されています。
こちらの記事が詳しいです
https://cdp-japan.jp/news/20220422_3554 )

ガッツ隊長:石橋さん、最後にひとことお願いします

石橋:本当にありがとうございます。突然入らせていただきましたが、こういう場を持っていただけていたこと自体本当に嬉しいし、ありがたいです。普段なかなか声を上げていただけない、なかなか発言ができない、政治とどうしても遠いところにいる皆さんにこそ声をあげていただきたいし、僕らに現場の実態を聞かせてほしいし、色んな場合、ツール、やり方で声を聞かせていただく場を持ちたいし、僕の方からも色々厚労省が言ってることや政治のことも共有させていただきながら、一緒に作っていくのが本来あるべき政治の姿だと思うので、今後も皆さんと思いを共有しながらやっていきたいと思います。
そのために、重ねてになりますが、僕らは選挙で勝たないと国会で活動できないし、お役に立てないので、まずは7月10日の投票日まであと後半戦に入りましたが、皆さんと一緒に発言できたり活動できる議員は絶対に必要だと思いますので、その役割を果たせるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。頑張ります。

yurara:投票用紙の2枚目は・・・という話は、もうしてもいいんですよね? 石橋さんに投票しようと思う場合は、2枚目の比例投票用紙に「石橋みちひろ」と書けばいいんですよね?

石橋:できましたら、それをお願いします。

ガッツ隊長:国会ファンによく言われる「ビシバシ」じゃないですからね(笑)

石橋:ビシバシだと無効票になりますから、石橋でお願いします(笑)

ガッツ隊長:ちなみにあの「2枚目の・・・」の画像の名前はどなたが書いたんですか?

石橋:あれは僕が書いたんです。
(注釈:この字のことですね 笑)

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ガッツ隊長:これは豆知識なので覚えて帰ってください(笑) 
全国比例は本当に好きなシステムで、自分の日本で一番好きな政治家の名前が書けるのがいいなと思うんです。選挙区のいい人というのももちろんあるけれど、比例代表は、全国の中で立候補している中で一番好きな「推し」の名前が書けるというのは、参議院選挙の比例しかないんです。
人を大切にする政治、石橋みちひろさんをよろしくお願いします。


石橋みちひろ公式サイト

https://www.i484.jp/


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