なぜ私は放出賛成派なのに薄めれば良い、に反対するか

はじめまして。サブ井カル郎です。
このnoteを読んでらっしゃる方にまず言っておきます。私は処理水海洋放出賛成派です。皆さんと同じです。
昨日、有名な方に引用リツイートした後引用され、レスバなどをしてプチ炎上みたいなことになりました。
反射的に反応し書き込んだため論理が甘く、考えをまとめられてない状態でしてので変なことを書いてしまいました。すみません。

なのでこれから、まとめた私の考えを述べていきたいと思います。ただ文章を書くのが下手なため読んだとしてもわからない、となるかもしれません。あらかじめ謝っておきます。

主に私が伝えたいこと、言いたかったことは2つあります。1つ目は科学について。2つ目は倫理的なことについて。

1つ目、醤油一滴をプール一杯に薄めればコップで掬い取って醤油の味がするか、しない。これは良いです。ただこれをそのまま放射性物質、トリチウムにも当てはめて良いのか、そこが不満で今回引用リツイートしました。
トリチウムの性質については私をバカにするツイートがたくさんありましたがもちろん知ってます。三重水素のことであり酸素分子と結びついて水分子を構成します。半減期は12年ほど。自然界にも存在し宇宙線によって毎日発生しています。
とまぁ…これ以外にも知ってますが大体こんな感じ。それでトリチウムも濃縮されていれば有害です。薄めれば無害。私が「毒」と置き換えて言ってしまったため私自身が混乱しへんなツイートをして有名人に晒されてしまいました。いやーつらいっすね、同じ陣営に叩かれるの。私は普段保守的、右寄りな発言してるんですけどね。フォロワー500人もいないんでご存知ないでしょうけれども。

それで、塩やら水やらなんやらと比較されて散々バカにされましたが致死量について。科学的に動物実験や人体実験を経て様々なものの致死量、そして国による規制の基準量が決まるわけですが、それを信じてええんかな、と思います。信じたとしてもそれで良いんかなと思います。
トリチウムの場合、生物学的半減期などもありややこしいですが処理水を放出する際は基準量よりもかなり薄くされます。ただその基準量、信じて良いのでしょうか。過去にはタバコは危険とされず、危険危険と騒がれてもアメリカの医薬局でしたかね、認めずに何年も経ってようやく肺がんやらなんやらの原因となりうると有害性を認めてます。アスベストやフロンガスは夢のような物質ともてはやされて断熱材、冷媒として多く使われたわけですが前者は健康被害、後者はオゾンホールの原因物質とわかり世界的に規制されてます。まぁ、フロンガスは今でも規制が緩い国で垂れ流しですけどね。
そして放射性物質については研究し尽くされておらず未だわからないことだらけです。この量なら安全だと科学的に言われても、その量よりも少なくしたから良いとも信じて良いのでしょうか。もちろん基本私は信じています。というか信じざるを得ません。私をバカにしてきたツイートの中で息もするな何も食べるなと言われましたがその通りになるので。
放出賛成の方々は保守的、右寄りな方が多いと思います。それは現実主義的な人とも言えます。リスクがあったとしても便利ならば、そのリスクを冒してでも使用するでしょう。ですから私のこのnoteを読んでも私をバカにされるようでしたらあなたはそういう人で私の考えと相入れない人ってことです。

トリチウムについて、動物実験などで死なない、健康被害もない、とされて。実は一見平気に見えるが検査してもわからない部分で病気にかかっている。という可能性もあるわけです。何十年もかかって発症する病気があるくらいです。考える価値はあるのでは?
国が出した報告書であれ有名大学が出した論文であれ、疑うことが必要だと思います。御用学者という言葉がありますが、政府が関わってなくても研究者本人の意思が介在する研究結果は多々ありますし、なんなら学会で1番偉い人の意思が邪魔をしている時だって多々あります。がんの免疫治療の歴史を見ればすぐわかります。
致死量以下だから大丈夫、そんなことを言い出したら塩も水も〜というのも、それらとトリチウムを同列に扱って良いのか、と思っているし致死量以下だから安全というのも信じ切るのはどうか、と思っています。
二酸化炭素や塩や水はほぼ研究され尽くしてきましたが、トリチウムなど放射性物質に関しては研究がされ尽くしていません。同列にして良いとは思えません。
原因不明な病気は数えられないほど存在します。がんだって自分の体の中で毎日発生しているわけです。それがトリチウムのせいではない、と否定はできないでしょう。肯定もできませんがね。まだわからないので。

トリチウムが他の水爆実験やらで大量に放出されている。他の原発が垂れ流しているから大丈夫、という理論も「みんながやっているから良い」「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という理屈であり、私は良いと思いません。

将来、何があるかわかりません。放射性物質については100年ほどしか研究されていないのです。
やってから何か問題が起きた時、科学的には大丈夫だったから、では済まされません。社会的には済まされますが。それを保証できるのでしょうか。

2つ目、倫理的な問題。1つ目の科学についてをスルーしたとして、倫理的にOKかと思うんです。ケガレ思想とも言われましたがまさにそう。それです。
あなたが教師、人の親、人の子、部下だったとします。処理水を薄めた水が入ったコップを生徒や子供や親や上司に出せますか?え?上司には出せる?恨んじゃダメです。
ここで「ああ、誰にでも飲ませられるよ」と答えられる人なら、まぁ…良いです。常識的に考えて少しおかしいと思いますがね。

おそらく少し躊躇したのでは?そこを私は言っています。いくら科学的に安全と言われても、それを飲めと言えるか。海に流したら薄まるからと、全世界の人達に向けて堂々と涼しい顔で言えるのか。
私に対しては半笑いを浮かべて批判してきた人達も、Twitterだから言えるんでリアルで出来る人は限られると思います。

え?出来る?そんなケガレは無駄なダメな思想だと。ふーむ…
ならば何故原発は田舎の海沿いにあるんですかね。
原発を東京や大阪のど真ん中に作れば良い。冷却水がいるというなら東京湾や大阪湾を埋め立てて作れば良い。科学的に安全とされる基準をクリアした設計、建築をして建てれば良いじゃないですか。送電する際20%程が無駄になるそうです。田舎から都会までとても長い距離を送電線で送るくらいならほぼ0距離で送電すれば良い。
冷却水や今回の処理水だって工業用水や飲料水にすれば良い。何故しないんですかね。費用がかかる?みんなで飲んで安全を証明すれば風評被害がなくなるし良いじゃないですか。

という話です。今回の放出が正しい、安全というならば都心に原発を作るのを説得できるんじゃないですか?出来ないんです?

とまぁ色々言いましたが現実的ではないですよね。その現実的、も難しい。
もし海洋放出しなかったらタンクの維持に費用がかかる。風評被害がなくならない。地中に埋めるとしても地震や地盤沈下などにつながる恐れがある。
まとめきれないくらい色々あるわけですが、現実的、で納められれば誰も苦労しません。世の中の流れは現実的かどうかで大体動いてますけどね。

リスクがあっても便利ならば、そのリスクを無視できるならば無視して利用する。それが保守的な、現実主義的な考えです。私だってトランス脂肪酸が含まれているマーガリンの入ったパンを食べますし添加物の入った食品を食べます。
ならええやんというツッコミもされましたがまぁ、それとこれとは別で。
冒頭の醤油〜への批判を私はします。ただ流されます。それだけです。私はこれは正しいと思いますがあなたは正しいと思わない。国は思わない。放出される。わかりきったことです。私は放出賛成派ではありますが、それは現実的でないから、であり薄めたから平気には批判をします。もちろん風評被害がなくなることを祈っていますし、作るつもりはありません。

それをわかっていただければ嬉しいです。
もう一度言いますが私は普段保守的な、右寄りな考えを持ちそういう発言をします。今回私を批判してきた方々も私がフォローしている人達と知り合いである人達が多かったですし、私がフォローし、普段ファンである方2人に引用リツイートで晒されました。そして仲が良かった人にリムられました。

それでは。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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