タトゥーにいい印象が無い理由

日本においてタトゥーが良い印象を持たれない理由はいくつかあるだろう。

単純に日本では入れ墨が罪人に施される罰の一つであったこと。
つまり 入れ墨=犯罪者 の歴史的経緯がある。

海外ではタトゥーは重要な文化だ、文化を尊重しろ!
といった論法をたまに見かけるが
ならば入れ墨を忌避するのは日本の文化であり
日本では日本の文化を尊重すべきということになる。
そもそも他国の文化を尊重するためにいれるのではなく
自分のファッションとして入れたいから入れるように思え
他国の文化を盾にして自分の欲求を満たそうとしているようにしか見えず
気分が良いものではないだろう。
当然海外からの旅行者などは尊重すべきだがそれを
安易に利用しようとしても理解されることは難しいだろう。

ただ上記の点については時代の移り変わりとともに
薄れていくものだと思うのだが、もっと根本的な話として
タトゥー肯定派は実際に素行の悪い人物が多い。
という事があると思う。これは筆者個人の主観でありそんなことは無いよ
という人も多いと思うのだが、少なくとも筆者の個人的な人間関係では
そう感じることが多い。

そしてネットなどでも肯定派は攻撃的な事が多い。
これはそもそも否定派が肯定派に対して攻撃的で見下すようなコメントを
投げつけることへの意趣返しなのだとは思うのだが、
上記のように文化的に「悪いイメージのもの」であるわけだから
それを肯定する際にたとえ売られた喧嘩であっても冷静で紳士的に対応すれば多少は印象も違うであろうところも感情的に反撃しては印象が悪い。

世間は タトゥー肯定派 タトゥー否定派 の2勢力の対立ではなく

ゆるく静かなタトゥー否定派、または無関心(おそらく大多数)
タトゥー否定派
タトゥー肯定派

の3勢力だ。の人にはが同じに見えているのではないだろうか?
現実的にはから見ては大差なく共に「攻撃的で迷惑な存在」に見えている。
つまりの間には大きな隔たりがある。

あなたがなのであれば、攻撃的なには冷静に対応し、
おそらく大多数であるにタトゥー肯定派は品行方正で社会に有用な存在なんだと思わせるのが一番の近道だと思う。

最後になるが私自身はタトゥーになんの魅力も感じないのでとくに一般的になってくれなくても困らないが、入れたいと思う人間がいるならばそれを
無闇矢鱈に否定する社会は良くないと思っている。

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