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集中力がすべてを解決する/樺沢紫苑著

note、初投稿です。読み専だった私が、大きな一歩を踏み出しました。

樺沢紫苑先生の「集中力がすべてを解決する」を読みました。
読書感想文コンテストが開催されており、多くの方が感想をnoteに投稿されていますね。
読書感想文なんて書くのは数十年ぶりですが、私も挑戦してみようと思いました。

この本を手に取った理由は、集中力が昔と比べて落ちた、集中できなくなった、と感じる場面が増えたからです。特に仕事や、週末の勉強タイムにおいてそう感じるようになりました。
昔(学生の頃)は、かなり集中力があり、それに比例するように高い成果を上げることができていました。しかし今は違います。

加齢のせい?テレワークだから?なんとなくスマホは悪影響そうだな、といつも疑問に思いながらも、日々の忙しさに追われ、この問題から目をそらし続けていました。

このまま集中力を回復できなかったら、年齢を重ねても何も成し遂げられない。思い描いたような人生からは遠ざかってしまうという危機感から、集中力が落ちてしまった理由を探り、少しでも集中力を高めるためのヒントや気づきを得たいと思いました。

私は本を読むときに付箋を横に置き、印象に残ったことがあればそのページに付箋を貼って読み進めるようにしています。
そして、1冊の本から1つの学びや気づきを得られたら儲けもの、という気持ちで読書に取り組んでいます。
この本を読み終えたとき、付箋の数は20を超えていました。

そのなかでも特に印象づけられた3点をお話ししたいと思います。

1つ目は、スマホは想像以上に集中力に影響しているということです。
うすうす、スマホが集中力に悪影響を与えているような気はしていましたが、本書に掲載のスマホと集中力に関する様々なデータを見て、スマホが集中力に与える影響に衝撃を受けました。
一度スマホを操作すると集中力を取り戻すのに15分かかる!
机の上に置いてあるだけで悪影響!
ただ、ただ、恐ろしすぎました。スマホは便利なので、今更手放すわけにはいかないですが、付き合い方を考えていかなければなりません。この日からすぐに「通知オフ」は設定しました。

2つ目は、睡眠です。
私は、終業後にもやりたいことがたくさんあります。そのため、毎日就寝は午前1時、時には2時を回ることもありました。翌朝の気象時刻は午前6時半。そんな生活を毎日続けていました。
この生活、ほぼ毎日徹夜で仕事をしていたようなものだったのですね。自分は睡眠時間が短くても問題のない人間と思っていましたが、大きな間違いだったようです。これは、読んだその日から睡眠7時間の確保を開始したことは言うまでもありません。以降、朝の仕事開始の時の眠気と、午後の昼下がりの眠気がかなり軽減しました。

3つ目は、資格試験は脳が冴える、ということです。
この言葉にとても勇気づけられました。私は資格取得に興味があり、現在はWordやExcelの資格試験に取り組んでいますが、収入に大きく直結しない資格を取ることに意味があるのかと思い悩み、勉強が進まないこともありました。
勉強による脳トレ効果が、脳を活性化させると知り、今からまた勉強を開始したくなりました。

この本に出合い、集中力を高めるヒントを多く得ることができました。しかも、どれも日々の生活に取り込みやすいものです。これらを少しずつ自分の生活に当てはめて、検証し、自分に合うものを探していきたいです。

また、まだ少ししか取り込んでいないにもかかわらず、仕事のオンオフに明らかにメリハリがつきました。夜型生活から、早く寝る生活にシフトしたことで、仕事後の余暇の時間としては短くなったはずなのですが、時間が深くなったというか、とても充実しているように感じます。
この時間に、今後何を入れていき、自分の生活、人生をどうしていくか考えることが、今とても楽しいです。

私のように集中力に少しでもお悩みの方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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