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桜のつぼみは春へと続く

家を出ると、制服に赤い花の飾りをつけた学生がたくさん歩いていた。なるほど、どうやら今日が卒業式だったらしい。私の母校でもあるその中学校は毎年今日なのかしら?

不思議と日付を鮮明に覚えている“日”がある。
そのうちの例の一つが、中学と高校の卒業式がある。

中学は今日見かけた後輩たちと同じく3/9、
高校は3/3であった。
中学は正直楽しいことより辛いことが多く、うまく立ち回れない自分にもイライラし、全体的にモヤっとした3年間だった。が、卒業式の退場で流れた「3月9日」が何故かとても印象に残っており、なんだかこの曲に乗せられてこの中学校とおサラバ出来るならまぁいいか、なんて思ったのを覚えている。理由はよくわからないが。

高校は高校で別の悩みや失敗、辛いできごと続きではあったが、それ以上に楽しさが上回った。出席番号が前後だった彼と親友になり、バンドを始めたのも大きい。今でもその親友とは定期的に話しては好きな音楽とオンナの話をしている。と言っても彼は(バンドマンらしからぬ…?)ピュアピュアなので、今でもただ女性の前でドキドキしているだけである。
そんな彼の誕生日が高校の卒業式であった。

卒業式が終わりクラスに戻ると、一人一人スピーチをするという流れになった。出席番号順に思い出を話していき、私の一つ前・彼のターン。誕生日ということで非常にフューチャーされクラスメイト、そして保護者からも盛大に祝われて教室は幸せな雰囲気に包まれていた。私一人を除いては。正直に言おう、その次の私のことも考えてほしい。この状況で何を言ってもスベるではないか。私は、頭の片隅で彼を祝いながら何を言えばいいのか最善の策を探したが、結局絶妙な空気を垂れ流して終わってしまった。もう5年も前の話とは言え、こんなんで春からラジオやっていけるのかな…。

終わり良ければ総て良し、とは言うが私の高校生活は少し苦い思い出で終わってしまっている。しかしそれも彼と酒を交わしながら思い出として話せるので「結局あれは終わりなんかじゃなく新たなスタートだったんだなぁ」とクサい言葉を述べようとしてみる……いや、やっぱクラスメイトJKの前で俺もカッコつけたかったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちょっとこの低画質な感じ、そそるやん…。以上!




P.S.大学時代の悪友ノリスケ氏が良く言う、
 「クラスをさんざん掻き回しておいて、卒業式で泣き、それを免罪符の如く許されようとする奴が嫌いだ!俺は絶対に許さないぞ!」という意見。オトナゲナイカラ、ヤメタホウガイイトオモウヨ。

P.S.②リトグリのMVの遠藤さくら氏かわえ...。


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