働きがいの考察~しあわせとはなにか?

近年、「社員満足度」とは少し違う文脈で「エンゲージメント」という概念が語られることが多くなってきました。エンゲージメント、つまり主体的に責任を果たして働こうとする度合、働きがいを感じる度合ともいわれますが、企業が働き方改革に取り組む過程で、エンゲージメント(=働きがい)に注目する取り組みが増えています。その中でよく引用される記事がこちら。

■「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査
(日本経済新聞 2017/5/26 0:29)
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873820W7A520C1TJ1000/


日本国内のポイントの推移(90年代、00年代から低下してる?上昇してる?)がみたいところですね。諸外国との比較は、各国の雇用環境も就業意識もその歴史や成り立ちが違うのであまり深入りしないでおきます。でもグローバルで人材獲得競争をするのなら意識はした方がよいかもしれません。こういうデータからなにを読み取るか、他にどんなデータをリサーチするかも考えがいがありそうですが、ここでは働きがいをより大きな視点から考えて、「しあわせ」について考えてみたいと思います。

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「しあわせ」ってなんでしょうか?ここではふたつのプレゼンを参考にご紹介します。

■Well Being ~幸福の4因子~ | 前野 隆司 | TEDxShintomi
https://www.youtube.com/watch?v=UCKRPE8CLX0

■人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から|ロバート・ウォールディンガー|TEDxBeaconStreet
https://www.ted.com/talks/robert_waldinger_what_makes_a_good_life_lessons_from_the_longest_study_on_happiness/transcript?language=ja#t-641811

「幸せでいること」は意識的につくりだすことができる、という勇気をもらえるので、個人的に好きな動画です。もちろん職場でも、ですね。みなさんはこのプレゼンを聞いて、どのような印象をお持ちですか?PCの画面を離れて、人とのコミュニケーションをとらなきゃ!と思ったかたは、この画面を見るよりも是非そちらを優先させてくださいネ。

さて、家族や友人、職場の顔が見える範囲の同僚たちとの「人間関係」は、自分の「しあわせ」にどう影響しているでしょうか。職場での自分自身のしあわせ度はどのくらいでしょうか?自分と、相手が、ありのままに、新しいことにチャレンジして、感謝とポジティブさを共有する。そんな人間関係を、「職場において実現する必要はあるのか?」と考えてみるのもよいかもしれません。意外と、「必要はない」という答えも多かったりして。

仕事とは楽しむものではない。感情をこめてはいけない。仕事とはつらいことが前提で、どれだけ頑張れるかだ。こういった考えがある、ということは意外と想像できたりします。苦労の対価として給与をもらっているという価値観。働きがいなんて、考えるだけ無駄だと。

でも、働くことをポジティブにとらえて、「おもしろい」「やりがいがある」と先に思い浮かぶ感覚、すくなくともフラットにとらえられる感覚を大事にしていきたいなあと思います。そういった人が集まる職場が、エンゲージメントの高い状態、なのかなというのが私の理解です。

みなさんはどうでしょうか?


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