思考実験~戦略・ポジショニング~

いろんな思考やスキルの研修はありますが、普段からどう思考のクセづけをするかってのはなかなか難しいものです。戦略研修もそのひとつ。ちょっとした思考実験のいいネタがあったので考えてみました。
参考になるのはコチラの記事↓↓

ケンタッキー、私も好きです。なにを連想するかというと、やはりクリスマスですかね。この記事にあるとおり「ハレの日」づかいのお店という印象があります。
---ここから、引用
「500円ランチを打ち出し、『ハレの日のごちそう』から『普段使いできる店』にイメージを刷新したことが、業績回復につながった」
---ここまで

さて、今回のテーマは戦略研修でよく出てくるポジショニングのマトリクスです。「ハレの日・普段づかい」の軸に加えて、もうひとつ設定しないとマトリクスになりませんので考えてみます。軸であらわしたいのは、<ランチで外食するときの選択肢>でやってみます?

「高単価・リーズナブル」でとるとどうでしょうか。そうすると「ハレの日×リーズナブル」のとりかたが難しいかも。

「個人店・チェーン店」は?個人店の店名をいちいちあげるのは汎用性にかけるし、そもそも間が取れないので軸として不適。

うーん、ほかにあるかな、と困ったら検索ですね。「飲食店 マトリクス」で画像検索、いい感じに一気にならべて見れるので時短。そうすると、「専門店・多メニュー店」「単身づかい・ファミリーづかい」「カジュアル・スタイリッシュ」などなどたくさんでてきました。ありがとう検索。ケンタッキーの戦略を考える人はなにを使ったのかなあと想像してみるのも面白い思考実験。ここでは「専門店・多メニュー店」で考えてみます。
「専門店×ハレの日」はケンタッキー、一方の「専門店×普段づかい」はマクドナルドを置いてみます。「多メニュー店×ハレの日」は少し高級なファミレスあたりがわかりやすいかも。ロイヤルホスト?「多メニュー店×普段づかい」はガストになるでしょうか。

ケンタッキーは、①メニューを増やす(チキン→ランチパッケージ)、②低価格(500円ランチ)で右下に動きました。これまでマクドナルドを選択していた層を取り込むことを狙ったのかなと考えられます。これまで取り込めていなかった層、というよりは、クリスマスには来店するけど、普段はこなかった人を取り込む戦略でしょうか。

画像1

コンサルでもなんでもないので、戦略ってなんだろうなあと考えてみるきっかけとしては、こういうマトリクスを書いてみることくらいがちょうどよいのではないでしょうか。

最後に、自分、または自部署で学びの時間をとれるのであれば、こんなのクエスチョンをたてることが考えられそうです。
・他のマトリクスはどんなのがあるか?
・マクドナルドはどう対応する手があるか?
・そもそも飲食外食業界全体の伸び率を確認してみる?
・気になる各ブランドの成長率を比べてみてみる?
・自分の会社で提供しているサービスをマトリクスにしてみたら?&他象限に動かすとどうなる?他社はどう手を打ってくるかも?

以上、思考実験として「戦略ポジショニングを考えてみる」でした。


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