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子どもを信じる、母さんとは?|「学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」


なんの気なしに図書館で選んだ
「学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」作:坪田信貴 と言う本。

小学生と保育園児の母という、受験には程遠い私。
それでも、小学生になったんだから、このくらいできなくては…としつけに悩む毎日です。

勉強の方法などを書いた本なのかな?という第一印象を、まんまと裏切られました。
親の愛情について描かれた部分に、久々ウルっともしたものです。

まず、主人公の母は、自分が厳しく怒られて、ダメ人間だと思いながら育ちます。
だから、「子どもには同じことをさせない」と決めたそうです。

学校に何回呼び出されても、「謝ってあげるから大丈夫」と娘に声をかけます。

私だったら「そんなに甘くしていいんだろうか…」
「自分が甘やかしたことで、とんでもない犯罪者になってしまったら…」と不安に思うこともしばしば。

子供がギャルになったらという状況に今出会っていたら、

非行に走ったのは、愛情をかけられなかった私が悪かった?と、自分を責めて立ち止まってしまってただろうな。

このお母さんは、そんな状態でも常に娘を信じています。
「落ちてもいい。目標に向かって頑張っている。それだけで、数百万出せる。」と、塾の数百万の費用を工面します。

子どもが努力していることを、できると信じて支援する。結果はどうでもよくて、努力したことが大事なんですね。

子育て本には、母親が自己肯定感を高めようと書かれているものも多いと感じます。

私は、自己肯定感とは自分に自信があるかどうかだと思っていました。

でも、この本をよんで、自分が決めたことをやり通すこと、周りの声にも揺るがないことが、自己肯定なのかなと感じました。

明日、息子が食べ歩きしていたら、いつもと同じように「座って食べよう」と、声をかけると思います。

それでも、「この子はまずい」よりも、「この子は大丈夫」という前提を持って話しかけられたらいいな。
頑張れ、明日の私。

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