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【インタビュー】自分の力で乗り越える、絵本子育て講師。

自分の力で道をつくる。

こう書くと、とても力強くタフな人しか成せないことだと感じるかもしれません。

今回インタビューした、こずちゃんは、元々はとてもおとなしい子だったそう。それが、今では、大勢の前で頭も心も育つ絵本の魅力をお伝えしています。

苦手をどう乗り越えていったのか、インタビューさせていただきました。

こずちゃん
子育てママやパパを対象に、子どもへの読み聞かせの効果を伝える、「絵本講師」として活動。幼児教育についても、講座を多々行う。
子育てをしつつ、精力的にhug*cafe Culb(札幌を中心とする子育てサロン)にも参加。



1.一人で何かしないと。

-子どもの頃はどんな子でしたか?

おとなしくて、家で折り紙や塗り絵をするのが好きでした。
喘息で体も弱くて、無理をしないようにっていつも言われていて。
人見知りで、友達作りも「友達になってください」って言ってたし。

小学校で仲間ハズレにされた時は、思ってるけど、言えない子でした。
「学校行きたくない、人生楽しくない」って思うこともありました。

-今では、想像がつかないですね。何か変わるきっかけはありましたか?

酪農一家だったので、父も母も働きづめで、祖父母に育てられました。
祖父母に過保護に育てられ、家でおとなしくしておきなさい、と言われることが多く、「1人でなんとかしないとまずい。絶対に家を出る」って決めて、大学で一人暮らしを始めました。

1ヶ月、友達とフランス留学もしたかな。
ちょっと遠くに行ってみたいなと思って。
道に迷っても言葉が通じないし、友達と待ち合わせしても連絡する手段がなかったり色々ありました。
そこで、人と話す度胸がついたかな
。日本だったら、日本語だったら通じるから、話せるって。

2.はしっこにいる人が気になる

-小学生の頃の思い出は?

給食を食べるのが遅くて、1人で残されるのも、怒られるのも嫌だった。
学校でも影の方にいたかな。
今でも、はしっこにいる人が気になるから、声をかけるんだけど、参加したいのかしたくないのか、は確認するようにしています。
参加したくない人もいるからね。

3.なんの意味があるのかな?

-好きなことはなんですか?

勉強かな。学生の時は、勉強嫌いで、なんの意味があるのかな?って思ってました。
国語は、普段使うから勉強してて、楽しかったけど。

それが、就職してジュエリーのお店で働くようになって、宝石の意味やお客様の気持ちを勉強するうちに、「この人は何を考えているんだろう」って思うようになって。
勉強が仕事に直結するのが楽しかったし、お客様に貢献できるのもやりがいがありました。

-自分では、どんな性格だと思いますか?

融通が利かなかったり、適当が分からなかったりするかな。
だから、マニュアルがあると助かるかも。

4.困っている人に、届けたい

 -もしも、体力が余っていたら何がしたいですか?

お仕事をもっとしたいですね。
絵本の読み聞かせもだけど、SNSでもっと困ってる人に届けたいし、広めたい。hug*cafeのイベントも楽しい。
リアルママと会う機会が増えて、世界が広がったんです。起業してる人もいたりして、みんな行動してるなって。
出会には、意味があると思ってるので、空いてる日は予定を入れちゃいます。

-これからしていきたいことはありますか?

ママの為の自己肯定感を育む講座やリアル交流会を、していきたいです。
自分が、産後うつになったり、イヤイヤ期は育児ノイローゼにもなって。
そこで、幼児教育に出会ったことで、すごく楽になったし、娘は小学校でも自己肯定感高いですねって言われるんです。

絵本の言葉の重要性や、日々のちょっとした声掛けで、自己肯定感は育つことを伝えたいです。

5.終わりに

とらわれを超えるため、自ら行動するこずちゃん。
大学生で家を出て、留学をして、と語る中にも、内に秘めた勇気を感じました。

「適当がわからない」と話していましたが、逆に言うと、マニュアルに沿って基礎をコツコツ行う力だと思います。小学生や育児の苦い思い出も、自分でどうにかしようと、負けずに頑張る粘り強さが感じられました。

そして、その経験が人への深い理解や、人をつなぐ活動につながっているんだな、と輪に佇むこずちゃんをみていて思いました。

 子育てをしていると上手く行かないことの連続ですよね。
それでも、勇気を出して、諦めずに行動をしてみようと思いました。

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