2023/06/17(土)のゾンビ論文 『Dying Light』のレベルデザイン

ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。

アラートの条件は次の通り。

  1. 「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」(メイン)

  2. 「zombie」(取りこぼしがないか確認する目的)

メインの検索条件は次の意図をもって設定してある。

  • 「zombie」:ゾンビ論文を探す

  • 「-firm」:ゾンビ企業を扱う経済学の論文を排除する

  • 「-philosophical」:哲学的ゾンビを扱う哲学の論文を排除する

  • 「-DDoS」:ゾンビPCを扱う情報科学の論文を排除する

  • 「-xylazine」:ゾンビドラッグことキシラジンに関する論文を排除する

  • 「-viability」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬を使う医学の論文を排除する

  • 「-gender」:ジェンダー学の論文を排除する

また、「zombie」の内容も確認するのは、上記の検索キーワードで不必要にゾンビ論文を排除していないかを確かめる目的である。

それぞれのヒット数は以下の通り。

  1. 「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」一件

  2. 「zombie」二件(差分一件)

「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」はゲームデザイン学が一件だった。


検索キーワード「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」


プレイヤーの動きというレンズを通して見た DyingLight のレベル デザイン

一件目。

原題:Dying Light's level design through the lens of player movement
掲載:Uppsala Universityに提出された卒業論文
著者:Adam StrömとJesper Samuelsson Gustafson
ジャンル:ゲームデザイン学

『Dying Light』というゲームのレベルデザインに関する論文。ゾンビが跋扈する街をパルクールで飛び回るゲームらしい。爽快で面白そうだ。ゲームに出てくるゾンビの話であるため、私が探しているタイプのゾンビ論文ではありえない。

ちなみにジャンルをゲームデザイン学としているが、私が勝手に言っているのではなく、論文の表紙に「Department of Game Design」と書いてあるのだ。

論文のタイトルからしてもゲームデザイン学という表現が間違いでない。しかしレベルデザインを論じて学位取得の卒業論文とするとは…。きっとまじめな研究なのだろうが、テーマ選定が私には不思議に思えてならない。中身を流して読んだところ、構造的な分析もしているようだが…。


検索キーワード「zombie」

このキーワードでは「zombie」ゾンビ論文がアラートに入ってくる。誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。

新型コロナウイルス不況における中小企業の救済政策

原題:Rescue policies for small businesses in the Covid-19 recession
掲載:SSRN
著者:Alessandro Di NolaとLeo Kaas、Haomin Wangの三名
ジャンル:経済学

本文に「zombie firm」の文字列あり。タイトルからしてもゾンビ企業の論文。


まとめ

「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」はゲームデザイン学が一件だった。

特にコメントすることがない。ヒット件数が少なすぎる。

だが、今日はねらいのゾンビ論文なし。


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