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V字を描く株式相場、それでもまだまだ上がる理由。

こんにちは、FPの本丸です。

今回のテーマは、”株価はまだこれからも上がるのか⁉”についてです。※2020年6月22日、執筆時終値 22437円

というわけで、サクっと本題に入っていきましょう。

コロナショックでつけた大底から、ほぼ完壁なV字で戻しつつある株価。

最近はめっきり弱気派が隅に追いやられ、強気派一辺倒に傾きつつあります。今後の動向はどうなるでしょうか。

今回は強気の背景にある、株高を支える根拠を紹介し、検証していきたいと思います。

まずは下図をご覧ください。

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日経ヴェリタス6/21号より一部抜粋

大和証券ストラテジストのA氏によると、TOPIXの一株当たりの純資産(BPS)は、今後も中長期で上昇が見込まれるといいます。

詳しくは割愛しますが、20年度は企業業績の急悪化が見込まれて、停滞しますが、21年度以降徐々に業績が回復していくと、21年度末にはTOPIXの一株当たりの純資産(BPS)は1410ポイントを超えるという。

その後、当期利益率が5%成長したと仮定すると、30年度末には一株当たりの純資産(BPS)が、TOPIXで2000ポイント、日経平均では2万8000円程まで上昇が見込めるとの事。そうなると今後10年間で、日経平均は現在のBPS水準から30%以上積みあがる計算になります。

コロナショックでは、そのBPS水準(現在20600円程度)を大きく、割り込みましたが、その後の大幅反発により大きく上抜けてきました。

先週株価は、短期的には過熱感もあり、一時急落しました。ただ急落は一時的で、すぐに22000円台を回復しています。

こうした動きをみても、今後何度か急落に見舞われても、中長期的に日本株の純資産が積みあがるのであれば、売り込まれた場合でも、やはりこのPBR1倍(=BPS)の水準は、相当意識されるのではないかと思います。

テクニカル的にみても、今まで抵抗帯と作用していたところが、完全に上抜けると、今度は支持帯(サポート)として作用されやすいはずです。

中長期のトレンドが上向きであれば、一時的な下落は、絶好の買い場になります! もっと細かい下落目途もいくつか出てきますが、ここでは一旦おいておくとして、このPBR1倍水準は、まず押さえておきたいところです。

今回は日本株を純資産ベースから見る観点から、強気の根拠を検証しました。当然ながら、弱気派の主張(反論)もあると思いますので、一巡したら、そちらも反証していきたいと思います。

また機会をみて、市場に流れるマネーの量からも、検証できればと思っています。

それでは、またお会いしましょう。

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