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「自分」の探し方

自分探しとは、人生の重大な岐路に立った時、自分らしい選択をするために自分を見つめ直し、確固たる自己を確立するために行うこと。だと思う。

僕もよく自分はどんな人間なのか、考える。
優しくありたい、自分に厳しくありたい、自由でありたい、理想はいくらでも出てくるけど、社会にいるみんなとは少し感覚が違うかもしれない。

どうして、苛烈に競争して、心をすり減らしてまで頑張ってお金を稼がないといけないのか。
僕は本当にいい車に乗りたい?
毎晩ワインを飲みたい?
高級時計をしたい?
マイホームが夢?

自分に問いかけても答えは出ない。

社会で、資本主義で当たり前と思われている価値観と僕はズレている。

世間でバリバリ活躍するサラリーマンや実業家たちはそんなことでは悩まないんだろうか。

たぶん、悩む暇もないほど仕事や趣味を充実させて人生を謳歌しているんだろう。

きっと相談したら、
「そんなこと考えるだけ無駄だよ。お金を稼ぐこと、まずはこれが大切さ。先立つものがないとね。人生とか自分はとか、考えすぎなんだよ!楽しく行こうぜ」
とか言われそうだ。

事実、会社の先輩に相談したら似たようなことを言われたことがある。

羨ましいとは思わないけど、カッコイイな。

僕は深夜、一人で自分探しをしてしまうことがある。

でも、そんな僕は自分を探す方法を知っている。

それは、小説を読むことだ。

小説を読んで、主人公や登場人物たちが考え、悩み下した決断を、自分に当てはめる。

自分だったらこんな状況の時どうするか。

その選択にこそ自分の本心、自分自身が隠れている気がするのだ。

たとえ時代が違って、戦国時代の主人公の悩みでも、ファンタジーな世界の住人の恋愛の悩みでも、ああでも無い、こうでも無い、と、本気で考えて、考えて結論を出す。

絶対に今後、自分に迫られそうに無い選択肢こそ真剣に考える。そういう、選択の連続で僕は僕を見つけるのだ。

「自分探し」

僕は人生に不器用だからすぐ迷子になる。すぐに大切なものは何かを考えていないと不安になって立ち止まってしまう。本当にこの選択で合ってるのか。

僕はこれからも多くの本を読んで、自分なりの選択をする。そうして自己を確立していく。器用な人は、要領良く進んでいくのだろうけど出来な人もいるはずだ。

僕は、いい人になりたいな。と思う。

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