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【11戦目】2022.08.02 ナオキ(東カレ)

私は元来ハーフ顔が好きなのである。

上京してから数人ハーフの男と出会い(何も上手くいかなかったが)、友達に「今度この人と会うねん」ってアプリの写真を見せたら「好きそうな顔やなあ(笑)」って言われた人とお茶する約束を取り付けた。その人の名前はナオキ。

ナオキとはアプリでマッチしてから爆速でLINEを交換してすぐに会う日を決めて当日を迎えた。この時点での早速の違和感を数点抱いたので一応下記に記載しておく。

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◾️ナオキと会う前に抱いた違和感
・LINEをして交換して1発目のメッセージが自分が滝修行している動画。

・夜なのにお茶。そして場所は麻布十番か六本木の指定。

・アポの決定後はお互い特に連絡せず。
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ちなみにアポ決定までのスムーズなやり取りは仕事ができる人なんだなという感じで好印象だった。

当日、私は指定されたカフェに時間通り向かった。

スタバみたいな感じで注文&支払い後着席する仕様のカフェで、先に到着していたナオキは既にドリンクを注文して席に座っていた。とりあえずナオキを見つけて自分の荷物を置いてから私は自分の分のドリンクを注文しに行った。

自分のドリンク代を支払うのは全く問題ないけれど、アプリのデート費用の項目、「男性が全て支払う」を選択してたやんとまたプチ違和感を抱いてしまった。

自分のドリンクを注文して座席に座った私はナオキとトークを始めた。


ナオキは私に色々と質問してきて、私がそれに答える度にすごく肯定してくれた。怖いくらいに。


仕事のことや過去の恋愛のことなど、色々聞かれて答える度に「それは大変だね」「すごいね」と私の気持ちに寄り添おうとしてくれた。私は愚痴を吐いてもいないのに。


「優しすぎるor自称優しい男は地雷」と過去の経験から痛いくらい学んでいる私はナオキを警戒し、マルチの勧誘かヤリ目のどちらかと睨み、一旦





「あの、私、今日壺とか売られるんですか?」





と聞いた。
(流石の私でもヤリ目ですか?とか聞けない)
(でも壺は聞ける)



マルチでは無さそうだった。



ナオキは過去にホストクラブやバーで働いていたこともあるようだった。アプリのプロフィール欄に「元ホスト」の記載が無いのに元ホストとの驚異のアポ率を誇る自分が怖くなった。あと昔は遊んでいたと言っていた。もはやこの嗅覚はDNAの問題である。

ナオキには若干の違和感を抱きつつもトークは割と弾んでいた。

もしかしたら、あと何回か会ったら、この人とうまく行くかもしれない、、?そう淡く思いながら会話を始めて1時間程経った頃、





「今から俺ん家こない?」





軽い絶望感が私を襲った。



初対面の人間にここまで共感性をアピールしてくるなんてやっぱり可笑しかったんだ。


そうやって女性の心に寄り添ったフリをしてこれまで何人の女も食ってきたんだろうと直ぐに思った。


私は勿論断った。そして違和感の答え合わせの為に


「家ってどこなの?」


って聞いてみた。すると


「ここから歩いて5分くらい」


と返答が返ってした。


自分の家の近くで交通費もお茶代もケチるヤリ目の男に誰がついていくんだバカヤロウ。しかもこのやり口、絶対常習犯。

そんな気持ちと同時に私はヤリ目の男にしか相手されないレベルなんだと悲しくなった。


手元のドリンクも無くなったので解散することになり、駅まで手を繋がれたが不快でしか無かった。

「家に来てくれても変なことしないから」「口説きたいだけだから」「俺ヤリ捨てとかしないから」

そんなことを向こうは散々言ってきて別れ際抱きしめられて「今度は普通にご飯行こう。また誘うね」と言ってきたけどもはや全てが雑音だった。


私はそのまま帰宅したが当たり前的にそれ以降ナオキからの連絡は無かった。




「良かった。家に着いていかなくて。」


これこそ今回のアポ後の率直な感想である。

児島に裏切られる経験がなかったらついて行ってしまってたかも知れない。最初は軽い気持ちでも、案外情に引っ張られてしまう私は簡単にヤッてはいけない。たまに「ガードの固い女はうんちゃらかんちゃら〜」って能弁垂れてくる男がいるがそんなん無視、お前の価値観押し付けてくんじゃねえ。

もう人の言葉を信用して裏切られて辛い思いは絶対にしたくない。その為には自分で自衛していかないと。(結果早く見切りを付けて騙されなくはなるものの、誰も信用できなくて一生恋人のできない女爆誕の巻)

帰宅後精神的にも疲れてしまい、全てのマッチングアプリをアンインストール。ちょっと休んでまた頑張ろう。



【今回の気付き】
・最初に感じる違和感ってやっぱり大事
・でも理想通り100%の人なんてなかなかいないし所詮他人は他人だから、その違和感は妥協としても大丈夫としてはどうかの見極めはなかなか難しい

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