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出町柳とおこづかい(2018.10.29)

京都へ行くときは阪急で行くので、出町柳へは河原町駅から一旦地上に出て、鴨川を越えて、また地下に潜って京阪の祇園四条駅から出町柳駅まで。京都の人混みは、観光客が多いせいかもしらんけどなんか歩きにくいので、この一旦地上に出る工程がめんどくさい。京都に来た目的は、『ヒット・エンド・パレード』の表紙のイラストを描いてもらったアラセさんの展示を見にいくことやってんけど、ついでなので行きたかった本屋さんめぐりをすることにしました。

マヤルカ古書店で古本の家具の本と、恵文社で台湾のエッセイと、さいごにサヴァブックスで仕事のエッセイを。せっかく来たし、なんか一冊買ってもいいよ、って決めて本棚を見るのは楽しいな。本は図書館で借りれるし、増えたらえらいことになるからあんまり買わんとこうと思ってるので、一冊ずつだけ。自分で決めた制限やけど、おこづかいもらったみたいでこういうのええな。

三つのお店をめぐって、どこのお店にも歌集が何冊も並んでて、短歌流行ってるなぁと嬉しくなる。マヤルカ古書店の店主さんはご自身でも短歌作ってはるしな。恵文社は前から詩の本はよく置いてたけど、数年前は短歌は穂村さんと枡野さんと東さんくらいやった気がするから。

サヴァブックスは出町座っていう映画館のなかにある本屋さん。なんというても名前が最高やろ。ブックカバーがツペラツペラっていう絵本作家さんが描いたサバやねん。ブックカバーをつけてもらうのが楽しみやったのに、レジでそのまま袋に入れられてしまって、「あ、あの……、サバのブックカバーは……」って思わず聞いてしまった。袋のなかに、折らずにちゃんと入れてくれていました。折らずに、っていうのがサバファンとしては有り難い。でも店の外にも中にも、どこにもサヴァブックスって看板が見当たらんかったのがもったいないわー。もっとサバを前面に押し出してほしいところ。

写真は鯖街道終着地点の石碑。台風で折れた松の木は支えられて、折れた部分は取り払われてたけどしっかり立ってたのでちょっと安心。

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