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ぽちぽち鯖工場 ▶︎ほろほろまる篇

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『ほろほろまる』(谷じゃこ・枇杷陶子)
印刷 ▶︎プリンパさん
仕様 ▶︎A5変形無線綴じ冊子 デジタル印刷
    サイズ:210×128(mm)
表紙 ▶︎フルカラー
    紙:Mr.Bホワイト180kg
本文 ▶︎フルカラー
    紙:[本文1-4P]クラシコトレーシンク-FS90kg
      [本文5-30P]上質110kg

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△表紙はぼこぼこした手触りの紙。プリンパさんのはおもしろい紙が選べる印刷屋さんで、サイトでも「ざらざら系」「ふんわり系」など感覚的に紙を探すことができて、眺めてるだけで何か作りたくなってきます。背のぽっこり感もいい感じ。

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△最初の2枚分はトレーシングペーパー。表紙を開いたらトレーシングペーパー、っていうのがやりたくて印刷屋さんを探した。1枚目は枇杷ちゃんの刺繍を写真に撮ってもらって、それを加工したもの。トレーシングペーパーへの印刷でも、刺繍糸までちゃんと出ていて嬉しい。

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△短歌の作品以外にも、こういう雑誌のコラム的なのを書いてみたかってん。これは私のコラムで、好きな駅を紹介したページ。写真をでかでかと配置しても、とても自然できれいに出ています。

●気に入ってる点
・念願のトレーシングペーパーのページを作れたこと。巻頭じゃなくても、途中の1枚だけトレーシングペーパーにするとか、数ページごとに紙を変えるとか、そういう融通がきくので、どんな本を作ろうかと考えるのが楽しい。
・表紙の紙がめっちゃ気に入ってる。ぼこぼこなのにつるつる。
・プリンパさんのサイト、印刷実例とかもいっぱい載っててほんと楽しい。わくわくする。冊子じゃなくても、名刺とか作るのもよさそう。

●悩ましい点
・見積もりをきっちり取ってからでないと注文に進めない。これまで、ざっくり見積もりを取って値段を把握し、作りたい本の詳細を決めて、注文するときにきっちりページ数とかを注文フォームに入れてたんやけど、ここでは見積もり→注文、という流れしかできない。締め切りギリギリだったので、めっちゃ焦った。(←ギリギリにするから悪いねんけど……)

「なんか一緒にしよう」という話から、とんとん拍子で作ることが決まった本。ネパール料理を食べながら、中身を何にするか話し合った。やっぱり誰かと一緒に本を作るの楽しかったな。超タイトなスケジュールと無茶振りにも関わらず、めっちゃいい短歌と刺繍で応えてくれた枇杷陶子さんはすごい。
雑誌の後ろのほうのページにあるコラムみたいな記事を書くのをずっとやりたくて、やりたいって枇杷ちゃんに言うたら一瞬で理解してくれて感動した。うちは駅紹介(上の写真)のほかに、鯖缶のラベルを愛でるコーナーと、おいしい組み合わせを語るコーナーを書いた。枇杷ちゃんは、ぴょんぴょんしたもの紹介と、DIY日誌と、おもしろ音楽紹介コーナーを書いてます。今読み返しても満足感がめっちゃある。

📖『ほろほろまる』
谷じゃこ・枇杷陶子
A5変形/フルカラー/30ページ/600円
2020年1月発行


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