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サバーイ流 高級寿司屋入門

高級寿司にはお金と時間を使っているので、お伝えできる独自の知見もあります。

店選び

お店のFacebookがあって、更新の熱心な店がお薦めです。

【理由】
① 店内での撮影に好意的
② 一見客にフレンドリー
③ 見た目と味はほぼ一致する
④ 店主との距離を詰めやすい

③は、美味しそうな写真をFacebookにアップしている店は、実際に美味しい可能性が高い、ということです。

④は、「いつもFacebookを楽しみに拝見しています」の一言で、店主は必ず喜んでくれ、親近感を持ってくれます。

下準備

久しぶりに会う友人と一緒に行くときは、お店に行く前に「事前ミーティング」をして、世間話をすませておきましょう。

高級寿司屋のカウンターでは、目の前のお寿司以外の話題は一切避けるのがベターです。

仕事の愚痴や家族の悪口(あるいは自慢)は、もってのほかです。

入店

予約時間ぴったりに入店しましょう。

店の近くで時間をつぶして、時間近くになったら店の前に移動し、ジャストの時間になるまで待つのがベストです。

遅刻は店主をイライラさせるので論外ですが、早すぎる入店も、確実に迷惑されます。

マインドセット

カウンターに座る以上、他のお客さんも楽しくなるような話題のみ口にして下さい。

みんなを楽しませれば、自分も楽しみをわけてもらえる、くらいのマインドセットが吉です。

とはいえ、積極的に場を盛り上げるのは、場慣れしていないと難しいので、まずは嫌われる話題は避けて下さい。

【一番嫌われる話題】
他の店との比較

です。

「他店を誉める」(あそこの店の方が美味しい)のもナンセンスですが、
「他店を貶なす」(あそこの店よりも美味しい)のも、店主も他の客も返答のしようがありません。

【おすすめの話題】
寿司の本質
仕事の本質
店主の成功体験
です。

一見抽象的な話題ですが、高級寿司屋の店主であれば、必ず一家言あるはずです。

中級編 来店3回目以降

お弟子さんのいる店では、鉄板のテクニックがあります。

お弟子さんの前で、店主を誉めることです。

「○○さん(店主)みたいな立派な寿司職人はいないから、しっかり修行して下さいね」

店主は破顔すること間違いなしです。

コンティンジェンシー理論

いろいろな性格の店主がいるので、絶対の正解はない、ということです。

あれこれリクエストをすると、喜んでわがままを叶えてくれる職人さんもいれば、露骨にうっとうしがる職人さんもいます。

性格を見極めましょう。

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(銀座/すし家一柳

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