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ローリング・ストーンズの購買層に関するAmazonの見解がよくわかった話。

12月に予約注文していたローリング・ストーンズの新しいアイテムが届いた。
「GRRR LIVE!」。真っ赤に染まった折りたたみ式の箱に入った、ブルーレイ1枚とCD2枚のセットである。
これは米国で行われた50周年の記念ライブを収めたもので、今から10年前のものだ。つまり今年は60周年だ。
ストーンズのアイテムを改めて手に取るときはいつも時の流れが早く感じる。
「えー?もう10年?」とか「ストリップドって95年とすると、もうすぐ30年?」とか、
「スティル・ライフからもう40年!?」
みうらじゅんさんによるボブ・ディランの扱い方を見習って、僕はストーンズの歴史を自分まわりの個人的歴史を図るメジャーとしている。

さて、「GRRR LIVE!」。この手の商品は同じ素材で何種類かのセットが同時発売されるのだが、僕はこのブルーレイとCDのセットに決めている。以前はDVDだけを購入し、DVDから音声を抽出しCDに焼いて音楽だけ聴いていた。音声抽出には、とあるソフトを使う。法律に抵触したのだろうか。そのソフトは今は入手できない。とにかく、映像をじっくり見る暇はあまりないがライブ音源は歩きながら聴くには最高なのだ。
だが、もうそういう自ら抽出作業という手間は、加齢と共にめんどうくさくてたまらなくなったので、最初からCDが付いているのを購入することに方針を変更して今に至る。
映像はブルーレイかDVDのどちらかを、場合によって良い方を選ぶ。
どちらを選ぶかの基準は内容によるが、これも数々の失敗を重ねたからこそ得ることができた答えだ。
ブルーレイとDVDは画質が全く違う。DVDはひどい。昔のアナログVHSビデオを見ていた時代はまだよかった。テレビもまだ画面が小さかった。いつしか時代は替わり、テレビの地上波放送もデジタルになった。DVDは今の大画面液晶テレビで見ると実に画像があらい。なので、映像作品をどうせ買うならブルーレイだ。但し音声抽出がしにくい。だからCDがついているものが有り難い。
また、ライブ映像作品でも素材が80~90年代にビデオカメラで撮影されたものならばDVDでもよいとする。
もともとがDVDより荒い画像だからだ。だが、もっと古い70年代までのものだと、フィルムで撮影されていることが多く、それはブルーレイがよい。今なら4Kとか8Kとかだとさらに精彩な画質なのだろう。知らんけど。

で、まずは早速、CDをiTunesに取り込み、さらに愛用のiPodClassicに転送。僕は未だに有線のステレオイヤホンを使ってウォークマン的音楽鑑賞をする。歩きながら、移動しながら聴くのが一番幸せ感が大きい。

ストーンズの同じ曲の別バージョンをいったいいくつ揃えたら戦争はなくなるのだろう。

目新しい曲は特に入っていない。本当のことを言うと、近く発表されるというスタジオ録音のニューアルバムも期待はしていない。だが、もう彼らは親戚のようなものなのだ。こちらから一方的の、だけど。

親戚のおじさんがまだ元気で歌い踊ってくれているという感覚なのだ。中には鬼籍に入られた人もいるけど。
そして昨日は同じ世代のボブ・ディランのひさしぶりに来日も決まったとのニュースが流れた。
前回の来日公演を見た時は、ディランがギターを全く弾かなくて驚いた。ほとんどずっと電子オルガンを弾きながら歌ったのだ。しかも、、、びっくりするようなテクニックで。
しかしそんなディランやストーンズが僕は今も大好きなんや~~。

で、ここまでですでにおそらく興味がないような音楽の話で、ほとんど誰もついて来ていないと思うが、今回のタイトルでもある、一番言いたかったことを今から書きましょう。
この「GRRR! LIVE」というアルバムをAmazonでチェックすると、あることに驚いた。
最初は視界のすみっコにただあるなあ、と思って素通りしかけたが、???といわゆる二度見をした。
なんと、「この商品に関連する商品」という欄に、他の映像作品が並ぶ中、一番端っこに「ライフリー さわやかパッド 男性用 20cc 少量用 (ちょい漏れが気になる方)」という商品が並んでいるのだ。
うーーーーーむ。ストーンズのアイテムの購入層は尿もれを気にする高齢者男性だということか。それとも僕自身のアカウント情報によるものか?いや、このような素敵な商品をおすすめされるのか、俺の購入履歴。あるいはストーンズ愛好家と同質のターゲット層。
いやいや、そういうことで、来日公演がまたあるかもしれない。高齢者にとっては長時間のライブには必要かもね。

ではまた。ばいばいき~~ん。

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