2023/12/07（木）　日記。大空の弟。プレミアム商品券。天才とは。

今朝の「ブギウギ」、特に感動。
茨田りつこの「雨のブルース」に続き
福来スズ子が涙で歌う「大空の弟」。
崩れ落ちるスズ子に羽鳥善一が「福来くん、しっかりしなさい」と声をかける。
客席に亡き弟、六郎が笑顔で立っている。
すっくと立ち上がり、笑顔を取り戻し、
自らの楽団とともに「ラッパと娘」をこれまで以上にエネルギッシュに歌い踊るスズ子。
生きる元気をなくしていたおとうちゃんが「スズ子～！」と絶叫する。

これまでにハリウッドなどで史実に基づく音楽映画がたくさん作られてきたが、
今回のこれは、それらを凌ぐほどの素晴らしい映像、音楽、物語と感じた僕であった。
泣いた。
もう一回見よう。NHK＋で。

プレミアム商品券の交換、やっと出来た。空いている店舗を探してちょっと遠くまで足を延ばした。
ファミマの店員さんはひっきりなしに、大金とチケットの交換をやっている。
セキュリティが心配になる。どうぞ無事に期間が終わりますように。

じゅくじゅくになった柿を食べる。
家族はみな「気持ち悪い」と言って食べないが、ものすごく甘くて美味しいのに。

望月ミネタロウのムックを読む。
この人の絵は昔から好きで、移動の新幹線の席で当時ヤンマガ連載の「バイクメ～ン」を、
「マカロニほうれん荘」以来のすごい表紙だな～と、まじまじと眺めたものだ。
原画展があれば行きたい。

夕飯時、テレビをなんとなく見ていたのだが、突然娘に
「お父さんが天才と思う人は誰か？」と訊かれた。
とっさのことでどう答えたらよいかわからず、
「南海キャンディーズの山里亮太は『天才はあきらめた』、という本を出してる。つまり天才がどうとか考えるより、努力をしないとあかん、ということだ」と思いついたことを言った。
答えになってないような気がして、「実際はジャンルによっていろんな天才がいるんではないか。音楽だったら、う～～ん、モーツァルトとか、、、」と全然おもしろくない事を言ってしまった。

お父さんは、若い時は自分をある種の天才だと思いたかったが、世の中に揉まれて、自分もただの凡人だと思い知らされたというのに、大した努力もできないような、そういう人間だ。
朝ドラのお約束の駄目おとうちゃんだよ。人間というのはだいたいあんなもんなんだよ。
などと、言わなくても、こどもはよく分かっているだろう。

・・・訊かれているのは「誰を天才と思うか」だった。
うーん、ボブ・ディランかな。やっぱり面白くない答えだな。
本当は僕から見たら「世界は天才だらけ」なのだよな。