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🗒️武徹太郎さん鯖江滞在制作レポート前編

7/20〜7/28にかけて、アーティスト・武徹太郎さん(馬喰町バンド)による滞在制作が行われました!鯖江の足跡から見出された「イッココマッココスココンノコーン」を取り巻いて、また鯖江の人々や歴史へのリサーチを踏まえて、武さんにはさばえまつりオリジナルの音楽を制作していただきます。
日本各地の古い唄のフィールドワーク、わらべうた、民謡、踊り念仏といった大衆に根付いた、この国の唄をひとつの起点に、ポップ・ミュージックのある種の根源的な魅力を追い求め、活動をしている武さん。

そんな武さんの滞在中の様子を「リサーチ編」「ワークショップ編」の2つにわけてご紹介します。まずはリサーチ編から!

ーリサーチ編ー
💃「おどる」民謡リサーチ

今回は「鯖江小唄・漆掻き唄の会」「鯖江市やんしき保存協会」の皆様にご協力いただき、漆かき唄・石田縞織唄・鯖江音頭・イッチョライ節・やんしき踊りを学びに行きました。

振り付けを習う→即復習→インプットのサイクルが早い武さん

民謡の歴史についても振り付けについてもガンガン質問していく武さん。
各地の音楽に精通していることから、それぞれの民謡の成り立ちについての理解のスピードが早く、保存会の方と議論になることも!

踊りで使用する石田縞織がすごく可愛い!みんなで使ったら盛り上がりそうでした

また、「祭り」「踊り」「民謡」「音楽」に対する熱い思いをぶつけ合い、最終的には「こんな祭りにしたい!」「祭りってこういうものだよね!」と意気投合していく場面もありました。
やっしき祭り当日は、踊り手の皆さんと一緒に振り付けを復習しながら踊っていました。武さんの前のめりな姿勢を見て、保存会の人もなんだか楽しそうでした。

やっしき祭りで踊り続ける武さん



🔨「つくる」産地リサーチ

鯖江といえば、メガネ・漆器・繊維の産地!ということで、工房見学にもお伺いしました。

プラスジャックに見学に行かせていただきました

武さん自身が元木工職人であり、かつ、現在も自作楽器を作成されている経験から技術に対する深掘りが圧倒的・・・!「もし自分が職人だったら」「もし自分が作るとしたら」というような目線で、あれやこれやを質問されていました。

高島リボンにお伺いし、工場が最高すぎて帰りたくなくなっている武さん
漆琳堂にて。漆器用の刷毛が人毛であることを知り、「自分が持っている人毛で作れるかな」と言っている場面。刷毛でさえも自分ごととして考えていた。


✍️「しる」鯖江リサーチ

「つくる、さばえ」宣言にもあるように、鯖江市は約1500年前から現在に至るまで、様々な分野で「つくる」ことを行なってきました。「つくる」とは、「ものづくり」だけを指すのではありません。「ものづくり」「まちづくり」「ひとづくり」「ことづくり」そして、その活動を後押しする「支え手づくり」で構成されています。
そんな鯖江で活動してきた人たちや、鯖江の歴史について詳しい人たちにもお会いしてきました。相手にリスペクトを持ちつつも、相手のこれまでの人生についてや仕事についてや、一緒に取り組んでいけそうな興味関心分野について、臆することなく切り込んでいく姿が非常に印象的でした。


jig.jp 福野さん、事務所内のセグウェイやオクチトーンで一緒に遊びました!
学芸員の藤田さんにご協力いただき、幻の鯖江城についても勉強しました。


なんと!「イッココマッココスココノコーン」で弓矢を放ったことがある方にお会いできました!
当時の様子や鯖江の歴史について教えていただきました。
鯖江愛を語ってくれた竹部さん


上記以外にもたくさんの方々にご協力いただきました。
本当にありがとうございました!

後半に続く!


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#馬喰町バンド #武徹太郎


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