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期待の新戦力の活躍で苦しんだ末の勝利 県サッカー選手権決勝 カターレ富山 対 富山新庄クラブ

2年連続の対戦となった富山新庄クラブとの県サッカー選手権決勝。
天気は良かったですが、風もあり、陰になるメインスタンドはちょっと肌寒い感じもありました。
無料ということで、ユニフォーム着用率は低め。
いつもは見かけないようなお客さんもいて、普段とは違う感覚でした。

スタメンは、GK山田、DF高山、今瀬、神山、MF佐々木、末木、大山、堀、アルトゥール シルバ、FW高橋、マテウス
サブは、GK平尾、DF林堂、鹿山、MF碓井、松岡、姫野、松本、安光、FWルイス エンリケ。

直近の試合、鹿児島戦との比較で行くと、連続でのスタメンは今瀬のみ。後は、鹿児島戦のサブ7人がスタメンで、後はメンバー外だった3人。
高山、堀は公式戦初出場で、途中出場した安光、ルイス エンリケも公式戦初出場、ゴールキーパーの平尾は初のメンバー入りでした。
システムは、いつもの3−3−2−2。末木がアンカーで、アルトゥール シルバは少し高い位置を取っていたように見えました。

対する新庄クラブは、元カターレの松原、佐々木一輝、ルーカス ダウベルマンがスタメン、西がサブに。
そのほか、カターレユース出身の桶川や富山第一高校全国大会優勝メンバーの竹林もスタメンに入っていました。

前半、開始早々に4連続でコーナーキックを取った場面はあったが、ゴールは決まらず。
前半はある程度ボールは持てるものの、そんなにシュートを打てたわけでもなく、結構普通に試合になっていました。
これではいけないと思いましたが。

ハーフタイムでの交代はなし。
後半になってもなかなか攻撃のテンポが上がらず、その時点では、やはりスタメンがある程度固定されているのには理由があるのだ(スタメンを脅かす選手がいない)という気持ちになりました。
むしろ枠内シュートでは、新庄クラブの方が多かったのではなかろうか。

選手交代は、まず56分にマテウスに代わり、松岡。66分に足を痛める場面もあったアルトゥール シルバに代わり碓井、堀に代わり松本が入っていました。
ここから碓井を中心にパスのテンポが上がりました。
そして、73分に佐々木陽次に代わりルイス エンリケ、大山に代わり安光が入り、その直後に会場が沸きます。

末木のクロスにルイス エンリケがヘディングしたシーンは決まったかと思いましたが枠をわずかに超えていきました。
直後にもチャンスがあったがこれも外れる。
だが、初めて見るルイス エンリケは期待を抱かせるには十分でした。
シュート以外にもいろんなプレーで輝きを放っていました。

結局、試合は90分では得点が入らず、延長戦に。
だんだんカターレが明らかに押し始めるものの、延長線の前半でもゴールは決まらず。
延長線の後半には気がつくとDFの高山を上げて、碓井をセンターバックの位置に下げていました。
高山に故障があったのかと思いましたが、そういうわけでもなさそうでしだ。

これはPK戦かも、と思い始めた113分についにゴールが決まります。
松岡のドリブルからFWの位置から高山が裏に抜けて受け、それを右サイドにマイナスのパス。
上がってきていた神山のクロスがルイス エンリケの頭に合ってついにゴールが決まりました。

試合はこの1点でカターレ富山の勝利。
去年のスコアを考えたら、もっと楽に勝たなければいけない試合でしたが、それでも勝てたことはよかったし、いろんな選手を見ることができて新鮮でした。

何と言ってもこの試合の収穫はルイス エンリケで、ぜひリーグ戦でも見たいと思える出来でした。
その他では、今瀬、神山は良かったと思います。
また、高橋駿太と末木は鹿児島戦で後半まるまる出ていただけに、120分お疲れ様と言いたいです。

新庄クラブにいた元カターレのメンバーも、佐々木一輝は中盤でさすがと言えるプレーを見せていたし、ルーカスのフィジカルは健在で、松原もゲームキャプテンを務め、センターバックとしてマテウスをしっかり抑えていたし、特徴のロングスローも健在でした。

シュート数も120分で12、新庄クラブは7。
内容としては、決して良かったとは言えないでしょう。
それでも、今のチーム状態を考えれば最悪の事態は避けられたわけで、リーグ戦で流れを上向きにしていってほしいところです。


富山新庄クラブサポーター
新庄クラブのキャプテン松原に準優勝の表彰
優勝のカターレのメンバーに表彰状と盾など
試合後の記念撮影

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