【カターレ富山】3連勝ならず ホーム SC相模原 戦　2024 J3リーグ第19節(2024/6/29(土))

3連戦は今のところ連勝中。
岩手戦を終えて今季初めてプレーオフ圏内の5位に浮上した。
この順位をキープして前半を終えたい。

１　スタメン

スタメンは2日前の岩手戦と比較すると、6人を入替え。
脇本、神山、河井、坪川、井上、松本をスタメンで起用してきた。

フォーメーションは4−2−3−1。並びはゴールキーパーが田川。ディフェンスラインは4バック右から西矢、脇本、神山、安光。ボランチは河井と坪川、2列目は右に布施谷、中に井上、左に吉平、1トップに松本。サブは、GK齋藤、DF鍋田、MF松岡、末木、伊藤、髙橋馨希、FW碓井。
相模原は、前節から5人を入替え。

2　相模原に押され気味

3分、相模原は左からMF橋本がロングスロー。これが2回続いた。
17分、富山はMF吉平が右からクロスを入れるも富山の選手に合わず。
20分、相模原はMF橋本が右からロングスローを2本。
21分、相模原はMF橋本がクロスを入れる。
さらに23分、今度は左からロングスローと思いきや、普通のスローでスタートさせ、シュートで終わる。
25分、気温の高い中での試合ということで飲水タイム。

ここまでやや相模原が優勢に見える。

飲水タイム後は富山がボールをキープする時間となったが、29分、一気に相模原が逆襲。
右サイドを上がったFW高木からのクロスにMF橋本が合わせるも、富山のGK田川がかろうじて触れてコーナーキックに逃れる。
30分、続くコーナーキックの流れから富山ゴールを脅かすが、これもGK田川が防ぐ。
33分、富山はDF神山からのボールがFW松本につながり、ここからコーナーキックを得る。
MF河井のキックは、ゴールの前でワンバウンドし、ファーサイドで待つ吉平に合いそうだったが、わずかに超えて行った。

富山はだいぶボールを保持する時間が増えたものの、なかなかシュートまで行けない。

35分から36分にかけて、富山は高い位置でボールを奪取し、右からMF布施谷がクロス。
後ろから飛び込んできたDF安光が頭で合わせるも相手GKがコーナーキックに逃れる。
40分、相模原がチャンスを作って、MF橋本がゴール正面からミドルシュートを狙ったが、富山のGK田川が触れてコーナーキックに逃れる。
42分、相模原のMF長谷川が富山のMF井上を倒してイエローカード。
45分、相模原はMF橋本が右から再びロングスロー。
45+1分、GK田川のキックからMF井上がシュートを狙うが相手GKがキャッチ。

ロングスローを交えて相模原の方がいい形で進めたが前半は0−0で終了した。

３　チャンスはあったが引き分けは妥当か

後半開始にあたり、選手交代はなし。
46分、いきなり相模原がコーナーキックを獲得。しかし、これはシュートを許さず。

後半開始から5分ほどは相模原がボールを支配して攻める。

55分、富山は左サイドを攻めて、DF安光が上げようとしたクロスがコーナーキックに。
MF河井のキックにFW松本が頭で合わせる。
57分、ボール奪取から右サイドに流れたMF井上にパスが通り、そこからボールを受けた布施谷がシュート。

59分、富山はMF坪川に代わりMF末木、MF吉平に代わりMF伊藤。

60分、富山はMF布施谷がミドルシュート。
直後に、相模原はMF高野に代わりMF牧山、FW高木に代わりFWブルーノサントス。

64分、相模原は右サイドからMF橋本がロングスローも富山ディフェンスがクリア。
66分、相模原のコーナーキックは、富山が守り切る。

68分、富山はMF布瀬谷に代わりMF髙橋馨希、MF井上に代わりFW碓井。
68分、富山のフリーキックはMF末木が蹴るが、シュートまで行けず。
70分、相模原はDF田代に代わりMF金城、MF長谷川に代わりMF岩上。

75分、富山はMF髙橋馨希のコーナーキックにFW松本が頭で叩きつけるもゴールの少し左へ。これはもったいなかった。
同じ75分、相模原は右サイドを突破し、中へクロス、さらにその流れからゴール前中央、MF岩上のミドルシュートは枠をとらえ、これを富山のGK田川がファインセーブで外へ弾き出す。
82分、富山のMF河井が相模原のMF牧山を倒してイエローカード。

富山も雰囲気は出てきたが、なかなか決定的なチャンスには至っていない。
83分、富山はMF河合を下げてMF松岡。
これで松岡を右サイドに髙橋馨希をボランチに。
さらに相模原はFW伊藤に代えてFW瀬沼。
85分、相模原は右サイドからMF岩上のロングスロー。
86分、富山は左サイドDF安光がクロスを上げこれがコーナーキックに。
これは再びFW松本が頭で狙うがボールはゴールの上へ。
89分、相模原は波状攻撃を加え、スローインを獲得。MF岩上によるロングスロー。そこからMF牧山のシュートにつながったが枠には飛ばず。
92分、富山はDF安光のフィードで、MF伊藤が裏に抜けチャンスを作る。

結局、試合は動かず、0−0で試合は終了。引き分けに終わった。

４　田川の活躍で勝ち点1は死守

なかなか厳しい戦いになった。
3連戦の疲れに加え、相模原が監督交代で今季あまり出番がなかった選手を多く起用し、モチベーションが高かった。
そして執拗にロングスローを入れて得点にこだわってきた。
それでも失点せずに守り抜いた守備陣は評価したい。
特に田川。
いつも彼には助けられているが、この日は特に助けられた。
彼のセーブがなければ複数失点していてもおかしくなかった。
この引き分けは次の試合に勝つことで活きる。
アウェイでのFC大阪戦で、順位が上の相手だが、ここを勝利することで再びプレーオフ圏内に浮上したい。

５　ハイライト

試合のスタッツ

カターレ富山公式ウェブサイト

６　今節終了時の順位

これで富山は翌日の結果も受けて7勝8分4敗で7位に。
2位との勝ち点差は2になった。

7　出場メンバーについて一言

MVP
GK 1 田川 知樹
ファインセーブ連発で勝ち点1を奪うのに貢献。

SVP（さば的視点MVP）
DF 2 脇本 晃成
相模原の攻撃を跳ね返し続けた。
DF 4 神山 京右
相模原の攻撃に手を焼いたが踏ん張った。
FW 11 松本 孝平
ゴールを外したのが悔やまれるが、調子が上がり、攻撃の形を作れるようになってきた。
スタメン
GK 1 田川 知樹
同上
DF 2 脇本 晃成
同上
DF 4 神山 京右
同上
DF 25 安光 将作
チャンスを演出していた
MF 17 坪川 潤之
中盤でボール奪取に走り回った
MF 24 河井 陽介
中盤でリズムを作った
MF 28 布施谷 翔
疲れもあったかさほど目立たなかった
MF 19 井上 直輝
スペースに抜けだしいい仕事はしていたが決定的な仕事ができなかった
MF 27 吉平 翼
3試合連続スタメンで疲れもあったか
FW 11 松本 孝平
スタメンで変わりつつある

サブメンバー
MF 8 松岡大智
持ち味は見せていたが
MF 16 末木 裕也
積極的にプレーしていた
MF 18 伊藤 拓巳
チャンスを演出
MF 33 髙橋 馨希
途中出場で攻撃の勢いが増した
FW 9 碓井 聖生
決定的なチャンスまでは作れず