【カターレ富山】敵地で最低限の結果はつかむ ルヴァンカッププレーオフラウンド第1戦 アウェイ コンサドーレ札幌 戦 (2024/6/5(水))
日曜日、リーグ戦で沼津に敗れ、5連戦の1戦目を落としてしまった。
2戦目となるこの試合、J1チームのホームでどこまでできるか、楽しみである。
1 スタメン
富山のスタメンは、ゴールキーパーが齋藤、ディフェンスは右から大迫、川上、今瀬、安光、ボランチは末木とガブリエル エンリケ、2列目は右に松岡、中に髙橋馨希、左に伊藤、ワントップが碓井。
日曜のリーグ戦から連続のスタメンは安光だけで選手を入れ替えてきた。
2 前半は最高の滑り出し
8分、富山のセンターバック川上から右前方のスペースにパス、そこへMF末木が走り込んで中へクロス、札幌のディフェンスがクリアするもFW碓井が足に当ててマイボールにして左足でシュートするとこれが決まった。
札幌相手に、欲しかった先制点が早くも決まった。
思った以上に早い時間での先制にやれるのではないかという気配が漂う。
20分くらいから札幌がボールを保持する時間が続く。
21分、札幌のクロスに対する富山DF川上のクリアがゴールに入りそうになるが、GK齋藤が辛うじて掻き出す。
24分、再び富山のDF川上が右前方にフィードし、MF髙橋馨希が受けようとした時に倒され、フリーキックを得る。
これを髙橋馨希が蹴るがシュートには至らず。
30分、札幌が右サイド深い位置からフリーキック。それは富山ディフェンスがクリアし、コーナーキックに。
コーナーキックが2本続いたがこれは防ぎ切った。
富山もうまく守っている。
38分、富山のMF松岡がゴール正面で倒されてフリーキックを得る。
これをFW碓井が思い切って狙うがディフェンスに当たる。
41分、ゴール左前で札幌がフリーキックを得る。だが、それは守り切って富山がボールを奪う。
富山がディフェンスラインからボランチに出したパスが札幌のMF長谷川に奪われてロングシュートを打たれる。
コースが良ければ完全に決まっていたが、ぎりぎりクロスバーに当たってことなきを得る。
44分、札幌がコーナーキックを獲得もヘディングシュートは枠の上へ。
アディショナルタイム1分も経過し、前半は1−0と富山1点リードで終えた。
3 耐えに耐えたが、最後に決められる
後半開始にあたり、札幌はDF岡田に代えてDF馬場、MF田中宏に代えてFW菅。
後半開始からほとんど札幌がボールを支配し、パスを回し続ける。
54分、札幌はMF腹が右からクロスを入れるが富山のGK齋藤がキャッチ。
55分、ようやく富山が攻撃に出て、右サイドバックの大迫が入れたクロスにFW碓井が頭で狙うもゴールの右へ。
56分、富山はボールに触れる機会が少なかったMF伊藤に代えてDF脇本を入れる。
これで5バックにし、2列目を1人削り、左に髙橋馨希、右に松岡とした。
60分、札幌は右からクロスを入れ、ファーサイドでDF家泉が頭にドンピシャで当てたが、富山のGK齋藤が足で外へ弾き出すスーパービッグセーブ。
これで一気に守備陣の士気が高まっただろう。
札幌は依然としてFW小林が中盤に降りてパスを散らして攻撃を操る。
65分、札幌の右サイド原が深く入り、コーナーキックを獲得。しかし、これもシュートには至らず。
67分、札幌はDF髙尾に代わりFW出間。
富山はDF大迫に代わりMF大山、FW碓井に代わりFWマテウス。
ずっと札幌がボールを持っているが、80分を回った。
81分、札幌の右からのクロスをGK齋藤がパンチングでクリアしたところ、それを拾った札幌のMF長谷川がやや左からゴールに向かってクロスを入れる。
ボールはDF今瀬が頭でクリアしようとするが、わずかにしか触れることができず、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。
記録は長谷川のゴールになった。
83分、富山はMF末木に代わりMF坪川、MF松岡に代わりMF布施谷。
89分、札幌はペナルティエリア内からシュートするが、GK齋藤がキャッチ。
札幌が攻めるが、富山も懸命に守る。
アディショナルタイムは4分で、その時間を過ぎてもゲームが切れず、札幌のコーナーキックに。
札幌の最後のチャンスだったが、これもシュートには至らせず。
1−1のスコアで富山はアウェイの試合を乗り切り、ホームでの第2戦を迎えることになった。
4 守りに入って最低限の結果を得る
後半に入り、札幌がボールを持つ時間が増え、それを見て富山はディフェンスを増やして守りに徹した。
そのおかげで、一方的な試合になったが、何とか1失点だけで、引き分けには持ち込むことができた。
ホームではもう少しチャンスも増えるだろう。
少ないチャンスを生かしたい。