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精神科感想

精神科初診行ってきました。記録ついでに。

【診断】
特になし
【処方】
インチュニブ1mg 17日分
エビリファイ1mg 20回分

8月に面談した発達支援センターの方から、精神科の治療対象ではないかということで受診。(ということになっているらしい)

先生は30代の女性の方だった。
写経のようになった問診票を一緒に見ながら、まず1対1で面談。

【話したこと】
・夏に受けた発達支援センターでADD(不注意優勢ADHD)の傾向があると言われた。頭の中がいつも騒がしい、集中できない、音声に過敏でパニックになる、などが日常生活で困っている
・家族との関係について聞かれる。概ね良好。しかし過去に姉の声でノイローゼ気味になっていたこと、その際に姉にも母にも話を取り合って貰えなかったことが心に残っている
・自滅的な行動(自傷・過食・失踪)をとることがあり、その行動をしてしまう意識はコントロールできないし、後になると何故してしまったのか分からないし、あまり記憶がはっきりとせず、別の自我があるように感じている。
・今は不眠の状態にある。しかし逆に過眠になることもあり、不眠と過眠を交互に繰り返している。
・周りからどう見られるかがとても気になってしまい、相手の感じ方を先読みして言いたいことが言えなかったり、気を遣いすぎる。気を遣うことを意識しすぎて、相手にもそれを期待してしまい、そうされないと落ち込んでしまいがち。
・激しい気分の落ち込みもあり、それは小学校頃からある。
・話した症状はその殆どが今年8月頃から発症又は悪化していて、普通の日常生活が送れなくなっている。

と、一通り話すと治療方針について先生から。
なんと、ADDを治療する方針らしい。
不注意などの諸症状から落ち込みの方向に流れてしまっているとの見解のようだ。こいつぁー困ったぜと内心焦る。だが声は出ない。先生に言われ母を呼ぶ。
「発達支援センターでADDの傾向ありということでしたが、面談したところ確かにその傾向があるのかなと思います。沢山の情報を全て受け取ろうとしてしまうことがあるので、それで疲れてしまったり、不注意などの症状から気分が落ち込んでしまうということが考えられるので、インチュニブというADDの薬を出すのでそれで治療していきませんか」とのこと。
母は、私が「苦しい」というのをなんとかしてやりたいからそれが改善するならば…と。素直に嬉しい。(でも、でも…)とまごまごする私。

そして先生。「大きく気分が落ち込むことがあるということで、そういう時に自傷をしてしまったりとかがあると。でもその時のことはあまり記憶にない、と言っていたので、それはまたADDとは違うのかな…と思います。こういう時に飲む薬でエビリファイというのを出しておきます。」
エビリファイは知っていたのでうっかり「あー」と言ったら二方から「なんで知ってるの?」とツッコまれた。

処方箋がインチュニブとエビリファイで確定した様子。そこでふたつの薬についての説明される。
インチュニブはADHDの諸症状の改善が望める。しかし低血圧になる人がいるから注意がいるとのこと。眠くなる副作用があるため、不眠の症状も改善できるだろうと言われた。夜眠る前に1回。
低血圧について、朝起きるのが苦手で起きるまで40分ぐらいかかっていると話すと、「次の日まで影響が起きることはあまりないと思いますが、まあ個人差があるので…」と言われた。

エビリファイは心の波をフラットに落ち着かせる効果がある。1日3回まで服用していい。最初は液と言われたけど、取扱がなくて錠剤になった。

と、処方の説明終わり。

薬との相性や効果を聞くために早めに来て欲しい、ということで10月30日が再診日になった。
最後、「他になにか聞きたいことはありますか」、と先生。
診断が欲しい私の最後のあがき、「頭がか〜っとなっている時に昔言われた言葉とか、変なイメージの映像とかがたくさん浮かんできて怖いのですが」と主張。
玉砕。それもインチュニブで改善されるといいね〜みたいな感じになった。

診察終わり。
方針について理解できないこともないが、なんとはなし不服だった。
受付でピカピカ新品の診察券と予約表を貰う。会計は6500円だった。ありがとう母。

あと薬局で薬を貰う時、インチュニブについて薬剤師さんから「先生から聞いたと思いますが」という枕詞の後に衝撃の事実「元々血圧を下げるための薬で気分の浮き沈みがある方に飲ませたらたまたま上手くいったという薬なのでまあ血圧が下がります」……!?!?(あの…先生…?)ここで担当医への信頼をひとつ失う。

インチュニブについてのパンフレットを付けてもらった。
部活に行かねばならなかったので、夕方帰ってきてからインチュニブについてリサーチ。

まずはパンフレットを熟読。
ADHDの「不注意・多動・衝動」が改善が期待されるお薬。ふむ。インチュニブを飲むことによって情報伝達を調節する勝手口のようなものが閉じてそこから情報が出ていかなくなり、結果脳内の情報伝達を増やす…という作用があると考えられていると。
なーるほど。次のページ…インチュニブを飲む前にご確認して頂きたいこと。はい。「下記に該当する方はその症状や程度により、インチュニブを慎重に飲む必要があります」…1番下には「抑うつ状態の方」と。エェー!ビックリドッキリドンドンだよ。どういうことじゃ。

読み進めていくと、飲む際の注意点が。
色あざやかなの枠線に囲まれ、血圧低下・失神・眠気などの副作用について書いてある。その下に黒字でその他…とあり、さらにその下に小さ〜〜〜な文字で
・攻撃的な態度や行動があらわれる、又はひどくなる可能性があります。
・「死んでしまいたい」などと言ったり、関連するような行動をとったりする可能性があります。
わたくしそれを避けたいがために病院に罹ったのですが?

ここで堪えきれずパブリックサーチに入りました。
Twitterで検索検索……得られた意見は
・多動性衝動性に効く
・効かない
・本当にガチで眠くなる
・散らかった頭の中がすっきりする
・フラッシュバックや頭のもやがなくなる
・血圧爆下がり
・太る
といった感じ。だが私の念頭にはしっかり”個人差“という保健のスローガンがある。飲んでみなくちゃわからない。

しかし調べた限り不注意にあまり効果がないというし、なんなら体重増加の可能性もちゃっかりガチそうなので、取り敢えず今日から試用と眠剤代わりに飲んでみて、ちょっとでも起きれないとか具合悪いとかになったら即ストラテラに変えてもらおう、と思う次第。

あとパンフに載っていたあの怖すぎる暴力だの死にたいだのの副作用についてネットでは何も見つからなかった。なんなんだ本当に


取り敢えず、ようやく精神科に罹ることができて良かった。連れてきてくれた母にもとても感謝している。これを書いている今も色々と辛い諸症状があるのだが、エビリファイを手に辛抱していこうと思う。

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