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過去一ハマっているソシャゲ、アークナイツを上げたり下げたりしながらご紹介


先日アニメ化の発表もされた「アークナイツ」というソーシャルゲームをご紹介したい。基本的には未プレイの方向けであり既プレイの方がもしここにたどり着いてしまったら暇つぶしにでもどうぞ。

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ゲームそのもののジャンルとしてはタワーディフェンスという、マップにキャラを配置して敵の進軍を防ぐというもの。上記の画像だと上の赤いところから右下の青いところに敵が流れていき、それを間で止めるといった具合。キャラクターの配置(上下左右の向きと合わせて)とスキル(技)の発動は任意で行うが移動といった概念はない。

日本でのリリースは2020年の1月。もうすぐ2年が経つ。筆者自身始めたのは20年の夏なのでプレイ歴は大体1年半。先に述べておきたいのだが基本的に自分はコンシューマーゲームを遊ぶことが大半で、このゲーム以外のソシャゲを(ほぼ)経験したことがない。ちょっとタイトル詐欺かもしれない…。他のソシャゲとの比較はさほどできないという点はご了承いただきたい。

そして確実に言えることとして、向き不向きがしっかりあるゲームに仕上がっている。HyperGryph(このゲームの開発会社)の人間でもないのに上げまくるのも不自然なので気が早いが先に不満点になりそうな部分を挙げておこうと思う。自分に合わないと思ったら無理にやってもらうことはない。

不満点になるかもしれない部分

1.ソシャゲである

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いきなりで申し訳ないがこれに尽きる。この時点でもうマイナス50点まである。しかし後述するゲームの内容が個人的にぶっ刺さったため(あえて点数をつけるなら140点ぐらい、これで計90点)、これまで続けてきた。

他のソシャゲと同じく、いわゆるスタミナを使ってステージを回りシナリオを進めたり素材を集めたりする。ただし一部コンテンツではスタミナを消費しない。

定期的にコンテンツが追加されていき新しい体験が継続して出来るのはソシャゲの強みだなとは感じている。

2.しっかりとしたゲームをさせてくれる裏返しとして、操作が複雑

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ソシャゲの割に操作を求めるゲーム性に仕上がっている。お手軽ポチポチゲーでは決してない。これをスマホでやれと言われるため、どうしても合わない人は出てくると思う。ぶっちゃけ自分はスマホでしようとは思わない。(自分が所持するスマホのスペックが低いのもあるが) 

今回の記事では省くが、自分はパソコン上で遊んでおり、個人的にはこの方法や画面の大きいiPad等で遊ぶのをお勧めしたい。記事を新たに書くモチベができたら投稿しようと思う。

3.ストーリーの内容が重い。陰鬱。あと分かりづらい表現があったり純粋に長かったり

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我ながらボロクソに言ってる気がする。このゲーム、女の子のキャラクター同士でキャッキャウフフする話は出てこない。多分この先も。出てきたと思ったら不穏な感じで締めくくられる。そもそものテーマの一つに「(とある架空の病気の)感染者vsその他」や「種族差別」などがある時点でもうどうしようもない。ただそれだけに心に残る部分があり、人によってはそういうのを求めてたなんて場合もあるかも。

またこれも今回は簡単な説明に留めておくが元々中国が開発したゲームであるため、それを翻訳する際に分かりづらくなってしまっている文章がたまにある。あの刹那の間に鞘走るかよ!? ただ最近のシナリオは翻訳のクオリティが上がっているらしく気になるレベルではない。

22年10月追記:先日のアップデートでシナリオ部分の翻訳修正がなされたようだ。以前にもまして大分読みやすくなっている模様。

もう一つ、全体的に文章量が凄まじく多い。特に8章。ソシャゲのシナリオなんて全スキップ上等という人はともかく、気になる人は出てくるかと思われる。自分がそうなのだが、普段から読書をしてたりする人であれば気にならない、むしろもっと欲しいとなるかもしれない。

前置きが長くなってしまった。本題に入ろう。

ゲームとしてはどうか、またソシャゲとしてどうか

1.ゲーム性について

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結論から言うと非常によくできている

キャラクターの性能でなんとかなる場面も多いが、どちらかでいうとステージごとにある正攻法をトライ&エラーでいかに見出すかが重要なゲームになっている。失敗した、じゃあここの配置をちょっと変えて再挑戦するか、みたいな。始めたての自分がそうだったのだが、無理に高レアを配置するよりも適材適所の低レアキャラを使った方が安定した、なんてこともざらにある。

開発としても極度のインフレは避けようとしているようで、最近では敵のステータスを単純に上げるのではなく、ギミックに富んだステージが増えつつある。それはそれで攻略する側からするとやっかいだが適材適所にキャラクターを配置し難局を乗り越えることが、このゲームをうまく進める方法かと思う。

ただし余談ではあるが非常に偏った編成でステージクリアを目指す変わった遊び方をしているプレイヤーもちょいちょい居る。いわゆる縛りプレイの一種にあたる。

キャラクター自身の性能についても述べたいが、次項と一緒にしてしまおうと思う。

2.ソシャゲ的要素

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とはいえその適材適所を毎度見つけられるわけでもない。時間も有限だ。そこで悔しいがガチャの出番ということになる。 ​

育成は大変だが、特に☆6(最高レアリティ)のキャラクターが使えればある程度ごり押しが可能になる。ただこの「ある程度」が曲者で、状況にあっていないキャラクターだと☆6だろうが簡単に落ちてしまう。このゲームの大切な点としていかにそのキャラクターの持ち味を生かせる場面を見つけられるかが重要となっている。その点でいえば☆3だろうが☆6だろうが同じである。(流石に☆3ともなると基礎性能で負けがちだが)

個人的にはこの微妙なバランスが良くできていると思っており、無理に課金して新キャラを引きにいかなくとも持っているキャラクターでなんとかなる、欲しいと思ったキャラだけ引きに行けばいいというスタイルで続けられるのが好みだ。自分も☆6を含む持っていないキャラクターが未だ多い。単純にガチャをして出なかったってことも当然あるが。

これも語ると長くなりそうなので短く留めておくが、いわゆる「凸(同じキャラクターを複数ゲットすることでより強化する)」の存在が非常に薄いのも大きい。1人いれば2人目はいらないのだ。続きを書く気になったら詳しく書きたいと思う。(書きました↓)


また、ソシャゲでありがち(らしい)、PvP(プレイヤー同士で争うコンテンツ)がないのも多くのプレイヤーを獲得している理由かと思う。直接の戦闘要素はもちろん、ランキングなども一切ないという徹底ぶり。唯一「危機契約」という定期的に開催されるイベントでどこまで難しいステージに挑戦できたか、みたいなもので争えなくもないがゲーム内では一部フレンドの情報のみが表示されるぐらいで他の人たちの情報が知りたい場合はツイッターなどを覗くしかない。デスストランディングではないが、ソシャゲでありながらも他人とゆるーく繋がるコンテンツなのだ。ついでに言うとギルドやチームといったものもない。

キャラクターや世界観・ストーリーなど

1.キャラクター

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硬派ナイツ。
…だけだと説明になっていないので補足する。全体的にかわいい系よりもかっこいい系のキャラクターが多い。多分主観も交じっているが。この辺りは同じ運営元であるYostarから出ているブルーアーカイブなんかとは対照的である。女性キャラクターが多いものの若干数男性キャラクターが居るのも特徴。(ざっと調べたら約30人ほど。若干数ではない)

シナリオもそうだがキャラクターも全体的に暗い色であることが多い印象で、あまり派手な色合いのキャラクターは少ない。詳しくはないがテックウェアというジャンルらしい、パーカーをはじめとする服装で厚着している場合が多い。コーデ(ほかのゲームでいうスキン)で衣装を変えられたりする。

開発元は中国と先に触れたが、ボイスは日本人声優が担当している。これは大陸版(中国でのバージョン)でも同じで、最近になって大陸版には中国語ボイスが一部に実装されたという状態。有名声優が多数参加とのことで自分も知っている人がちらほら居るが語れるほど詳しくはないのでここでは割愛。

立ち絵自体は動かない止め絵だったが、最近になってごく一部のキャラクターにLive2Dが実装された。あとなぜか最初から動く購買部のねーちゃん。実際のゲームではSDキャラクターとなって動く仕様で、ペーパーマリオなんかを想像してもらえると分かりやすい。裏表があって色々動く感じ。

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自分が始めてみようと思ったきっかけはこのキャラクター達が魅力的に感じたというのが大きい。さらにこのゲームを知った理由を探ると、とあるコスプレをしてガチャを引く実況者にまで遡るのだがこれも今回は割愛。

2.世界観・メインストーリー

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荒廃したとある世界、テラ。色々と考察があるが謎に包まれている。全体的に明かされていない部分が多く、主人公たちがいるロドスという組織についても同様に謎が多い。アーツ(魔法のようなもの)という概念があったり、超巨大な陸上戦艦のようなものの上で多くの人たちが暮らしていたりなどSF的な要素が多々見受けられる。

治療が困難な病気、鉱石病が蔓延しており、その病気自体も脅威だが同時に感染者は非感染者から迫害されてしまうという非常に厳しい世界を描いている。ファンアート等で疑問に思った方もいるかもしれないが、アークナイツのキャラクターで体表面に石のようなものがある場合、それはこの病気のためである。ロドスも製薬会社であり感染者の治療をしている。現時点でその製薬会社という側面はそこまで強調はされていないが、薬を配ったりしている描写などはちょいちょいある。

とある組織に対抗する話がメインストーリーなのだが、今年4月に実装された第8章にて一旦の完結をしている。第一部完といった感じ。なので今始めればメインストーリーの追加はまだか!となることなく楽しめるということである。7章クリア後の8章実装までのもどかしさはなかなか凄かった。

ただし人により受け取り方は違うかとは思うが、メインストーリーの序盤~中盤あたりまではいまいち盛り上がりに欠けているようなイメージを受ける。起承転結ではなく起承承…みたいな。しかし第4章あたりから急に物語が展開しはじめ、そのまま右肩上がりで面白くなっていった。レジギガス。中盤ぐらいまでの内容が頭の中ですでに若干怪しいのでそのうちまた読み返したい。

これも割愛するが、先行で運営されている大陸版では既に第9章が実装されている。早く読みたい。

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よく話が長いと言われる人。物語のキーキャラだったのだがつい先日プレイアブルキャラとして実装された。例にもれずよく見ると右肩に石のようなものがある。

メインシナリオのほかにサブストーリーやオムニバスストーリーが実装されており、そこでも世界観やキャラクターの深堀りをしている。…しているのだがそれでも謎は深まるばかりといった状態。プレイヤー間でも元ネタについて調べられていたり情報共有などがされていて、このnoteにも考察記事が沢山ある。風呂敷はいつ畳まれるのか、それとも広げっぱなしになるのかが気になるところ。恐らくすべての謎を解決はせずにある程度はプレイヤー側に投げかけるのではないかと予想している。

アニメ化について

ある程度売れたソシャゲの行きつく先、というと穿った見方になるかもしれないが、先日アニメ化が発表された。ソシャゲのアニメ化ということで不安半分期待半分というのが素直な印象。このゲームは(日本での)イベント実装時にアニメPVが作られるのがいつからかのお約束になっているのだが、これ自体の出来は非常に良く、制作元は同じとのこと。もしかしたらテレビのCMなどで見たことがある人もいるかもしれない。

↑第8章のアニメPVを乗せようと思っていたが、よくよく見るとネタバレの宝庫だったためここでは第7章のものを掲載。気にならない方であれば第8章のものも是非見てほしい。音楽も素晴らしいのだがこれもまた次回等で…

この記事の冒頭にも書いたように、話が非常に重いためどれだけ新規を取り込めるかは未知数。また先に述べたようにストーリーの盛り上がりが後半部分に纏まってしまっているため、前半(特に序盤)だけで見た場合いまいちアツイ展開などがない。既プレイヤーであればこの後の盛り上がりや登場するキャラクターなどを目当てに継続して視聴できるが、前知識なしだとなにこの陰鬱なアニメ…となりそうなのが怖いところ。こんな杞憂もあっさり覆すぐらいのアニメを作ってくれると嬉しい。

メインストーリーの内容の濃さ的にも1クール12話で纏められるようなものではないので、恐らく前日譚か、序盤・前半のみを一旦アニメ化するものと思われる。シーズン1と書いてあるのもそういうことかと。

どれだけ早くても22年末、下手すると23年にもつれこむんじゃないかと勝手に予想しているのでまだまだ先のことではあるが、ここまで楽しんでいるソシャゲなのでアニメもしっかり視聴しようと思っている。

↑2022年10月から放映開始が決定。

終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。がっつりとネガティブな部分から入って行ったため、推したいのか推したくないのかはっきりせいと言われてもおかしくない内容ですが、タイトルの通りここまでハマったコンテンツはアークナイツを除いてありません。

自分でも丸々1年と少しの間、ガチャで爆死をしつつもモチベが保たれているのが不思議なぐらいです。少しでも興味を持ったら…と書くとアレですが、どんなキャラクターがいるのかなと調べてもらえるだけでも幸いです。星の数ほどあるソシャゲですが、ファンアートが盛んに描かれているのも特徴かなと思います。

また、より深い部分(先行している大陸版や具体的なゲームシステム)を今後補足するかもしれません。その時これを読んだ方がドクターになっていれば、また読んでくださればと思います。

それでは。

PS.何度目か忘れたがラップランドのフィギュアが延期されていた。今年中に届けばいいなぐらいの気持ちの方がいいかもしれない

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