Vtuber最協決定戦S2を見た所感

題の通りざっくり所感を。
非常に良い大会でした。
書きなぐりなのでまた推敲したいと思います。

以下各チーム毎に書いていきます。中位以降は気になったチームだけ書いています。
※データは練習カスタム全日程の物を引用
※評価は練習カスタムのデータおよび私の主観でつけていますのであくまで参考程度にお願いします。Sが最高評価、Eが最低評価で考えています。

1位:JMY 対面力:A オーダー:S- 連携:A
ジブなし構成というかなり尖った構成をしたチーム。だがこれが刺さり、構成を変えたカスタム終盤のみで考えればNsNに次ぐ平均順位を獲得している。
前回大会ではあまり目立たなかったJMYが、飛躍的な成長を遂げ帰ってきた。

・チーム構成とその特性
特徴的なのがジブラルタルoutコースティックinというピックです。
オリンパスは平地が多く遮蔽が少ないため射線を切れるジブラルタルのピック率が高く、
一方でガスが刺さりにくいという観点からコースティックの優先順位は落ちるという見解が一般的です。
JMYも当初はジブラルタルをピックしていましたが、3日目までの順位平均は11.3と振るわない結果に終わっていました。
しかし、4日目に「思い切って好きなレジェンドを使ってみよう」との考えからジブ抜き構成に変更、見事に刺さり総合3位を獲得しました。
※4日目以降だけで考えた平均総合順位は4.0と全チーム2位で、NsNに次ぐ成績
コースティックガスを生かすことを第一に考え、終盤に有利ポジションを取るという意識が非常に高かったです。
チームの構成・特性を理解した素晴らしいゲーム運びだと感じました。

・大会本番の勝負強さ
JMYは対面力の高さはそれなりにあるが、キルポイントは上位チームに届かない印象がありました。
(構成を変えた4日目以降は試合平均4.0キル。BIG、APW、NsNは全日程で試合平均5キル以上)
しかし蓋を開けてみると上振れも上振れ、本番は久檻夜くぅがモストキル賞、獅子神レオナがキル数2位と圧倒的な結果に。
これを本番に持ってこれる勝負強さが他チームとの命運を分けたのではないでしょうか。

・最後に
優勝を狙えるチームではあるが本命からは外れるという評価が多かった中、終盤にかけ急成長を見せ、本番では最高の勝負強さを発揮したと思います。
見応えのある内容でした。本当におめでとうございます!!!
くぅちゃんかわいかった。

1位:NsN 対面力:S オーダー:S+ 連携:S+
チームの完成度という観点において大会No.1というのは誰が見ても明らか。
カスタムの7日間における平均順位は3.4であり、躓いた6日目の9位を除けば全て総合4位以上という異常な安定感を誇る。
(2位のBIGの総合順位平均は5.0、3位のAPWは5.6)

・非常に高い対面力
勇気ちひろ:キル6位/ダメ8位 イブラヒム:キル12位/ダメ10位 ラトナ・プティ:キル11位/ダメ11位 チーム毎:キル3位/ダメ2位
安定ムーブ念頭に行動していたが、キルムーブも出来る対面の強さ。キルムーブを選択していればBIGと同等のキル・ダメージを取れたと思います。ウルトが残っている状態ならどこのチームにも負けないとの自己評価は他者も認めるところ。
インファイトに強い女性陣はもちろん、イブラヒムのクリプトがほんとに強い。
本当に先手を打たれているのか?という速度でのEMP発動も度々見られ、DTNのあれるさんやNsNコーチ陣にもべた褒めされていました。
本戦もBIGに半ば先手を取られながらも壊滅させています。

・キャラ理解度とオーダー・連携
各々のキャラ理解度が高く、勇気ちひろのポータル判断、ラトナ・プティのドームタイミング、イブラヒムのドローン運用などには目を見張るものがありました。
オーダー面ではメインの勇気ちひろの判断力が非常に高く、またサブオーダーとしてラトナ・プティとイブラヒムも機能していました。
連携面では声掛けが非常にしっかりしており、一人ではカバーしきれない部分を残りの二人がしっかりと負担していました。また報告が簡潔で非常にわかりやすく、勇気ちひろとしても非常にやりやすそうに見えました。
これらが判断の速さや漁夫警戒、カバー意識、強いポジション取り等に繋がっており、平均順位3.4という圧倒的な成績を叩き出したのだと考えます。

・最後に
全員がダメージを出し、各々の役割を完遂し、意見を出し合うというチームの理想形。
まさに最”協”といえるチームだったと思います。本当におめでとうございます!!!
ぷてが筆者の本命の推し。

3位:BIG 対面力:S+ オーダー:B+ 連携:A 
対面最強。1日目、2日目は両日とも1位、3日目も2位とOPとまで言われる圧倒的成績を残す。
しかし、他チームの練度が上がり得意としていたキルムーブが刺さりづらくなり失速。
本番までにどう修正するかが肝となっていた。

・大会最強の対面力
小森めと:キル7位・ダメ14位 白雪レイド:キル2位、ダメ3位 一ノ瀬うるは:キル3位、ダメ4位 チーム毎:キル1位・ダメ1位
同条件で打ち合ったとき、勝てる可能性のあるチームは非常に少ないです。
上位チームであっても対等~微有利、中位~下位チーム相手なら多少不利なポジション取りであっても打ち勝てる強さを持っています。
カスタム序盤はその圧倒的対面力の高さでキルを量産、まさに蹂躙といっても過言ではない成績を残しました。
カスタム7日間における平均キルダメージは2位以下のチームを大きく引き離しています。

・キルムーブの弊害
しかしそれで勝てるほどV最協は甘くなかった。試練は4日目に訪れました。
他チームが安置を優先したムーブを取り始め、多くのチームが遅い時間まで残るようになりました。
序盤から中盤にかけて大量のキルを取るというスタンスだったが他チームの動きの変化でキルが取り辛くなり、
中盤以降仕掛けるも多くのチームが残っているため漁夫られるというパターンが多々見られました。

・オーダー
序盤は何となくでやっているイメージでした。そのレベルでも持ち前の対面力の高さで十分にカバー出来ていたからです。
が、4日目以降動きが堅実になったチーム相手にキルが取れず、漁夫られるというのはやはりオーダー・チーム方針が大会に即していなかったためと思われます。
最終的に白雪レイドがオーダーとなったが仕事量が最も多いジブという事もあり、少しキャパオーバーに見えました。
辛口の評価となってしまいましたが白雪レイドの判断力は素晴らしく、時間さえあれば問題点を修正し名実ともに最強のチームとなっていたでしょう。

・最後に
個人的に思い入れが強く、次も見たいチームランキング1位。
白雪レイドの振り返り配信で思わず泣いてしまった。
チームのポイント的に同じ組み合わせは難しいかもしれないが、この三人でのAPEXを見てみたい。

4位KISS 対面力:C オーダー:A- 連携:C
本大会一番の大番狂わせをしたのがこのディープキス部。カスタム全日程での成績は14位であったが本番で大健闘の4位。
最終戦ちゃんぽんは本当にドラマチックだった。

・チーム力
大会上位の実力を持つ叶を中心にしたチーム。
ダイヤ2人・プラチナ1人と平均的なランクの組み合わせであったが、他チームに比べ総合力に欠けるというイメージでした。
ダメージやキル成績をみても上位とは大きく離されていた。(チーム毎:キル14位・ダメ14位)
序盤は叶のオーダーに2人がついていけないなど悔しい思いをすることが多かったが、3日目の初ちゃんぽんから6日目のちゃんぽんと終盤にかけ練度が上がっていき、
本番でも最終戦でちゃんぽんと見せ場を作ってくれました。

・最後に
叶の本番の強さはすごい。
また普段ボケてるおだのぶの姿しか見なかったので、ちゃんぽん時の男泣きには思わず涙腺が緩んでしまった。
本番はどうなるか分からない、バトロワの面白さを体現したチームだったと思う。本当にお疲れ様です!!!

5位 RAG 対面力:Aー オーダー:S- 連携:B+
カスタム練習で圧倒的なダメージを出していたアステル率いるホロスタチーム。(アステル:ダメ1位・キル2位)
また湊手イヅルもキル:14位・ダメ15位と健闘。

・対面力とオーダー ポジション取り
近距離での強さは、上位チームと比べ強いとは言い難い。
しかしメインオーダーを務めるアステルの的確なポジション取りで敵を弾くことを徹底しており、この牙城を崩すのは容易ではなかった。
カスタムで上位につけたのはひとえにこのオーダーあってのことだと思います。
あとアステルのG7えぐい。えぐすぎた。

・最後に
悔しい思いをすることの多かったアルランディスもAPEX配信に熱が入っておりシーズン7スプリット2でダイヤを達成しています。
こちらもチームポイント的に次回は組めなくなる組み合わせではあるが、今後各々の活躍が楽しみです。
本当にお疲れ様です!!!

以下、印象に残ったところをざっくり書き記していきます。

8位APW 対面力S オーダー:A 連携:A
BIGに次ぐキルムーブを行ってきたチーム。特にパカエルの対面力の高さは本物。カスタム練習では堂々のキル数1位。
パカエルばかりが目立ちがちだが不磨わっともキル10位と上位。
また季咲あんこも精神的支柱としてAPWに欠かせないものであった。
このチームもカスタム全日程における平均順位が全チーム3位で、NsN、BIGとならび優勝候補と目されていたチームでした。
本番はキルムーブの宿命ともいえるであろう下振れをひいてしまい、3戦目のちゃんぽん以外は中~下位に沈む。
最終戦は優勝を目指しJMYに被せるも鉄壁の守りで跳ね返され、最終結果8位と悔しい結果に終わった。
ここもリベンジの機会があれば果たしてほしいチームの一つ。
お疲れ様でした。
あんこちゃんかわいい。

9位YGR 対面力:C オーダー:B- 連携:C
ここもカスタム練習では17位と下位に沈んでおり、悔しい展開が続きました。
しかも大会前練習では瀬戸美夜子と神田笑一が喧嘩し、桜凛月とコーチの仲裁も有り一旦収まりはしましたがその後も不穏な空気が流れ、筆者を含むリスナーは本当にドキドキしていました。
しかしそんな苦い思い出を払拭する機会は本番1戦目に訪れました。
安置は前日NsNがちゃんぽんをとったガーデン外れの建物。
NsN視点を見ていたYGRは同じポジションを取り、ガスでしっかりと固め守りきりました。
最終盤コースティックのチーム同士の戦いとなるが、瀬戸美夜子がしっかりと虚空に入り安置ダメージで敵を倒し念願の初ちゃんぽん。
喜びで泣いている面々を見て思わず涙。Tsubakiコーチ本当にありがとう。YGR最高。
あとりつきんまじでかわいい。

10位:MAN 対面力:B+ オーダー:A+ 連携:C
個人的に対面で大会最強じゃないかと思うヌンボラ率いるチーム。
あまり深くは触れないが、ピックや個人の成績で心無いコメントが多く、辛い思いをしたかと思う。
そんな中、7日目にフルメンバーでのちゃんぽんを達成し思わず筆者は叫んでしまった。
本当にお疲れさまです。
ボラちゃんすこ。

12位:AQF 対面力:A+ オーダー:A- 連携:B+
こちらも優勝を狙えるチームとして名が挙がっていた英吸不滅。
葛葉を筆頭とした爆発力の高さは折り紙付きで、カスタム練習では大量キルちゃんぽんを取るなどの活躍を見せていた。

・オーダーと連携
ダイヤ3人のptであるがやはり葛葉が頭一つ抜けており、広い視野、判断力・対面力の高さが垣間見えた。
しかし、あれるコーチからの指摘にもあったように、これが悪い方向へ転ぶこととなる。
戦闘は葛葉が常に起点となり、すべてのオーダーを葛葉が下す。
そのため葛葉が崩れたときは全てが崩れることに繋がった。端的に言ってしまえば良くも悪くも葛葉の調子次第ということである。
比べるようになってしまい良くないが、NsNのような報連相が出来ていれば…と見ているだけの筆者からすると歯痒い思いでした。
カスタム後半はなかなか上位に食らいつけず、3位の白雪レイドのように弱気なオーダーやキャパオーバーになっている所が散見されました。

・最後に
非常に辛口な感想になってしまったが、本当に大好きなチームで見すぎて寝不足になった。(配信時間ながいねん…)
不破湊・エクスのゲームセンスも非常に高く、ここもまた次が見てみたいチームである。
本当にお疲れ様です!!! KING1000万再生おめでとう。

13位:BAM
ぶいすぽの誇るマスターである胡桃のあとホロライブのロボ子さん、白上フブキのチーム。
唯一のミラージュを採用しているチームで、何とは言わないがチームのあったかさを感じました。
正直なところ胡桃のあのワンマンチームでしたが、それ故に残りの二人はオーダーを完全に信じ的確に行動していました。
カスタム練習ではその成果もありちゃんぽんを獲得。本当にうれしそうでほっこりしました。
お疲れ様でした。フブキさんすきになってしまった。

15位:TMS
大会上位の実力を持つ花芽すみれを筆頭に夏色まつり・常闇トワ両名ともダイヤと非常に平均値の高いptであった。
が、ここもカスタム練習の総合順位からすると悔しい結果におわった。
4戦目NsNに被せ返り討ちにあってしまうが、最後まであきらめない姿勢は賞賛されるべき。
お疲れ様でした。トワ様ってもしかしてかわいい?


最後の方はただの感想となってしまいましたが、これで終わらせて頂きます。
数多くのドラマが生まれ、1リスナーとして非常に満足しています。
駄文失礼しました。

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