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そんなときは大人にだってある

娘が保育園に行き渋る。嫌だとは言わないもののダラダラゴロゴロと床に転がり、着替えるよと声をかけると一生懸命逃げようとする。先々週くらいから始まって、今日は行きたくない意思表示が過去最高だった。

うーん、できることなら休ませてあげたい。でもなあ、ここで癖になってしまうとわたしが身動き取れなくなるし……と思いながらなだめすかし着替えさせ、いつもより時間をかけて保育園へ行った。

うんうん、わかるわかるよ。大人にもある。仕事に行きたくないときはある。まあ、わたしの場合仕事を「したくない」だけど。

ちょうどメンバーの入れ替わりがあって場の空気が変わったことが原因だというのはわかっている。登園の時にまだ慣れない子が泣いているから、それでザワザワっとしちゃうんだよね。

今日も少し泣いたけれど、前回よりは気持ちの立て直しも早くなって、お迎えに言った時にはいつもの元気いっぱいな様子だった。

そう、行ってしまえば、やり始めてしまえばなんてことないっていうのはよくある。娘も保育園に行ってしまえば少し泣いても立て直せる。だから頑張れよと思いながらぐずる娘をぎゅーっと抱きしめて保育士の先生に託すのである。

大人だってずる休みをして良いんだと教えてくれたのは正社員として入社した2つ目の会社の上司というか先輩だった。いや、めちゃくちゃブラハラな人で「これだからB型は、俺はB型とは仕事したくないんだ」みたいな感じでガン詰めされまくって8ヶ月でやめたんですけどね。でも奥さんはB型っていうのが矛盾だったけど。

ガン詰めされまくりで毎日のように泣いていたけれど、今のわたしの仕事に対する姿勢を培ったのはこの8ヶ月だったなあ。なのでとても感謝している。向こうはもう二度とわたしになんて会いたくないだろうけど(わたしも会いたくはないが)

で、その人に怠けたいときは仮病でも何でも使って休んでしまえば良いんだと言われて、「あー、そんなもんかあ」と思ったんだ。その切り札を行使することは会社勤めをしなくなった今、ほとんどないけど、そうだよねえ、休んだって良いんだよねえ、という気持ちは今もある。

だから娘もこの先どうしても気乗りしないとかそういうときがあるなら休ませてあげたいなと思っている。Twitterかなんかでそういう風にお子さんのお休みを許している人の投稿を以前見て、これは自分も採用したいなと思ったのだった。(ただ、当日ではなく事前申告制で、ってしてた気がする、うろ覚えだけど)

もう少ししたら娘もまた元気に保育園に行けるようになるだろう(そしてメンバーがまた変われば揺れるのだろう)とりあえず母としてできることは、変化に慣れさせることと、ちゃんと安心できる存在であること、そのために自分の機嫌をきちんと取るということである。

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