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あなたが食べたいものにしよう

先月、保育参観があった。

去年の保育参観では、保護者に囲まれたいつもと違う雰囲気にのまれてしまい、ずっと顔を埋めて大声で泣いていた娘は、今年もやっぱりほかの子と同じようにはできなかった。

それでも、いきなり泣き出したりせず、ソワソワと落ち着かない様子で、じっと保護者を見たり、机に突っ伏してみたりしながら、一生懸命状況を理解しよう、受け入れようとしていた。
最終的にはわたしの太ももに突っ伏して泣いたけれど、それでも終盤は一緒にワークができたし、ものすごい成長だなと思って今これを書きながらちょっと目が潤んでいる。

二学期の運動会だってそうだ。去年は怖気付いてしまって応援席から離れられなかったのに(それでもかけっこで名前を呼ばれて反射的に飛び出して行った姿を見てボロ泣き)、今年はちゃんと競技に全部参加できたし(それはそれでボロ泣き)

発達はほかの子に比べればゆっくりかもしれないけど、なんとか場に適応しようと努力しているのは見ていてわかる。一年前にはできなかったことを、ちゃんとできるようになっている。

本当によく頑張りました。小さな身体で一生懸命いろんなものを見聞きして、吸収している。素晴らしい。とっても素晴らしいです。

頑張った今日の夕飯はあなたが食べたいものにしよう、と行ったスーパーでクラスの子のお母さんに会って「今日はお疲れさまでした」って言われたけど、あれは季節のあいさつと同じノリの言葉だったのか?
それとも「ずっと泣いていて大変でしたね」という気持ちが含まれていたのか。それも労いなのか皮肉なのか。どれでもないのか。

まあどれでも良い。あなたの成長はちゃんとお父さんとお母さんが感じてる。少しずつでも、ちゃんと成長している姿を見られてわたしは嬉しい。
とっても嬉しいのよ。

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