深爪矯正を始めました(11/9)
決して褒められた話ではないんだけど、わたしの経験が誰かの背中を押せたらいいなと思って。わたしも、顔も知らない誰かのツイートに勇気をもらったから。
あんまり人に話したことはないんだけど、わたしには、子供のころからずっとやめられない悪癖があった。それが爪噛みだ。
いつから噛むようになってしまったのか、何がきっかけになったのか、もう覚えていない。どこかで「親の愛情が足りないと子供は爪を噛む」と読んだことがあるけど、断言してもいい、我が家に関してはそんなことは絶対にない。ただ、6歳でピアノを習い始めたときにはもう、まともな長さではなかったように思う。
それから、かれこれ20年以上。指先を自在に使うことができたから、ピアノを弾く上では良かったのかもしれない。でも、決して人に見せられる指先ではなかった。歯列矯正を始めて「うまく噛めなくなった」あたりから、ただ噛むだけでなくむしる癖もついてしまって。 そうすると、爪はどんどん短くなっていくし、ますます人に見せられる指ではなくなっていく。
何度も何度も「やめたい」「やめよう」と思ったけど、もはや自分の意志でどうこうできるものじゃなかった。補強用のマニキュアを塗ってみたり、Twitterで“育爪アカウント”を作ってみたりしたこともある。けど、どれもこれも、いまひとつ長続きしなくて。もう一生このままなのかな、って半ば諦めていた。
そんな日々のなか、Twitterでたまたまこんなツイートを見かけて。
わたしの爪は、この人のBeforeよりもずっとひどい状態だ。それでも、「あ、こんなに綺麗になるんだ!」と思った。
それからもう一度、自分の爪に目を落として。今までになく強く、変わりたい、と思った。
これが、2週間前までのわたしの爪。
※けっこう閲覧注意です。見慣れていたはずの自分でさえ、こうして写真で客観的に見ると「うっ」となります。おまけに、サイズ調整ができなかったのでばかでかく表示されます(悲しい)。
資料を指さすときに爪が見えないよう手のひら側を上にしたり、友達がネイルの話をしているときに手を机の下に隠したりする、そんな日々を抜け出したいと思った。
その日のうちに、深爪矯正を行っているとあるネイルサロンを予約した。それがいまからちょうど1カ月くらい前かな。
今、わたしの指先にはアクリルの人工爪がついている。本当に恥ずかしい話だけど、「指先に硬いものがある」ことに未だに慣れていなくて。モノと指先との距離感がつかめず、突然不器用になったような不思議な感覚だ。 けれど、人工物とはいえ、ちょっと綺麗な爪がついた指先はとっても嬉しくて。
矯正が終わるまで、しばらく時間がかかるといわれた。けれど、20年以上の悪癖がそんなに簡単に抜けるとは思えなくて。だから、また噛みそうになってしまったときに備えて、経過を記録しておこうと思う。
今回はここまで。人生初のネイルサロンの話は、また次回にでも。ちなみに今の爪はこんな感じ! ゆびがふとい
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