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よりよい関係性を築く雑談力

先日、子連れMBAⓇ内コミュニティで『よりよい関係性を築く雑談力』という講座をコラボ開催させていただきました。私にとっては、育休中の子連れMBAⓇ活動の集大成。自分の中では、「復職前の記念イベント」と位置付けてモチベーション高く取り組み、無事、講座を終えることができました。

企画が生まれた裏話

雑談」がテーマのこの講座。雑談をしている中で生まれました。

事の発端は、子連れMBAⓇで「雑談女王」として有名な講座ディレクターのおちのりこさんと、年末の打ち上げが始まる直前のちょっとした運営の隙間時間にいつも通り雑談して過ごしていました。雑談女王は、誰とでも仲良くなり、すぐご機嫌に相手をしゃべらせる天才だ。ついついおしゃべりになった私は「いや~、のりこさん、最高っすわ~。なんか一緒にコラボでやりませんか?」と口走っていた。すると、のりこさんは「うん、い~よ~。何する~?」と話を折らずに前向きな反応があった。


言い出しっぺの私は、正直、ノープランだった。「とりあえず、なんか、雑談で講座できるんじゃないですか~?」と言ったら、「うん、結構、皆、私の雑談を褒めてくれるから何かやりたいんだけど、何がいいのか自分でもあまり言語化できてなくて…。それ考えてくれたらできるよ~」と。

彼女が雑談の女王だとしたら、私は多弁の分析屋だ。
経営とか会計の難しい分析はできないが、人間観察は昔から得意だった。彼女の雑談の秘訣が分かれば、私はただの多弁から雑談女王へ一歩昇格できるかもしれない。得意の人間観察能力を活かして、彼女の雑談の法則を見出せば、子連れMBAⓇ世紀の発見だ!のりこさんにとっても、講座受講者にとっても、私にとっても、きっと有益な講座ができる!

そう信じて、その日から、のりこさんマニアのようにのりこさんが出演する過去のラジオや録画番組を見まくった。これが私の2022年、帰省をしないお正月の過ごし方である。笑

実施に向けて

雑談の自然な会話の流れから本当に雑談講座が生まれることになりました。

とりあえず、雑談女王の雑談を聞きまくり、メモをとり、雑談コンテンツをグループ分けしてなんとか法則ができそうだった。雑談について書籍を読んだりネットで調べたり、なんとか骨子ができた。講座スライドのテキストは約1日で完成し、すぐさまの雑談女王に送りました。「どう?」

すると、雑談女王から即GOサインが出ました。「これをもとに講座を開いて人を呼ぼう!」

自分達の声から企画が生まれ、自分達の考えが資料となり講座ができる。しかも、相手は雑談女王ののりこさんだ。脳内は浮かれて小躍りしていた。

しかも、何の変哲もない私のテキストだけのスライドを、のりこさんがキャンバに打ち直し素敵なデザイン資料を作ってくれることになった。本当に踊りだしたいくらい嬉しかった。

得意を活かすということ

普段、会社では、アサインされた仕事をやる。だから、事前に自分の得意が分かっていたら、そういった仕事を上司に要求することはできる。だたし、その得意は、スキルとして確立されていないと主張は難しい。

でも、ここ子連れMBAⓇは会社ではない。ワーママコミュニティだ。一見、生産性が上がるとも思えない「雑談」や「多弁」や「人間観察」がスキルとして尊重され、認められクリエイティブな企画が創造される。

「私には雑談力がありますので、雑談力のスキルアップ講座をします!」と見ず知らずの人に誘われて、その講座に魅力を感じるだろうか?

こういったスキルとして確立されていない分野は、コミュニティの中で、長所や得意を見つけ合い、そのコツをシェアするコラボでの取り組みはなかなか良いのではないかと振り返っています。

また、その中でデザインや資料作成といった作業タスクは、得意や苦手をお互いに補い合って完成させることがポイントだと振り返っています。

自分がやりたいこと」だけをやって、「自分達がやりたいこと」を完成させる。
自分がやりたいこと」をするために付随する「やらなければならないこと」を請け負うことは仕方ないという考えもありますが、誰かがそれを得意ならアウトソーシングしてやってもらえば、自分は「自分のやりたいこと」だけに集中できて、お互いWinwinだ!

講座当日も、メイン講師は雑談女王のりこさん。サブ解説は私。雑談の実演も二人でする。とてもいいペアワークでお互いの得意を活かして楽しく講座を開講できました。結果的に、20人近くのメンバーが平日ランチタイムに駆けつけてくれました。(のりこさんの人徳には頭が上がりませんw)受講者の反応を見る限りは楽しんでくれたようで成功したといってよいのではないかと思っています。

企画の終わった後の裏話

実は、講座終了後、雑談女王から別途お声かけいただき、二人で話す機会をいただきました。

そこで、雑談女王のりこさんから何度も「ありがとう」と言われました。

感謝したいのは私の方だったのに、こういう気遣いができるところが、雑談+@彼女の強みだと感じました。

多弁の私は、好きな話を好きなだけしてしまうが、雑談するには、相手に好奇心をもつだけではなく、日々、相手を思いやる気持ちが備わっているんだなぁと改めて雑談女王のすごさを感じました。よりよい関係性を築くには小手先だけのテクニックではないと感じました。

誰からも愛され、その場をあっためる。

雑談女王のりこさんの見習うべきところはまだまだ多そうです。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

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