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私とカウリスマキ

ちょっと通ぶってみたいというよこしまな気持ちで映画を見ている。
少し前のおろかな私はひどいもので誰も話題にしないような古い映画を見れば通ぶれると信じていた。

そんな愚かな私がセレクトしたのがカウリスマキ。フィンランドの映画監督というところも通ぶりポイント。

実際のところ大衆的ではないというだけどカウリスマキ自体は知名度もあるしそれなりの人が話題にしている。私は無知でおろかなだけだった。でもきっとカウリスマキを面白がれる自分は愚かではない。

みんな棒立ち、無表情、動きもあんまりないしセリフもあんまりない。暗い雰囲気で鬱々としている雰囲気。
でもなんか色々あったけど生きていけたね、なんだかんだでいま幸せじゃね?みたいなアンダースローな幸せが画面から伝わってくる。
ひねくれたまっすぐな映画でそれが自分となんとなく重なって見えてしまって好き。

枯れ葉も観に行かないと。
よこしまな気持ちで通ぶりたくなって誰かに読んで欲しくなってカウリスマキを紹介しました。

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