合わないものを取り除くことも、きっと大切。
幼稚園から高校まで、
平日は学校の中だけでも毎日最低1クラス分の人数と会っていた。
大学に入ると、かなり自分の裁量でスケジュールを組むことができるようになり、
平日でも講義のない日を作ることができた。
しかし、ただ座って教授の話を聞いているだけとはいえ講義によっては数百人単位の人と同じ空間で過ごさなくてはいけなかったし、これは自分が選んだことだが大所帯のサークルにも入っていたし、大学にいない時は土日も含めバイトに行っていて、しかもここでまた接客業を選んだ。
なのでトータルで考えると毎日それなりの人数と会っていたと思う。
当時は特に疑問に思ったことはなかったのだが、
大人数×毎日という条件は、
自分にとってかなりストレスフルなのかもしれないと、気づいた。
ここで言う「会う」はお互いを認識するとか、会話するまでもいかない「ただすれ違うだけ」レベルも含んでいるが、
それでも「そこにひとり人がいる」というだけで自分にとっては、違うのだ。
いまはコロナ禍で大人数の集まりは控えるよう言われ、リモートワークも進み、街に人も減り、誰しも以前より「会う人」の人数は減っている傾向にあると思う。
淋しくない訳ではないし、閑散とした街をみて悲しく思うし、たまには大勢で馬鹿騒ぎしたくもなるのだが、
ノイズが減るってこんなに楽なんだなと思う瞬間もやはり多い。
「そこにひとり人がいる」ということで自分が思う以上にたぶんエネルギーを使っている。誰が、ということではなく、どんなに仲が良く気の置けない友人だとしても。できれば関わりたくないなあと思う人なら尚更だ。
当たり前だと思っていた
大人数×毎日
はきっと自分にとって適応しがたいものだったのだろう。
大人数×毎日
であることにエネルギーを吸い取られすぎて
特に大切にしたい何人かのことも、
何より自分自身のことも、
大切に出来ていなかったのかなとも思う。
この条件が合っていないと気づけたことは、
きっと自分にあったスタイルを選択するための大きな一歩だろう。
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